チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

4日~5日、「辺野古の海をこわすな!」緊急集会と政府交渉で東京へ。防衛省役人のあまりのお粗末さ

2015年02月05日 | 沖縄日記・辺野古

 4日(水)、午前中、海保に暴行を受けた左手のケガの状態が良くないので再度、医者で受診。骨折はしていないが、腫れも残っており、レントゲンでも関節の損傷がはっきりと分かるそうだ。「指の靭帯損傷は回復するまで長引くよ」と言われ、がっくりする。この調子では全治2週間(負傷当日の診断書)では済みそうにない。

 昼過ぎから東京へ。「辺野古の海をこわすな!」緊急集会(主催:FoE Japan、秘密保護法を考える市民の会、ピースボート、ピースニュース等からなる実行委員会)に出席。約100名の参加者で盛況だった。安部真理子さん(日本自然保護協会)が大浦湾の自然について、私が、この間の辺野古の状況、特に大浦湾への大型コンクリートブロック投入と「仮設桟橋」(大型突堤)設置の問題点について報告した。カヌー隊のHさん、Mさんらがこの集会の主催者として頑張っておられる。船長のNさんとも久しぶりに再会できて嬉しかった。

      (4日の「辺野古の海をこわすな!」緊急集会)

 翌5日(木)は、参議院議員会館へ。午前9時半から「辺野古の海をこわすな!緊急院内集会」、そして午前10時半から対政府(防衛省)交渉だ。今日の交渉は、今、大浦湾で強行されているオイルフェンスの引き出しや巨大なコンクリートブロックの投入と、まもなく開始されようとしている「仮設桟橋」(大型突堤)の問題に絞って行われた。防衛省からは経理装備局施設技術官付の3名の部員、地方協力局沖縄調整官付の2名の部員が対応。沖縄選出の糸数慶子議員、赤嶺政賢議員、玉城デニー議員らだけではなく、福島瑞穂議員、阿部知子議員らも同席された。

 対政府交渉は正午頃まで、1時間半も続いた。交渉の中で、防衛省が必要な県への手続きをほとんど無視したまま工事を強行している事実が次々と明らかになり、参加者から怒りの声が湧き上がった。(交渉の詳細については明日以降報告したい。)

 また、参加者が呆れて失笑することもあった。私が「オイルフェンスの引き出しは、埋立承認申請等にも記載されていない、いかなる根拠に基づいて施工しているのか、これは不法投棄物件だ」と追求したところ、防衛省役人は「埋立承認申請書には『工事の施工区域を明示するための浮標トウを設置する』とされています。『浮標トウ』となっており、オイルフェンスもそれに含まれています。」と答えたのだ。

 何を言っているのかすぐには分からなかったが、やがて彼の勘違いに気がついた。彼は、埋立承認申請書で「浮標」と記載されているのを、「浮標」と理解していたのだ。追求すると、彼は同僚の役人からも間違いを指摘され、「すいません、解釈を間違っていました。申し訳ございません」と謝罪したが、こんなお粗末な役人が、意味を取り違えたまま工事を強行しているとは、あきれ果てる。断固許せない。

 今日の交渉では、今、沖縄県が、巨大なコンクリートブロックの投入について岩礁破砕の許可申請の対象となるかどうか、また、「仮設桟橋」(大型突堤)については「設計概要の変更申請」が必要かどうかを審査しているので、それまでは作業を中止することを求めた。しかし、防衛省は、「県の判断が出されるまでは、作業を続ける」という態度を変えなかった。

    (対政府交渉前の院内集会で安部真理子さんと私が報告)

     (対政府交渉では、防衛省の杜撰さが次々に明らかになった)

 対政府交渉終了後、官邸前で抗議集会が行なわれた。雪が降り始め厳しい寒さの中だったが、参加者が次々とマイクを握って辺野古の工事中止を訴えた。 

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