チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

「全ての米兵を基地から出すな!」---シュワブでも高江でも県民の怒りの行動が始まった

2016年05月24日 | 沖縄日記・辺野古

  昨日(22日)は、キャンプ瑞慶覧ゲート前での追悼集会の後、名護へ向かった。映画「圧殺の海」の第2部・「辺野古」の完成試写会だ。海上とゲート前での熾烈な規制のシーンがこれでもか、これでもかと続く。私も連日、海に出ていたはずだが、知らなかったシーンも多い。この映画は、5月28日から桜坂劇場で一般上映が始まる。連日、いろんなゲストが上映後にトークをする予定になっており、私も、6月7日、午後2時からお話しをさせてもらう。

 22日はそのまま辺野古に泊り、23日(月)は海上行動のミーティングの後、シュワブのゲート前の座り込みに参加した。米軍属の遺体遺棄事件を受けて、「もう米兵はゲートから外に出るな!」と、メインゲート前で座り込んで米兵車両を出さない行動が繰り返されている。激昂した山城博治さんのスピーチが続く。

 時々、機動隊員が出てきて座り込んでいる県民を強制排除するが、以前のような「檻」がないので、皆、すぐにゲート前に戻る。

 今日は高江でも、北部訓練場のメインゲートの前で、米軍車両の出入りを阻止しているという。今回の米軍属による遺体遺棄事件を受け、シュワブだけではなく、沖縄のあちこちの基地で米軍への抗議行動が始まっている。米軍に、県民の強い怒りを気付かさせなければならない。

 夕刻は、恩納村で開催されている日本宗教者平和協議会の全国理事会に呼ばれている。辺野古から金武町を通って県道104号線を走った。喜瀬武原を過ぎて少し行くと、女性の遺体が発見された場所に着く。周辺はうっそうとした雑木林。彼女はこんなところに長く放置されていたのだ。

 現場のすぐ近くに大きな花束が備えられていた。知り合いの記者に聞くと、ちょうど被害者のお父さんや親族の方が来られていたという。しばらくの間、黙祷。 

 近くのホテルで開かれた日本宗教者平和協議会全国理事会で辺野古の話しをさせていただいた。仏教関係者だけではなく、神主さん、キリスト教関係者らが参加されており、やや緊張する。

 和解以後の辺野古の状況について話しをする予定だったが、やはり今回の事件の話から始めざるを得ない。1955年の由美子ちゃん事件、1995年の3人の米兵による少女暴行事件などの経過を話しながら、思わず胸が詰まり、言葉が出なくなってしまった。

 いつものように、今後の裁判の結果にかかわらず、知事が毅然と対応する限り、防衛局は辺野古の埋立工事に入ることは出来ないことを説明。同時に、今回の事件を受けて状況は大きく転換する、県民は辺野古埋立、米軍基地強化を絶対に許さないと話をした。

 

 

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