7月1日(金)、今日は平和市民連絡会の辺野古・高江便の運転。早朝、那覇インターのバス停でお客さんと猫1匹を乗せ、高江に向かった。
北部訓練場では、3月~6月末まではノグチゲラ等の繁殖期のため、重機を使った工事は行わないことになっている。しかし7月に入るともう何時からヘリパッド工事が始まるか分からない。特に最近は連日のように、防衛局や警察等がゲートの監視に来ており、参議院選挙が終わり次第、防衛局が工事を強行する恐れが強い。
そのため高江の住民の会と現地行動連絡会は、1日の午後、工事開始を阻止するための決起集会を開催した。ゲート前には200人ほどが集まった。辺野古の海上行動のメンバーらも多く来てくれた。
軍警らの過剰警備に抗議し、しばらくゲート前に座り込んだ。
集会では、まず、住民の会や現地行動連絡会から、最近の高江の状況の報告があった。毎日、夜遅くまでオスプレイの訓練が続き、N4のヘリパッドから最も近いAさん宅では、子供たちが眠れない毎日が続いているという。これで後4ケ所のヘリパッドが作られれば、高江の集落全てで同様の被害が発生する。
7月に入り、工事開始を許さないために、昨夜から数ヶ所のゲートで24時間の監視体制が始まっている。N1地区、G地区の工事はすでに業者との契約を終えており、H地区の工事も現在、入札手続きが終わり、まもなく業者との契約が締結される。6月18日には、沖縄の海兵隊のトップ・ニコルソン中将が記者会見で、「北部訓練場の一部を来年初めに日本に返還する」「今年下半期に動きがあると期待している」「ヘリパッド工事に着工すれば、およそ2ケ月で完成する」と言明した。米軍のこうした圧力で、防衛局がヘリパッド工事強行に入る恐れが強い。
沖縄平和市民連絡会の共同代表が参議院選挙応援のため来られないので、私が平和市民連絡会としてのアピールをさせてもらった。
今日の集会に向けて昼過ぎ、メインゲートには機動隊のバス6台ほどが入っていった。そして、ゲート前には軍警(米軍雇用の日本人警備員)が立ち並んだ。また、米兵らも参加者にカメラを向け、映像を撮り続けている。たった1時間の集会にすさまじいほどの過剰警備だ。
(参加者の映像を撮り続ける米兵)
軍警の後ろに、大勢の機動隊員が待機している。
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集会終了後、辺野古に寄り、大急ぎで那覇に戻った。6時から県庁前で伊波さんの決起集会に参加。志位共産党委員長や小沢一郎生活の党委員長、民進党の荒井議員らが顔を揃えた。伊波さんの力のこもった演説に大きな拍手が湧き上がる。