チョイさんの沖縄日記

辺野古や高江の問題等に関する日々の備忘録
 

海保に転覆させられた抗議船(ラブ子)の船長、米軍の軍警に不当逮捕された目取真俊さんが国賠訴訟を提訴!

2016年05月12日 | 沖縄日記・辺野古

 5月12日(木)、辺野古新基地建設事業に反対する海上行動に関して、2件の国賠訴訟が提訴された。那覇地裁に提訴した後、県庁で記者会見が行われた。

・「目取真氏が損害賠償求め、国を提訴」(2016.5.12 NHK沖縄ニュース)

  (米軍による不当拘束について説明する目取真俊さん(中央))

 昨年4月28日、抗議船「ラブ子」が海上保安官らによって転覆させられた。この転覆事件では、乗員4名が海に投げ出され、1名は救急車で病院に搬送された。そして、「ラブ子」は水没してエンジンも使用不能になり、船は結局、廃船ということになってしまった。

 この事件は、海上保安官らが「ラブ子」の定員を超えて乗り込み、さらに1名の保安官が海中から「ラブ子」の左舷側を引き下げて乗り込もうとしたために転覆したものだ。そのため、「ラブ子」の所有者が、海上保安官らの職務上の注意義務違反行為によって損害が発生したとして国賠訴訟を起こしたのだ。

・「抗議船『ラブ子』が海上保安官らによって転覆させられた!」(2015.4.28 ブログ

 さらにもう1件の国賠訴訟が目取真俊さんによって提訴された。本年4月1日、目取真さんは、他のカヌーメンバーと共に海上での抗議行動を行っていたが、その際、米軍の軍警によって不当拘束され、海上保安庁に刑特法違反容疑で逮捕されてしまった。

 その際、目取真さんは、濡れたウエットスーツのまま8時間にもわたってキャンプ・シュワブ内に拘束され、弁護士を呼ぶようにとの要請も無視され続けた。この間、拳銃を着装した米軍兵士が監視を続けたという。

・目取真俊さん、米軍の軍警に不当逮捕される!」(2016.4.1 ブログ) 

 目取真さんは記者会見で次のように述べた。

「和解で工事中止となった3月4日以後、我々がフロートを超えても海上保安官らは全く規制をしていない。そのような状況の中で、今回の不当拘束は、米軍が直接、市民弾圧に乗り出したものだ。8時間にもわたって基地の中に拘束され、憲法で保証された弁護士を呼ぶことも拒否された。その間、弁護士や国会議員らが問い合せても、私は全く所在不明ということにされてしまった。同じことが、米兵だったらどうなっているか? 米兵が逮捕されて8時間も所在が明らかにされなかったら、それこそ大変な国際問題になっていただろう。日米地位協定が憲法よりも上にある状態ということが示されている。」

 この2つの国賠訴訟を全力あげて支援していきたい。

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