３月31日（火）、今日は午前４時45分に那覇を出発。早朝６時からのシュワブ基地ゲート前での抗議行動に参加した。その後、Nさんと「平和丸３号」を担当、カヌー隊のサポートにあたった。他には、「ラブ子」「さと号」「不屈」が出た。カヌー隊は16艇。
辺野古近くでカヌー隊に合流。再度、長島の間を抜け、大浦湾の航路入口から海上ボーリング調査を続けているスパッド台船に向かった。翁長知事の海上作業中止指示にもかかわらず、政府は、昨日、農水大臣に知事の指示の執行停止を決定するという茶番劇を行った。そのため、今日もボーリング調査が行われているので、カヌー隊と船団はゲート前と連帯して強い抗議行動を行う予定だ。
しかし、今日は海保の規制が特に厳しく、航路入口から中には全く入れようとしない。「平和丸３号」にも、海保のゴムボートがまとわりついてくる。カヌーの拘束が始まったので、そのサポートに向かおうとすると、すぐにゴムボートを「平和丸３号」に横付けし、保安官たちがドヤドヤと乗りこんできた。そして、操船していた私を力づくで押しのけ、航路の外の外洋まで連れて行かれた。沖合でやっと解放され、また皆のところに戻ろうとするが、皆に合流する手前で、再度、保安官たちが船に乗り込み、沖合まで連れられてしまう。何故か、「平和丸３号」には特に規制が厳しい。
（全速力で規制に向かってくる海保のゴムボート）
沖合で解放され、また、皆のところに戻っていった。その時、カヌー隊が、いっせいに海保の規制をすりぬけ、スパッド台船の近くまで進み始めた。「海猿」たちが海に飛び込み、海保の実力行使が始まる。「平和丸３号」も、付きまとっていた海保のゴムボートの横を全速力で抜けてカヌー隊のところに向かった。海保のゴムボートが慌てて追いかけてくるが、そう簡単には捕まらない。
それでも、何隻かのゴムボートに進路を塞がれ、危険を避けるためスピードを落とした際に保安官たちが「平和丸３号」に飛び乗ってきた。その時、私を力づくで操船席から追い出した保安官は、私に向かって「またケガをするぞ！」と叫んだ。
これだけでは済まなかった。その保安官に抗議をしていると、海保の指揮船・「アルタイル」がやってきた。そして、甲板に出ていた海保の指揮者・吉田が、私に向かって、「黙れ、告訴人！」と２回にわたって大声をあげたのだ。
私は、１月29日、乗りこんできた保安官の暴力により全治５週間のケガをさせられた（１月29日のブログ参照）。その時、暴力をふるった保安官に名前を名乗れと抗議すると、彼は「海保太郎だ。」「私の名前は海保太郎です。」と繰り返した。あまりのふざけた対応が許せなかったし、ケガも予想以上に長引きそうだったので、２月17日、「自称海保太郎他」を特別公務員暴行陵虐罪で告訴した（２月17日のブログ参照）。昨年８月からの海上行動で４人目の告訴だ。
今日の海保の指揮者・吉田や保安官の暴言は、この告訴が海保にとってよほど応えていることを示している。最近、私の乗った船に規制が厳しい理由も、告訴への報復だろう。それでも、「またケガをするぞ！」「黙れ、告訴人！」というような暴言は絶対に許すわけにはいかない。
（カヌー隊に対して、突然、海保の実力行使が始まった。）
（海猿たちは、海に飛び込んでカヌー隊の規制を始める。）
（辺野古から長島に向かうカヌー隊）
（今日も海上ボーリング調査が進められている。）
農水大臣の執行停止命令に抗議して、シュワブ基地ゲート前では早朝６時から100名以上が集まり、抗議行動が始まった。ボーリング調査を行っている中央開発㈱の車が来たため、その前に座り込んで進入を阻止する。
私は船の準備のため、午前７時半頃ゲート前を離れたが、そのすぐ後、Kさんが不当逮捕されたという知らせが入った。以前、オスプレイ配備阻止で普天間基地を封鎖した際、機動隊が道路に一角に大勢の市民をとじ込め、トイレに行くことも禁じるという不当な拘束を行ったが、今日も機動隊は同じ規制を行ったという。そのため、Kさんが機動隊員に抗議したのだが、それを公務執行妨害ということで不当逮捕したのだ。
午後、船を降りてから名護署へ。皆で、「不当逮捕を許さない！」と抗議し、Kさんに届けとばかり大声のシュプレヒコールを続けた。
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