
北門通りに新しくオープンした「金香楼」。そこのメニュー看板に「金香楼特製壺料理+麻婆豆腐(700円) “1日20食限定”」というランチが出ていた。赤字で特筆してあるところを見ると、これは相当の自信作なのであろうか。 さっそく入店する。初めて来たときは1階に案内されたのだが、今回は2階である。 エレベーターを降りると、ドアの前にスタッフの方が待ち受けていた。無線で連絡がいっていたのであろう。この辺のシステムは、大通りの大店と似ている。 1日20食限定ランチを注文して待つこと10分。金香楼特製壺料理と麻婆豆腐、その他こまごまとしたものがワゴンに乗せられてやってきた。 それが冒頭の写真である。 ![]() 壺のフタを開けると、一気に湯気が立ち昇る。それと同時に、滋味深い薬膳的な香りがあたり一面に広がり、鼻腔を刺激する。 壺の中を覗くと、ほとんどがスープである。具を調べるため、下のほうに沈んでいる連中をお玉ですくい上げてお椀に投入。ホロホロと崩れそうに柔らかい骨付き鶏肉、椎茸、大根、トロトロに煮込まれてフニャフニャになったニンニク、生姜の薄切りが確認された。 お味? う~ん、そもそも私は薬膳っぽい味が好きではないので、これはどうかな。人によって意見の分かれるところだろうね。ただ、身体には良さそうだ。 麻婆豆腐。これはもう、「辣」の専門性にはかなわない。 でも、広いフロアでゆったりと食事ができ、スタッフのサービスも行き届いているし、焼物・揚げ物もついてくるし、これで700円なら立派なランチだと思うよ。 ![]() 壺料理は、エントランスに置かれた特大壺で一昼夜蒸すんだとか。そういえばスタッフの方が、ワゴンに乗せた壺料理をここまで運んでいるのを時々見かけるが、この特大壺の構造はどうなっているのだろうか。熱源は何なのかな。近くにコード類があるので電気なのか…。 壺の横腹になにやら紙が貼ってあるでしょ。ここにはその日に提供した壺料理の個数が、正の字を書いてカウントされているのだ。 近づいてみると、正正正正+3…ええっ、23だ! もしかしたら正確に20食限定なのではなく、おおよそ20食限定なのかも。 ![]() 本日のランチメニュー。 2番以下は入れ替えがあるのだが、1番の壺料理は定番のようで、毎週ここに表示されている。 ところで、あの特大壺、どこかで見たことがあると思って長安道を歩いていたら、こんなものを発見! ![]() 馬さんの店「龍仙」の店頭に置かれた特大壺! ![]() 「ハマる横浜中華街」情報はコチラ⇒ ![]() |
が、内容はちゃんと値段相応に変えているようですね。
休日だと大根でなくて、冬瓜になっています。
きのこもしいたけの他に、雲南料理に出てくるような
きのこ(茶樹茸?)も入ってました。
具もごろごろ入っていて、量もかなりあって飲みきれませんでした。
あと大壺の構造ですが、一品料理のメニュー内に写真が出てましたよ。
内部に何段も棚ができていて、その中に小壺をたくさん並べてました。
麻婆豆腐は多分同じですね。あまり特徴がありません。
激辛では無いですが、口が麻痺してスープの味が分かりにくくなるので、
あんまり良い取り合わせじゃないと思いました。
こういう薬膳スープは大好きなので、700円ならば一度いってみなくては・・・!
しかし、確かに組み合わせる料理が麻婆豆腐というのは「?」ですねえ。
「えぇ~!同じものが平日だと700円なのぉ!!
とガッカリしましたが、本須さんのおっしゃる通り、
冬瓜、(正体不明の)きのこ等々入っていたので、
「なるほど。一応差別化してるのね・・・。」と納得しました。
余談ですが金曜日にグループ店の「天香」が、
VivavivaV6に出てました。
このグループのお店って、定期的にテレビに出ている気がします。
麻婆豆腐はそれほど辛くありません。
◇本須さん
平日と休日では素材を変えているのですね。
◇アリーマさん
はっきり言って麻婆豆腐とこのスープの取り合わせは失敗です。
◇ゆりんさん
大根が冬瓜に、椎茸がなんとか茸に変わると980円なのですね。
それと、聞いたところ、一人客はなるべく2階に通すとのことでした。1階で食べられた酔華さんがうらやましいです。
ところで、私が行った水曜日、オーダーが提されたときに、壺の中身について、サーブしてくれたマネージャーさんから説明がありました。
そのときは大根ではなく冬瓜でした。
自身のブログは大雑把なので(笑)、椎茸としか書きませんでしたが、普通の椎茸のほかに茶椎茸というのも入っていると言われた気がします。
平日休日で内容はそう変化ないように思ったのですが、休日値段で吊り上げているだけとか??
でも、休日の方が豪華かもしれないし、違っていたらごめんなさい。
管理人様…Q 壺の数が限定数と違うのでは?
A 申し訳ございません。確かに20個以上作っております。こちらは、壺の構造が5段になっておりまして、前日の夜から蒸すのですが、一番下の段に置いている壺と、一番上の5段目に置いている壺では熱が行き届く加減が違ってきます。最初に大壺に入れる段階での個数は25~30入れるのですが、内数個は熱が加わりすぎて具材がボロボロになってしまい、お客様に提供する事が不可能です。この壺料理はそのレシピの伝承通りに忠実に再現しております故、食材から滲み出る煮汁が全てでございまして、味の調整というのが熱加減次第というかなりアバウトな調理方法を取らざるを得ない料理でございます。当初始めた段階では20個はおろか10個程がお客様に出せる程度でございましたが、現在では20個以上は何とか作れる様になっております。(と申しましても油断はできませんが)提供できる個数を不安定な状態にも関らず、はっきり明示致しました事は深くお詫び申し上げます。回答になっていましたでしょうか?
本須様…Q 麻婆豆腐との取り合わせは良くないのでは?
A 麻婆豆腐との取り合わせは当初は、サラリーマンの方たちに、寒い時期に入るので、温かいスープと辛い麻婆豆腐の組み合わせで、体を温めていただこうと考え、組み合わせましたが、安易な考えだったと猛省致しております。早速、組み合わせを調理場と考えて変更いたしたいと思います。
瑞穂@芙蓉茉莉花ファン様…Q 一人のお客様は2階に通すとのことでした
A 一階が混んでる時は2階にご案内いたしますが、基本的にその様な指示は致しておりません。大変失礼致しました。今一度ホールの教育を徹底致します。誠に申し訳ございませんでした。
ゆりん様…Q 平日と休日は値段が違う!
A こちらはおっしゃる通りでございまして、正直、具材も変えてはおりません。コスト的に700円という金額が全く採算が合いませんでして、平日はお店の認知とランチ激戦区の目玉商品と、サラリーマンの方へのサービスの意味合いも込めてご提供致しております。ですので休日の値段が本料理の適正な値段としてお考え願えないでしょうか?どうしてもというご意見がございましたら調理場と再考致します。
以上、長々と書き込みさせて頂きましたが、皆様のご意見はオープンしたばかりの当店にとりましては大変貴重で、ただ御礼申し上げるのみでございます。今後も厳しいご指摘、ご意見を頂きながら精進していき次第でございますので、引き続きご愛顧の程を宜しくお願い申し上げます。
1階はいい感じですが、2階も良かったじゃない。
広いからテーブルがくっついてなくて。
隣の客がタバコを吸っていたけど、あまり気にならない距離感でした。
管理人だけでなく、コメントをいただいた方々にまで丁寧な回答をありがとうございます。
壺数は、私の思ったとおりおおよそ20だったのですね。
かなり微妙な作り方なのでしょうね。
いろいろ参考になりました。
ありがとうございます。
コメントありがとうございました。
お店から真摯な回答をいただけて、大変ありがたく思っております。
確かに手の込んだ大変美味しいスープでしたので、980円という価格はもっともなのですが、
休日しか中華街に足を運べない身としては、
平日と同じメニューで価格が高いのであれば、
何かちょっとでも色を付けていただけると嬉しかったりします。
麻婆豆腐のメニュー変更をご検討されているのとのこと。
メニューが変りましたらまたお伺いしたいと思います。
管理人さま
金香楼さまへの返信に、この場をお借りしてしまって申し訳ありません。。。