無くならない中華街の不法投棄

2006年11月26日 | 中華街いろいろ

　横浜市のライブタウン事業を利用して大通りをリニューアルした横浜中華街ですが、ゴミ問題はいっこうに解決されていないようです。
　排出日を守らないゴミ出し、事業系の不法投棄、観光客のポイ捨て等々、眼を覆いたくなる光景を毎日見ていると、ほんとうに嫌気がさしてきます。世界中から観光客が来るというのに、こんな状態でいいのでしょうか。
　「清掃局は何をしているんだ！」と言う人がよくいますが、これは行政の問題よりも住民、店舗側、お客のモラルの問題の方が大きいと思いますよ。清掃車が来てきれいに片付けて行っても、その数分後にはまた不法投棄されているのですから。もし、こんなことをさせないよう監視するというのなら、あらゆる街角に２４時間、人を貼り付けなければなりません。でも、こんなことをしたら、莫大な費用がかかってしまいます。
　一方、モラルの向上云々と言っても、現実には絵に描いた餅同然で、どうにもならないのがもどかしいところです。抜本的な対策はないのでしょうか。


■この豊年油の缶は、どうみても事業系ゴミでしょう。これが６缶も出されていました。ここは横浜中華街のなかでもゴミの出し方がかなり悪い場所です。	■コチラの缶には「出す曜日が違う」という警告書が貼られています。家庭ゴミならばこの貼紙でいいのでしょうけど、これは明らかに事業系ゴミ。警告書を貼るなら「家庭ゴミに出さないで事業系として処理してください」でしょう。

■わりと歩道幅の広いところでは、植え込みのあたりにゴミが山と詰まれています。不法投棄かどうか分かりませんが、あまりにも見栄えが悪過ぎます。開港道にて。	■西門通りにて。石川町駅に向かう観光客が捨てていくのでしょうか。小さなゴミ箱から肉まんの包み紙やコンビにで買ったジュースのパックまで溢れかえっています。

■リニューアルした際に設置した観葉植物のプランター。ここに甘栗の皮を捨てる客が多いのです。「お兄さん、おまけしとくよ」と言って甘栗を売っている人、店にも問題があります。せめて、自分のテリトリー内くらいは清掃してほしいものです。ちなみに日本大通に最近オープンしたケーキ＆レストラン「ハーバーズ・ムーン」の従業員は毎日、中華街エリアまで清掃活動をしています。	■観光客が大通りに捨てていった「よしもと水族館」のチケット。汚れた布はハンカチでしょうか。ハンカチ王子が汗を拭いたものなら拾っていくのですが、口の周りについた海老チリソースを拭いたか、あるいは汚いお尻を拭いたかもしれないハンカチのようだったので通り過ごしてきました。それにしても、こんなものが結構、落ちているのです。

■朝の西門通り。顔をしかめ、散乱するゴミを避けながら足早に出勤する人たちも多くいます。	■ゴミを漁る人。最近は中華街の中でも見かけるようになりました。