開港道の「皇朝」４号店に３人のチャンプが

　「皇朝」といえば世界チャンピオンの店として、今や大々的に売り出し中の店です。２００４年夏に第１号店を開業して以来、２年間で４店舗出店ですから、かなりのスピードで発展しています。
　ここのチャンピオンが、第１回世界チャンピオンから第２回世界チャンピオンに代替わりしたことは８月７日の記事に書きました。
　お店の料理長が代わるということは、よくあることですから、なんら不思議はないのですが、問題は初代チャンピオンが別人になっていることです。

　写真左は、２００４年のオープン時に紹介されていたチャンピオンです。これによれば蔡曜という人だったことが分かります。１９９２年の第１回中国料理世界大会個人優勝とあります。
　ところが、４号店の看板に出ている第１回世界チャンピオンというのは、朱偉民になっているのです。
　この違いは、何なのでしょうか。

　これはあとになってから分かりました。
　蔡曜は１９９２年に行われた第１回中国料理世界大会の料理部門での優勝者であり、朱偉民は同じ大会の点心部門での優勝者だったのです。
　この中国料理世界大会というのはオリンピックのように４年に１度開催されています。そして熱菜部門とか点心部門というように、いくつかのジャンルに分けてその技術を競っているようです。
　もちろん日本の中華料理のシェフも参加しています。