もう先月のことになってしまったが、狭い我が家にお客さんが大勢お泊りにやってきた。 そこで、私の寝場所も提供することになり、こともあろうに一家の主がその日は外泊する羽目になってしまった。 みんなの犠牲となった亭主がホテルに一泊となれば、当然、ニューグランドかニッコーあたりが相応しいのだが、今回は町の探索も兼ねて寿町のホステル・ビレッジにしてみた。 冷たい雨の降る夜、私はひっそりと家を出た。 石川町駅で降り、いつも向かう中華街方面とは逆の方へ歩いて行く。 幹線道路を超えた向こう側が寿町だ。 11月とはいえ、雨が降っていることもあってかなり寒い。 こんな天候なので人通りはまったくない。匂いも、騒音もない、静かな町である。 ホステル・ビレッジのフロント。 ここで手続きを済ませて、部屋のカギを受け取る。 宿泊は向かい側の「林会館」。 写真に写っている窓口は林会館の帳場だが、ホステルの宿泊者は前のフロントで手続きをしているので、ここはそのまま通過する。 1階から4階までは通常の簡易宿泊所で、おじさんたちが住んでいて、ホステルはその5階にある。 エレベーターがないので、階段をエッチラオッチラと昇る。 途中に本などが置いてあるが、とりあえず見向きもせず昇り続ける。 まあ、この辺の本はあとで借りて読むかな。 外国人宿泊者が多いため、こんな日本風の装飾が多い。 やっと5階に到着! 照明もなかなか凝っている。 背の高い外国人が多いのだろう。 ここが私の部屋だ。 3畳ないかも。 それでも一人で寝るには十分なスペースだ。 クーラーも完備しているので、快適、快適。 テレビも冷蔵庫もある。 壁の上部は棚になっているから、かなりの荷物も置ける。 ドアには注意書きが。 外国人向けに手ぬぐいの販売も。 チェックアウトする際の注意事項。 ここで生活するための外国人向けお知らせ。 同じく日本人用。 フロントで売っているコーヒーの案内。 共同トイレだが、非常にきれいだ。 消臭元もバッチリ! ただし男女共用なので、男子が小を使う場合はカーテンで仕切ることになる。 共同炊事場。 電子レンジもある。 調理器具もだいたい揃っている。 包丁、まな板までまで借りることができる。 近くにある銭湯の案内だが… 館内にはシャワーがある。 前回泊まった時は有料だったが、今では無料になったようだ。 これらは有料。 洗濯機に乾燥機まで備えられている。 屋上へ行く途中の踊り場が談話スペースになっている。 もちろん禁煙だ。 でも、別に喫煙所がある。 「封神演義」だ! 廊下でのおしゃべりが響くので、夜9時以降はとくに注意。 屋上。 以前は殺風景だったのに、いつの間にかリゾート地みたいになっていた。 南洋のイメージなのかな。 チェックアウトするときは、シーツ・布団カバー・枕カバーをここに出しておく。 赤いマークが、ここに宿泊した人たちの住んでいる都市だ。 アメリカ、ヨーロッパ、東南アジアが多いみたい。 「林会館」での宿泊は快適なものだった。 かなり静かで、室温も最適だし、狭さも感じさせない。 これで3000円! チェックアウトして町中に出ると、そこには静かな寿町があった。 かつては溢れるほどいた血気盛んな労働者をほとんど見かけない。 替わってすれ違うのは、車いすに乗ったり杖を突いて歩く高齢者だ。 そしてリュックを背負った外国人バックパッカー。 かつてのドヤ街のイメージはなくなってきたようだ。 ということで、朝食は横浜中華街へ。 向かった先は、朝粥の店ではなく、 老舗喫茶店の「ブラジル」だ。 相変わらずこんな感じ。 おばさんたちが取り仕切っている、懐かしい喫茶店。 改築する前はもっとレトロで、いい雰囲気だったなぁ。 ネルドリップで淹れたコーヒーが旨い! ハムサンドもだ! ←素晴らしき横浜中華街にクリックしてね |
思いまで紹介されていました。確か録画したはずだけど
どっかに残っているかなぁ。
屋上、いいですね。いい季節に缶ビール片手に和んでみ
たい感じの場所ですね。
酔華さんだったら きっとそのうちに簡宿に連泊してレポー
トしてくれると信じてます。
何回か1泊だけはしましたが、
なかなか連泊はできません。
でも、ここから仕事に行くことを考えたら、
便利だなぁ…
近くの山多屋酒店では朝9時から角打ちできるし…
一度、どうですか。
なかなかいいですよ。
予約しておけば、心置きなく飲めます。
屋上ビアガーデン、いいですねぇ。