4月17日
今日は雨が降り出しました・・・・。そういえば先週も雨でしたね。
今日の練習は、奥田先生にご指導いただきました。
参加人数は、ソプラノ8名、アルト12名、テノール1名、バス4名の25人。
いつものように、発声練習からスタート。
息を流すという意識を持って、決して喉を締め付けず、響きを大切に、などなど的確なアドバイスを頂きながら・・・・・。
発声練習の後は、現在練習に取り組んでいる、モーツアルトの「ミサ ブレビス」(Missa brevis in D major KV194)に取り掛かります。
先週、奥田先生はお休みだったので、どこまで進んだのか団長が説明したところ、奥田先生はしばし作戦タイム。
残り1時間半の練習時間をどのように使っていくか、頭をめぐらせています。
・・・・先生は大変だなあ・・・・。
先週は3楽章のクレドの67小節 Andante moderato 部分まで一応進みましたが、「おさらいをしてみて、先に進めるようなら進んでみましょう。先に進みたいですよね?」
さてさて、その結果はいかに・・・・・・。
全員で一通り歌った後、曲の部分を区切り、各パートごとにおさらいを繰り返します。
その途中で、先生が一言「パート内がバラバラ・・・・・」と。
先生は一計を案じ、「ちょっと今日はゲームをやってみましょう」とおっしゃり、各パートを4人ずつに分けました。
ソプラノ2グループ。アルト3グループ。男声はテノールとベース一緒に5人で1グループです。
先生「私がこれから、あるキーワードを言います。皆さんは頭の中で、そのキーワードから想像される物をイメージしてください。せーのっ!!で、声に出して言ってみてください。4人が同じものを言えたらバッチリ、オッケイ!!です」
先生「第1問!・・・・・白くて丸いもの・・・・・」。
一同真剣に考えます。
先生「せーのっ!!」 一同「××××!」「*******!」「△△△△!」
みんなバラバラ。ボールだったり、大福だったり、雪だるまだったり、大騒ぎです。
「ぜんぜん合わないよ~!!」。
先生「これは、繰り返しているとだんだん合ってくるんです。相手が何を考えているか、お互いちょっと気を付け合う事で・・・・」
心理学的にも証明されているようです。
「青くて大きいもの・・・・・」「せーのっ!!」
「××××!」「*******!」「△△△△!」
「ねばねばしたもの・・・・・」「せーのっ!!」の前に誰かが思わず「納豆!!」
一同大爆笑。
「黒くて美味しいもの・・・・」と質問は続きました。
先生は、各自が同じパートの中でもっと心を一つにする努力をしましょう、と教えてくださったのです。
笑いの絶えないゲームの後は、歌詞を無視した練習をしました。
どういうことかというと・・・・・。
「ミサ ブレビス」はラテン語の歌詞。みんな慣れない言葉を必死で追っかけています。
単語のみならず、音節ごとに切れ切れになっていて、音楽に流れが無いということのようです。
そこで、先生は、「歌詞は無視してください。全部アーで歌ってみましょう」と。
クレドをみんな「アー」で歌ってみました。アラ不思議。フレーズが良くわかり、各パートの音も良く聞こえ、音楽らしくなりました。
と言うわけで、今日は先には進めませんでしたが、「目からうろこ」の良い練習でした! 奥田先生、ありがとうございます!!
「白くて丸いもの」「青くて大きいもの」「黒くて美味しいもの」・・・・・皆さんは何を想像しますか?