子供たちを祀る木のお墓と違い、
岩窟墓は至る所にあって、今も利用されている。
横穴は2m四方とか、結構奥の方が広くなっているらしく、
掘るには3か月以上、時間がかかる。
だから、自分が死ぬ前にお墓を掘りはじめるんだと。
上の方が偉い人で、下の方は一般人。
一般人でも家系によって、場所が厳密に決められるそうで、
一回掘りかけたけど、やっぱりここじゃなかった、ってなって、
掘り直しているお墓もある。
洞窟の周りには、自分を模したタウタウを置く。
この人たちが亡くなってここに入っているのかと思うと、
なんとも言えない気持ちになる。
岩の崖に穴を掘るお墓だけではなくて、
洞窟をそのままお墓にしているところもある。
やっぱりタウタウが置いてあったりするけど、
こちらは棺桶が壊れて、ガイコツがむき出しになってる。
日本人的にはこんなに粗末な感じでいいのかと思うけど、
これはこれでいいらしい。
で、やっぱり、一年に一度の掃除のとき以外は手を付けないらしい。
夜はちょっと、来られないな。
これまでの一生分のガイコツを見た。