もう一月前になっちゃったけど、マルタ旅行の追憶。
飛行機での行き、初めて急病人が出て、近くの空港に降りる飛行機に乗り合わせた。
夜行便だったから寝てたんだけど、どこか遠くで医者を探しているアナウンス。
そんなに大事だと思っていなかったんだけど、CAが何やら慌ただしくなって、
機長から、シンガポール空港に緊急着陸すると。
飛行機はグインと航路を直角に曲げ、一路シンガポールへ。
前の方では心肺蘇生をやっているのが見えて、
携帯ムービー撮らないで下さいとのアナウンスあり。
ドバイでの乗り継ぎ時間は2時間半くらいだったはずだけど、
希望は持ちつつも、これは乗り継げないなと半ば諦めに入る。
シンガポール着陸。
ここで焦っても仕方ないと、腹を決めて、これ幸いと睡眠を取ることにする。
1時間半くらいして、何やら飛び立つ気配なんだけど、
今度は、左前に座っていた少年の吐き気が止まらないらしく、
家族はシンガポールで降りることを決断。
なんやかんやで、結局2時間くらいして離陸。
ドバイ着陸前に、乗り継ぎ便の情報は地上係員に聞いて下さいとアナウンス。
そうだよな、CAに聞いても、細かいことまで分からないだろうな。
乗り継ぎ便として、機内のモニターには上がってくるけど、ゲートは書いてない。
次の便の15分前にドバイ着陸。
次の飛行機が待っててくれないかなーと淡い期待を抱きながら降り立つと、
エスカレーター式にTransitカウンターまで誘導され、
そのままそこの係員に翌日の同じ便のビジネスクラスのチケットと、
今日のホテルのチケットを渡された。
でもなぁ、最近、諦めが悪くなったんだよなぁ。
しかもまだ朝の8時。ここから24時間待つのはもったいないし、
24時間あったらさすがにマルタに着くだろう、と根拠のない確信を持つ。
もう一度、列に並び直し、他に便がないか聞くも、お兄さんの前に撃沈。
改めて列に並び直し、他に便がないか再度聞くも、おばさんの前に撃沈。
作戦変更して、幸いにもドバイはWifiが飛んでるから、
自分でマルタまで最速で着く方法を調べることにする。
たぶん、マルタへはエアマルタが一番本数が多いだろうと思い、
チケットを予約するときに見た他の経由地を思い出しつつ、
発着便の案内板を見る。
と、ちょうどよい時間帯にドバイ発イスタンブール行の便があって、
調べると、イスタンブールからマルタへちょうどよく乗り継げて、
18時にはマルタに着くという。
いや、これしかない、と思って、
列に並びつつ、イスタンブール発マルタ行の便の予約を、
最後のクリックだけ残して、トランジットカウンターでまずは交渉。
このチケット、イスタンブール行に変更してくれ。
お前は、マルタに行きたいんじゃないのか?
うん、マルタに行きたい。
じゃあ、明日しかないよ。
いやいや、何としても今日中にマルタに行きたいから、
イスタンブールで乗り継いで、マルタに行くんだ。
イスタンブール―マルタのチケットは自分で買うから、
イスタンブール行のチケットに変更してくれるだけでいい。
分かった、調べる。
この便で間違いないか?
うん。
と、そしたら、他社便にも関わらず、イスタンブール経由マルタまで抑えてくれた。
イスタンブールへはビジネスで。
ありがとう。さすがエミレーツ。
評判のエミレーツのビジネスを満喫しつつ、美味しいワインを頂きつつ、
イスタンブールに着いて、とりあえずトルコビール飲んで、
今度は時間通りマルタへ飛んだ。
いやー、24時間で5か国を経験するとは。
でも、ミニマムロスで済んでよかった。
おかげで睡眠も十分にとれたし、これでマルタを楽しめる。