imagination puff

ふきだまり

Toraja⑦

2017-06-23 00:29:36 | Indonesia

朝一で水牛の市場へ。

牛はいろんなところから持ってこられるらしいけど、

持ってきたばっかの牛は茶色がかってて、

手入れされるにつれて黒くなって、値段も高くなるんだと。

隣の市場に行って、ぶらぶらしつつ、

かりんとうみたいなのと、ココナッツまんじゅうみたいなのを買って、

車の中で意外においしいと食べながら、Palawaへ。

ケテケスのトンコナンよりもこっちのほうが好き。

ケテケスは誰だったか、日本人の先生がコンクリートで固めてしまって、

せっかくの趣が台無しになってる。

やっぱり土台は木であって、屋根は竹であってほしい。

トンコナンの正面には水牛の角が飾ってあって、

角の数が、言わば借水牛の数らしい。

お葬式の時には自分で水牛を用意するだけなくて、

親戚やつながりのある人が水牛を持ってくるらしい。

ただ、それは上げきりではなくて、

もらったらいつかは返さないといけない。

その返していない数が、角の数。

屋根は竹。

トラジャはとても水が豊富で、至る所に竹が育っている。

昔から竹を使う文化があって、見た目からは想像できないほど、

トンコナンの屋根にはすごい量の竹が使われている。

中は普通の住居と、米を蓄える倉庫になっているものがある。

米の倉庫の中で作業するのは男と決まっていて、

女は絶対に中に入れない。

観光の為にわざわざ取っているのではなくて、

実際にまだ使っているというのが、なんともいい。

白川郷みたいでしょ、と言われてうなづけた。


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