朝一で水牛の市場へ。
牛はいろんなところから持ってこられるらしいけど、
持ってきたばっかの牛は茶色がかってて、
手入れされるにつれて黒くなって、値段も高くなるんだと。
隣の市場に行って、ぶらぶらしつつ、
かりんとうみたいなのと、ココナッツまんじゅうみたいなのを買って、
車の中で意外においしいと食べながら、Palawaへ。
ケテケスのトンコナンよりもこっちのほうが好き。
ケテケスは誰だったか、日本人の先生がコンクリートで固めてしまって、
せっかくの趣が台無しになってる。
やっぱり土台は木であって、屋根は竹であってほしい。
トンコナンの正面には水牛の角が飾ってあって、
角の数が、言わば借水牛の数らしい。
お葬式の時には自分で水牛を用意するだけなくて、
親戚やつながりのある人が水牛を持ってくるらしい。
ただ、それは上げきりではなくて、
もらったらいつかは返さないといけない。
その返していない数が、角の数。
屋根は竹。
トラジャはとても水が豊富で、至る所に竹が育っている。
昔から竹を使う文化があって、見た目からは想像できないほど、
トンコナンの屋根にはすごい量の竹が使われている。
中は普通の住居と、米を蓄える倉庫になっているものがある。
米の倉庫の中で作業するのは男と決まっていて、
女は絶対に中に入れない。
観光の為にわざわざ取っているのではなくて、
実際にまだ使っているというのが、なんともいい。
白川郷みたいでしょ、と言われてうなづけた。