カタカナ・ミステリー大全

洋物のミステリーの読書日記。原則は文庫本のみ。

アメリカの警官は、ドーナッツが大好き!

どうぞ、召し上がれ。

『刑事たちの四十八時間』 アレックス・グレシアン 創元推理文庫

2015-08-19 21:49:53 | 洋物

 シリーズ二作目。主人公はディ警部補。英国中西部(ブラック・カントリーというらしい)の炭鉱村ブラックハンプトンにやってくる。村の巡査からの救援要請。父と母、そして末の男の子が行方不明という。残された息子と二人の娘。吹雪の村。炭鉱は無秩序に掘り進められ、坑道が村の地下の至る所に。そこが陥没しつつあり、村の家々が沈んでいく。村には謎の病が蔓延し、医者はヒルで血を吸わせるという治療のみ。そこにディ、ハマースミス巡査部長、遅れてキングスリー博士がヘンリーとともにやってくる。謎のスコットランド人、謎のアメリカ人。登場人物は充分に。という話だけれど、大時代がかった展開はもうこのシリーズもいいのかなと。☆☆ほ。


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