夢かよふ

古典文学大好きな国語教師が、日々の悪戦苦闘ぶりと雑感を紹介しています。

アバウト・タイム (その1)

2014-11-21 23:00:30 | 映画
映画を観に行くのは本当に久しぶり。
前から絶対行きたいと思いつつ、機会を何度も逸していたが、この映画は好評でロングランとなったため、上映期間に間に合った。
タイトル通り、「時間について」考えさせられる作品だった。

簡単な内容紹介

主人公のティム(ドーナル・グリーソン)は、イギリス南西部のコーンウォールに住む20歳の青年。
父母と妹のキットカット、叔父のデズモンドと共に暮らしている。
ティムは21歳になった年、父からある重大な秘密を教えられる。
実は、わが家の男は代々、特別な力を持っていると。
それは、タイムトラベルの能力。
ただし、そんなにドラマチックなものではなく、自分の過去に戻れるだけで、未来は無理。
方法も簡単で、暗いところに行き、拳を握って、戻りたい過去の場面を心に念じるだけ。
父は、この力は幸せになるために使えと言う。


ティムは恋人を手に入れたいと思うが、初めて恋したシャーロットに、この能力を利用して、過去を何度やり直してもつきあうことはできず、タイムトラベルで愛は手に入らないことを学ぶ。
傷心のティムは、家を出てロンドンに行き、未来と彼女を探すことを決意する。
数年後、ティムは弁護士として働いていたが、恋愛とはまるで無縁の職場。
しかし、悪友ジェイに誘われたある夜、奇跡が起こった。
ティムはジェイに「暗闇カフェ」に連れて行かれ、真っ暗な店内である女性とペアになり、会話しているうちに意気投合する。
店の外に出て、ドキドキしながら彼女が姿を現すのを見ると、絶妙に可愛い女の子で、ティムは一目で恋に落ちる。


彼女はメアリー(レイチェル・マクアダムス)といい、連絡先を教えて欲しいというティムの求めに応じ、
「また会いたいわ。」と言ってくれる。

夢見心地で帰って来たティム。ところが、一緒に暮らしている父の友人・ハリーが大荒れに荒れている。
ハリーはその夜、自分が脚本を書いた舞台の上演を観に行ったのだが、主役が台詞を忘れるという大失態を演じ、すべてがぶち壊しになったことに絶望していたのだ。
ティムはハリーのために、タイムトラベルを繰り返し、舞台をなんとか成功に導くが、ここで思いもよらなかった事態が生じる。
何度もやり直したタイムトラベルのために、ティムの過去が変わってしまい、メアリーとの出会いがなかったことになってしまっていたのだ。
ティムは、ケータイの「連絡先」画面から、メアリーの名前も電話番号も消えてしまっていることに愕然とする。


ティムは、「暗闇カフェ」で、メアリーがケイト・モスが好きだと言っていたことを思い出し、その頃たまたま催されていた「ケイト・モス写真展」で来る日も来る日もメアリーを待ち続ける。数日後、ようやくメアリーが現れ、ティムは嬉しさのあまり早速声をかけるが、彼女にとってティムは初対面の男でしかなく、
「会いたかった。」
と言って喜ぶティムは、メアリーに気味悪がられてしまう。
しかも悪いことに、メアリーはわずか1週間前に、ルパートという彼氏ができたばかりだった…。


だがティムは、彼らが出会ったというパーティーの場所と時間を聞き出し、タイムトラベルを繰り返して、ルパートが会う前にメアリーにアプローチすることに成功する。そのままパーティーを抜け出した2人は、レストランで食事しながら会話が盛り上がり、その流れで、ティムはメアリーを家まで送って行く。
その夜、結ばれた2人は、ついに(というべきか?)付き合うことになる。

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