主税日記 - 藤本主税公式ブログ

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グアムキャンプ11日目

2007年02月05日 | Weblog
昨日本当は「その(2)」として、書きたいことがあったのですが、ネットの繋がりが悪くなってアップできませんでした。なので、今日はそれをここに載せたいなと思います。

昨日の夕食後に、日本サッカー協会の方達が来て、「JFAこころのプロジェクト」と題して、現代の子供たちにサッカー界として、何か出来ることはないだろうか?という新しく出来た組織についての説明会がありました。

最近よくニュースなどでも問題になっている、イジメや自殺、不登校、すぐにキレるなど、本来ならば明るい未来を期待するプラスの要素を持っているはずの子供たちが、悲しいかなマイナスのイメージとも取れる内容の話題が社会的な問題となっています。

そこで、日本サッカー協会が立ち上げた「JFAこころのプロジェクト」は、そんな子供たちに少しでも夢を持ってもらいたい、毎日をただ平凡に過ごすのではなく、何かの目標に向かって進んでいってもらいたいという、一つのメッセージを送るためのプロジェクトです。

僕が去年の契約交渉の席でもお願いしていた、学校訪問と同じように、学校の授業にお邪魔して、子供たちと直接触れ合い、夢について語っていくというものです。

僕にも2歳になったばかりの息子がいます。本当に純粋無垢で可愛く、一緒にいるだけでエネルギーを貰うことのできる、僕にとっては本当に宝物です。そんな子供が大きくなって、何の目標も夢もなく、ただ何となく学校へ行って帰ってくるだけの毎日を過ごして欲しくないと思っています。

僕たちはJリーガーとして表舞台に立ち、華やかなイメージがあると思いますが、ほとんどの選手がここまで順風満帆にきたと思いません。苦しい時も辛い時も、自分が描いた夢に向かって人一倍努力してきたと思うし、挫けそうになっても、夢があったからこそ頑張ってこれたのだと思います。

僕の家は決して裕福な家庭ではなったです。しかし家族を楽にさせたい、絶対にプロの選手になって金を稼ぐんだって、その事が自分のモチベーションとなって、どんな壁も乗り越えてこれたのだと自負しています。

何も偉そうに子供たちに言うつもりはありません。僕たちが経験してきたことを素直に伝え、心のこもった言葉で語りかければ、何か一つでも子供たちのヒントになればいいと思いますし、心の隅のほうにポッと小さくてもいい、何か熱くなるようなものを感じてもらえれば、それはそれで素晴らしいことだと思います。

今すぐに夢や目標を持てと、強制的に持たせるのでなく、「今は夢や目標が見つからない」という子も中には居るでしょう。それでもいいんです。しかし何かを模索しながら、自分の好きな事ってなんだろう?打ち込める物ってなんだろう?と、何かを求めて毎日を過ごすこと、これが一番大切なんです。その手助けとして、僕たちが「夢先生」として学校訪問をしたいということなんです。

聞いた話では、4月から関東3都県で試験的に始まるようです。自分も是非参加して、少しでも多くの子供たちと触れ合い、夢について一緒に語れれば嬉しいです。そして、出来るだけ多くのJリーガーに参加してもらって、一人でも多くの子供たちに言葉を掛けてあげてもらいたいです。

これから先、このプロジェクトが上手く進んでいったら、サッカー界という壁を越えて、夢を叶えたあらゆるジャンルの人たちが集まり、このプロジェクトに参加してくれたらもっともっと素晴らしいものになる思います。

僕が好きで始めたサッカーを通じて、一人でも多くの子供にその想いが届き、その子の将来に何かしら良い影響を与えられたら本当に幸せですよね。

で、今日の試合についてですが、2-0で勝ちました。これ以上はもう語りたくないし、思い出したくもない試合だったので、触れるのはこれくらいにしときます。

一つ言えることは、もう二度とこのチームとは練習試合を組んで欲しくないし、組まないようにフロントの方にも頼むことにします。この時期にケガ人が出ることは本当に避けたいし、それがフェアなプレーならまだしも、意図的にされた悪質なものだと感じてしまうものだとしたら、尚更です。真面目にやっている自分達に悪影響を及ぼします。

書き出すとキリがないので、これで終わります。

明日は午前中リカバーで、午後はOFFの予定です。膝も打撲しているし、ゆっくりと休養に努めようと思います。

それではまた(^_-)-☆