おきらく

まんまるが思いつきでいろんな事を書くブログです

自動車図書館

2010-02-07 | 地元ネタ
名古屋市の『自動車図書館廃止の反対運動』と聞いて、最初よくわかりませんでした。
てっきり、自動車博物館みたいな自動車に関する図書ばかり集めた図書館が名古屋市内にひっそりとあって、それを廃止する・しないで揉めているんだと思いました。
よく話を聞くと、以前『巡回図書』と言われていたアレを指すようです。
地域によって『移動式図書館』とも言われている様ですが、献血カーぐらいのバスに本がたくさん並んでいて、図書館まで遠い地域の人達が本を借りられるシステムになっています。
私も中学の頃、学校の図書館が上級生の教室に近い所で、ちょっと行きにくくて、月に1回来る移動式の図書館を利用していました。
うちの近所が平日の14時くらいだったので、土曜日のお昼に巡回する少し離れた地域まで自転車で行っていました。
10年ほど前に分室として近所に図書館ができたので、巡回は廃止になりましたが、図書館は利用していました。
引っ越した今、やはり近くに図書館があるのでいつでも利用できる状況にあります。
利用者が減ったから廃止するという名古屋市の理屈もわかりますが、反対派の「利用者が減ったのは巡回車の数自体が減ったからで、実際の利用率としてはそんなに減っていない」という理屈も一理あると思います。
昔読んだ『名古屋本(名古屋の不思議を綴った本)』で名古屋市は図書館利用率が全国トップレベルだとありました。
それだけ、倹約家が多いというお話だったと思いますが、今でも図書館へ行くと、子供が絵本や紙芝居など親のカード分も目一杯利用して貸し借りしている状況を見かけます。
読書離れに歯止めをかける意味でも、少しでも賢い市民を育てる意味でも、多少の赤字は覚悟の上で、自動車図書館は存続した方がいいと思います。
と、同時に本を借りる皆さんも、図書館の本はあくまでも『借り物』なのだから、できるだけ汚したり破いたりしないように丁寧に扱って欲しいです。
返さないなんてもってのほかです。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
資源をどこに集中するかということでしょう。 (べっく)
2010-03-22 18:58:20
この話は資源(財源)をどこに集中するかという点にあると思います。移動図書館を推進するのであれば、分館は削減したほうがいいし、分館を増やしているのであれば移動図書館は廃止すべきです。パイは限られているので、その中で考えないと、税金は色々無駄なところに使ってしまうと思います。
要望が強いのであれば、分館はいくつかに限定して(つまり廃止ということです)移動図書館を存続させる方向がいいと思います。私は分館まで市バスを定期的に動かし移動図書館を廃止するほうがいいと思いますが?
なぜなら自分が子供のときも移動図書館って結構使えない本が多かったので。
返信する
無駄かどうか… (まんまる)
2010-03-22 23:30:13
私は、子供の時移動図書館をフル活用していました。
「使えない本」など存在しなかったくらい『本』が大好きだったので。
そもそも、全国屈指の図書館利用率を誇る名古屋で移動図書館と一般の図書館を「重複による税金の無駄」と決めてしまう事が問題だと思います。
移動図書館を廃止するなら、名古屋市立の学校にある図書室の本も地域に開放するくらいの大胆さが必要だと思っています。
返信する

コメントを投稿