おきらく

まんまるが思いつきでいろんな事を書くブログです

その4 真央とヨナそれぞれの4年

2014-02-26 | もぶろぐ

浅田真央選手と金妍児選手、誕生月も同じで一時は身長も同じで何かと比較されてきた。
バンクーバー五輪では浅田選手は涙の銀となった。

その4年後、再び二人は同じリンクでメダルを競うことになったが、金選手は世界ランクが低かったためSPは早い滑走。
浅田選手が前日のSPのミスのためフリーは早い滑走となり、同じグループで滑ることはなかった。
結果はご存じの通り、金選手は銀メダル、浅田選手が6位となったが、浅田選手の渾身のフリー演技が世界に与えたインパクトはメダルとは違う価値があったように思う。

バンクーバーからの4年、二人の道は大きく異なった。
浅田選手はバンクーバー五輪後、基礎からスケートをやり直した。
本人もずっと違和感を感じながら競技をしていたらしい。
トップにいる者がすべてを壊して1からやり直すことは、すごく勇気のいることだ。
1年試合に出ず練習することだって可能だったはずなのに、試合に出続けた。
思うような結果が出なくても、本人は「何を言われても大丈夫」と与えられた試合はこなしてきた。
「不調」だの「もう終わった」だの言われて辛かっただろう。
ようやく結果が出せるところまで来たとき、最愛の母親を亡くした。
世界中のスケーターからコメントが届いた。
みんなちゃんと浅田選手のことを見ていたのだ。
努力を知っているのだ。
ソトニコワ選手はモスクワで一緒に練習していた仲。
浅田選手をものすごく尊敬している。
それは毎年恒例のアイスショーの中でも伝わってくる。
他にも浅田選手を尊敬している選手は多い。
SPで大失敗をしても、海外のスケート選手からハッシュタグを作って激励されるなんて、他の競技でもめったに見られないと思う。
フリーではバンクーバーではやらなかった構成で臨み、回転不足などはあったものの大きなミスなく滑り終えた。
4年間で得たものをすべて披露してくれた。
その後は絶賛のコメントの嵐。
浅田選手は4年間でスケーティングだけでなく、他の選手のハートまでつかんでしまったのだ。

一方、金選手はバンクーバーの後は競技としてのスケートではなく、メダリストとしての活動が目立ったように思う。
例えば平昌五輪の誘致活動とか、ユニセフとか、噂ではIOC委員を目指すとか。
世界選手権はバンクーバー直後以外では平昌五輪のため、ソチの枠取りのために出た。
冒頭の3-3は今でも豪快に決めるが、そのあとは難易度を下げている。
苦手のループも跳ばない。
それでも200点を常にキープしているのはすごいと思うが、フラワーセレモニーやエキシビションなどで孤立した姿を見かけて、少し気の毒に思った。
金選手はこの4年間でメダリストの地位も名声も得たし、収入も多いと聞く。
しかし失ったものも大きかったようだ。

私は浅田選手にとってスケートは自分自身あるいは人生なんだと思った。
だから無難な構成で加点を稼ぐより、自分が理想とする構成を完成させる事を優先した。
そして金選手にとってスケートは手段あるいはキャリア形成の1つなんだと思った。
国の事情もあるが、彼女は常にスーパースターであり、勝ち続けなければならなかった。
今後二人はどのような道へ進むのかはわからないが、今後は比較されることはないと思う。
日本のTVに釘をさしておく。
最近、一騒動があった2人を対談させる番組が増えている。(マラソン有森と松野とか野球の駒田と加藤とか)
そういうので二人を担がないで!


その3 巷の話題と下世話な話

2014-02-26 | Weblog

フィギュアスケートの裏取引とか陰謀説とかいろんなお話について考えてみました。
表彰台の3人は2日間とも大きなミスはしていませんので、見ていた私は「良いものを見せていただいた」気持ちでいっぱいです。
同じように感じた方で、その感動を壊されたり汚されたくないと思われる方は今回の記事はスルーしていただくのがよろしいかと思います。
今回は『にわかファンの暴言』ということで、敬称略で書きます。
このあと次の予定の記事を続けて投稿します。



女子フリーの前、こんな記事があった。
ISU会長のチンクアンタがヨナを金メダル候補とし、記者に「賭けるか?」と言ったとか。
リップサービスでしょうが、さすがに要職の人間が「賭けるか?」はまずいのではないか。
そして同じころにプーチンが女子フィギュアも観戦予定との記事もあった。
さて、ここで・・・。チンクアンタはイタリアの人。
表彰台の3人とこの2つの記事がリンクするのは偶然だろうか???
偶然だとしよう。
ヨナはその前にこんな事を言っていた。
「団体戦がなくて良かった。カナダ・アメリカ・日本の選手じゃなくて良かった」
確かにその3ヶ国からはメダリストが出なかった。。。
でも指摘されなかったロシア・イタリアからはメダリストが出た。。。
偶然だよね?
こんなことも言ったたような・・・「私はすでに金メダルをとったから。。。」
今回は銀メダル、預言者なのか?
初めからある程度の『お約束』があったからこそ、「ノーミス」にこだわってたのかなって疑ったりもする。

そしてこの結果、ソトニコワの金メダルについて「不当だ!」と国をあげて訴えている。
FBを荒らしたり、尋常じゃない。
でも、よく考えてほしい。
バンクーバーの時、カナダのホームアドバンテージが全くなかったと言えるのか?
もっと言おう。
GPシリーズで優勝した安藤のジャンプは回転不足だと自国のメディアを集めて会見したのは誰?
日本でファイナルがあって自分が勝てないからと「いつも私が不利な採点をされている」と浅田を引き合いに出して会見したのは誰?
そして例の「妨害」発言。
そうやって周りを牽制しながら得点を稼いだんじゃなかったのか?
少なくともソトニコワはそんなことはしていない。
自分の精一杯の演技を自国民の前で披露しただけだ。
大技は3Lz−3Tでキムと同じ技、プラス3Loや2A−3Tとキムのやっていない構成を入れたんだから得点が出やすくなるのは当たり前。
ましてやスピンも柔軟性のある見栄えのするもので、加点が多くなるのは当たり前。
そんなに採点をやり直したいのなら、フリー1位が浅田になるだろうがよいのか?
コストナーにも抜かれるかもしれないがよいのか?
結局B級大会しか出ていないツケがここに来ただけ。。。

チンクアンタも変なことを言った。
「いいジャッジになるには30年から40年の経験が必要だが、今はちょっと見ただけで分かったように語る人がいる。」と言ったのはいいが、ジャッジ歴は30年あっても、6点制の時には1/4の回転不足だのエッジがアウトだインだとかなんてなかった。
だから今のルールになってからは全員経験不足のジャッジということになるのだが。。。
なるほど、だから第2グループの浅田の得点を抑えたのは良いが、最終グループで歯止めがきかなくてつじつまの合わない得点がでたのか。
例えばゴールドは団体戦よりも演技構成点が上がっている、転倒したのに。。。
浅田の回転不足も他の試合では認定されていただろう。
団体戦からずっと回転不足に対しては鬼のような減点がされていた。
しかし、浅田の回転不足のジャンプには減点もあれば加点もある。
だからあれは認定されても問題ないレベルだったと言える。

フラワーセレモニーを見ていて、ソトニコワとコストナーの仲の良さが微笑ましかった。
あの場に浅田がいたら、もっと面白い映像になっただろう。。。それが残念でならない。
埼玉の世界選手権ではそれを望む。


その2 鈴木・村上選手とメダリスト

2014-02-23 | Weblog

日本女子の感想から。
村上選手は初めての五輪で性格からも緊張で上手く滑る事ができないかも…なんて私は心配していました。
フリーはミスもありましたが、頑張ったと思います。
シニアデビューの時に3T−3Tを跳んでから、3F−3Tに何回か挑戦しようとして止めてしまった…そこが彼女の甘さかも知れません。
でも「リベンジしたい」と次の五輪への意欲も出たみたいで、ソチは良い経験になったのではないでしょうか。
鈴木選手は最後と臨んだ舞台で足が痛くなって悔しかったと思う。
男子の高橋選手と同じで、すごく気持ちが伝わって来ました。
全日本の時の演技ができたらもっと気持ちよく終われたのでしょうが、2大会連続の入賞は立派だと思います。
インタビューの「生きている」って彼女のいろんな想いの詰まった良い言葉だと思います。

ここからメダリストの感想。。。
得点の事は次回にいろいろ言わせて頂きます。
基本的に上位3人はSPもFSもほぼミスなく滑り切っていますので、妥当かな。
銅メダル、コストナー選手。
彼女のメダルは嬉しい。。。
いつもどこかでミスをして勿体ないことをしていたので、ほぼノーミスで良かったと思います。
ステップの加点1.9は流石です。
SPもFSも良いプログラムで私は好きです。
銀メダル、キム選手。
SPと同じで淡々とエレメンツをこなして、最後にタンゴっぽい振り付けで締めたという、他の選手がつなぎやスピンなどで独創的な動きをしているので、淡白な印象でした。
最後まで大きなミスなく滑り切るのはすごいと思いますが、正直コストナー選手の方が上だと思いました。
金メダル、ソトニコワ選手。
彼女もコストナー選手と同じでいつも勿体ないミスをしていたのですが、あんなに自信を持って生き生きと滑る彼女を初めて見た様な気がします。
3連続の最後で乱れましたが、その前までの豪快なジャンプとスピンの加点で充分補えました。
正直、次の五輪の金候補だと思っていたのですが、金メダルに相応しい演技内容だったと思います。
演技が進むにつれて輝きが増していき、最後は高橋選手を彷彿とさせる観客へのあおり。
度胸があります。
日本では大須のリンクで浅田選手に憧れて村上選手が育った様に、モスクワで浅田選手に憧れてソトニコワ選手が育って来たのですね。
アイスショーで見るソトニコワ選手は本当にチャーミングで私も大好きになったのですが、金メダリストになってもTHE ICEは来てくれるかな。。。

最終グループに日本の選手が絡めなかったのは残念でしたが、皆よい演技だったと思います。


女子フィギュアの感想、、、浅田真央選手の集大成

2014-02-22 | Weblog

ソチ五輪、女子フィギュアのFSはいろんな感動がありました。
また、いろんな疑問を投げかけた気もします。
なので、予定では4つにわけて投稿したいと思っています。
1)浅田真央選手の集大成
2)鈴木・村上選手とメダリスト
3)巷の話題と下世話な話
4)真央とヨナそれぞれの4年

ってことで、早速!!!

1)浅田真央選手の集大成

選手自身も茶の間の私達も呆然としてしまったSP。
私は今までもSPで失敗してFSで挽回した場面を何度も見ていたから、今回もやってくれると信じながら、メダルが絶望視される結果に気持ちが切れてしまったのではと心配も。
実際、朝の公式練習の映像ではまだ引きずっている表情。
世界中から激励のツイート、読むだけで涙が出る。
祈る様な気持ちでFS第2グループの6分間練習をテレビで見る。
メイクの濃さで選手の調子がわかると聞いた事がある。
浅田選手は調子は良くなさそう。。。が、ジャンプは淡々と決めている。
ダブルアクセルと間違えそうになるくらい軽々とトリプルアクセルを跳ぶ。
もしかして、闘志に火がついたのか?と少し安堵。

客席には空席がある。
きっと最終グループだけが目当ての人達なんだろう。
それが幸いしたのか会場の観客は通常の大会と同じ雰囲気で、良い演技には惜しみない拍手が続いてる。
いよいよ浅田選手の登場。
頑張れの声がよく聞こえる。
SPよりは落ち着いた表情。
曲がかかって、トリプルアクセルを着氷した瞬間に私の涙腺は破壊され、でもその後の演技も見たくて慌てて涙を拭う。
次は3回転の連続…降りた!
鬼門のルッツ…降りた!
この際、回転不足とかエッジとか関係ない。
サルコウを降りた時、何だか「すごい瞬間に立ち会っている」気がした。
最後のループで鳥肌。
ステップでまた涙が出て来たけど、最後まで見ないととまた拭って。。。
フィニッシュのポーズでもうダメ…涙が止まらない。
浅田選手も感極まって泣いてる…あの表情で想いが伝わった。
得点は142.71!自己ベスト。
私は150点以上でても良いと思ったが、あの演技には得点とか順位とか安っぽく感じた。

注目されてなおインタビューには真摯に対応し、他人を悪く言う事もなく、意地悪な質問も上手くかわす。
亡くなったお母様は「スケートには必ず心が現れます。だから真央にはずっと心清らかでいてほしいんです。」と知人にメールした事があると今朝の中日新聞にあった。
だから世界中で愛されるスケーターなんだ。
記憶に残るスケーターの母は『スケート』の本質を知るすごい人だったんだ。
さいごに…浅田選手お疲れ様、そしてありがとう!


このままじゃ、終れない…!

2014-02-20 | Weblog

SP終った…。
上位は大混戦。
個人的にはコストナー選手とソトニコワ選手の演技に惹き込まれた。
スコアシート確認したけど、前回の五輪の様に明らかにどこの国のジャッジかわかるような露骨なのはなかった。
正直、キム選手の演技は要素を淡々とこなしただけで、何も感じなかった。
唯一つなぎに7点台をつけたジャッジがいたけれど、そうだと思う。
コストナー選手の演技には思わず泣いてしまった。
美しい…。
ソトニコワ選手もロシアチャンピオンに相応しい演技だったと思うし、フリーも高難度の技で果敢に攻めてほしい。
リプニツカヤ選手はまさかの魔物の餌食に。
怪我してなかったかな、フリーで巻き返してほしい。
日本の3選手はみんな魔物の餌食になってしまった。
中でも浅田選手の取り付かれ様は私も見ていて胸が痛い。
こんなつらいの、前回のジュベール選手以来かな。
団体戦の時よりは3Aは勢いがあったのでGPシリーズくらいの出来でおさまるかと思った。
着氷で転倒は意外だったけど、70%の基礎点は入るだろうと思ったから単純計算で70点近くにはなるからまだ大丈夫だと思った。
たぶん、本人も着氷で転倒するとは思っていなかったのだと思う。
後半まさかの2Lo単発。
まさかの16位。。。なんだけど、転倒なしの要素抜け1つだった村上選手とほとんど差がないのはある意味すごいかも。
フリーは大暴れしてほしいけれど、なんせ深夜の競技で練習が朝早いらしいので、立て直せるかな。
上位陣に一泡吹かせてやってほしい。
浅田真央はこんなもんじゃない!って。
村上選手も鈴木選手も見せつけてほしい!


ソチに届け!真央ならできる!!!

2014-02-19 | Weblog

職場が学校関係なので、昼休みに時間が余ると図書館で雑誌を読んでいます。
今更ながら『Number 浅田真央ラストダンス』を読んでいますが、やばい!涙腺崩壊。。。
バンクーバーの時も媒体は忘れたけれど、キャンデロロさんの応援コメントにジーンときましたが、こっちは本気で泣かせにきましたね。
引退したジョニー・ウィアさんのコメントも日本のメディアが指摘すべきことを言ってくれてるし、元コーチだったアルトゥニアンさんの後悔の言葉もジーンときました。
ローリー・ニコルさんも今までのエピソードよりもさらに濃いお話をされてましたし、本当にいろんな人に愛されてる選手なんだと思いました。
いよいよ、明日未明に集大成の幕開けとなります。
『浅田VSヨナVSリプニツカヤ』的な煽りにイライラしている人も多いと思います。
地元名古屋のニュースでは『愛知3人娘VSその他(おもにヨナ・リプ)』という扱いで、まず日本の3選手の状況を紹介してから「その他に注目の・・・」という流れなので、比較的ストレスは少ないです。
個人的にはコストナー選手をスルーしている理由がわかりませんが。。。

SP滑走順ですが、鈴木選手も村上選手も最終グループの1つ前で、ロシアコールの洗礼はなさそうなので自分の演技に集中できると思います。
二人とも3T-3Tの構成なので、しっかり加点が付く跳び方にしないと得点が伸びません。
それをクリアできたら、良い流れに持っていけるのではないでしょうか。
ただし、演技構成点で高得点の出る選手が最終グループにたくさんいますので、得点が控えめにされる心配はあります。
そして、最終グループしかも最終滑走者に浅田選手。
今までも最終滑走者は何度も経験していますのでそこは心配していないのですが、直前がソトニコワ選手なのでロシアコールの洗礼再び・・・ですね。
心配なのがソトニコワ選手はそこまでメンタルが強い印象がなくて、彼女自身がロシアコールに潰されてしまう可能性もあります。
リプニツカヤ選手の後がコストナー選手と、世界ランク1位・2位がロシアの後に滑るとは、抽選の妙ですね。

浅田選手の場合、誰もが「3Aの出来がカギ」と言いますが、その通りでしょう。
ジャッジの印象も本人の気持ちも違ってきます。
ただ、彼女がストイック過ぎて「ちゃんとしなくちゃ!」が強すぎてしまう。
それが彼女の魅力でもあり弱点でもあると思います。
団体戦で転倒しても64点取れているのだから、回りきった転倒か着氷時の乱れくらいならもっと点数は上がりますので、「そのくらいならOK」って気持ちで挑んで欲しいと思います。
前年度のGPFの腰痛で6分間練習も危なかった状態からほぼ完ぺきの演技だったことに自信を持ってほしい。
とにかく浅田選手のライバルであるもう一人の自分は厳しすぎて強すぎる。。。
メンタルが弱いのではなく、厳しすぎるゆえにマイナス思考に陥りやすい。
自信とは自分を信用すること、自分を支えてくれた周りを信じること。
ここに気づいてほしい。
「五輪で1ミスなら完璧と同じとする!」このくらいの余裕があった方が本当にノーミスでいけると思います。
ミスを悔やんでうつむく姿よりも、NHK杯のフリー後の「い~っ!」って表情するくらいの方がジャッジには好印象かも。
私は得点とか順位は度外視して、完璧な『ノクターン』という作品を見届けたい!!
日本から現地観戦するお客さんも直前のロシアコールに負けず、アサダコールや「真央ならできる!」をお願いしたいです。。。
私もテレビの前から「真央ならできる!」と祈っています。


祝金メダル!そして言いたい放題!!

2014-02-15 | Weblog

羽生選手、金メダルおめでとう
うっかりうたた寝していた私は、町田選手の演技直前に目が覚めました。
町田選手、冒頭の4回転の転倒が悔やまれますが、あとは精一杯攻め切れたと思います。
銅メダルも狙えた状況だったので悔しさもあると思いますが、こればかりは運ですから。。。
そのあと、最終グループでフェルナンデス選手が好演技だったので銅メダル堅いと思ったのですが、まさかのザヤック
私も「ナンデスちゃん(普段はこう言ってます)サルコウばっか!」って思ってたのですが、2Sも4Sもあったからザヤッてたとは気付きませんでした。
これ2Sにしてたらメダル届いてたと思ったら一生忘れられないくらい悔しいと思います。
その後に高橋選手登場。
4回転はSPと同じで回転不足の両足着氷。
でもその後をまとめてくれたら面白い展開になると思っていた矢先の3Aのミス。
最後まで諦めずに気持ちを込めて滑ったことはすごく伝わりました。
今まで高橋選手の演技は本当に『演技』として伝わってはいましたが、今回は『気持ち』が伝わってきました。
メダルには届かなかったけれど、6位入賞は立派です。
ただ、メディアの皆さんにこれだけは言っておきたい。
高橋選手は何も言い訳をしていません。
なのに「怪我で思う様に…」とか「万全の状態ではなく…」という表現はいかがなものでしょうか
そんな事を書いたら選考のこと蒸し返されてしまいます。
書くならそこまで追求するか、追求しないなら余計なフォローはしないでほしい。
その後、羽生選手登場。
冒頭に鬼門の4S、回りきっての転倒で本人も「ちくしょう!』って表情だったので、このあと普段通りにまとめてくると思っていました。
次の4Tが普段通りだったので、その次の3Fのミスは私もびっくりしました。
3Fのミスを境にだんだんスピードも落ちて来て、後半自爆するかとドキドキして見ていました。
多少のミスはありましたが、もともと後半に高得点の構成だから終ったときは「メダルは大丈夫」って思いました。
とは言え、次はチャン選手。
今シーズンは1回ノーミスをしているし、GPFもかなりノーミスに近い出来だったので、逆転されるかなって思っていました。
まさか彼もミスを連発するとは。
3Aはミスすると思っていましたが最後の2Aも着氷が乱れて、これはもしかしたら…って。
結果、羽生選手を超える事ができずに、この時点で残り2人はポテンシャルからして逆転できる点数は難しいので、羽生選手の金メダルは決まったと思って見ていました。

さてここから、文句!
フジテレビは二度とフィギュアの中継をしないでほしい!
男子はいつも西岡アナが実況だったのになぜ塩原アナなの????
国分太一もいらない!!!
あの実況では演技に集中できない。
そもそもアノ人はフィギュアをちゃんと理解していない。
ボキャブラリーも少ないしワンパターン。
下位から上がると「逆襲の~」だし、町田選手は今までもいろんな語録を残しているので、もっと気の利いたフレーズあったと思うし、とにかくうるさい。
それから、ロシアに言いたい!
全体にミスが多かったことを皮肉ったり批判したり、それって選手側の問題じゃないですよね!
昨日の記事でも書きましたが、SPは現地時間で23時過ぎに終了。
そのあとフリーの抽選とかいろいろあって、選手は何時頃に寝られたの?
で、フリーの練習時間が朝早かったとか。。。
フィギュアだけでなくソチ五輪全体の印象だけど、選手にベストコンディションで最高のパフォーマンスをなんて考えてないでしょ
試合終了後もメダル授与ではなくフラワーセレモニー。
お客さんも選手もメダル確定して高揚した気分のまま、国旗掲揚や国歌斉唱って流れが良いに決まっている。
そういう部分を深く掘り下げて伝えてほしい。

ノーミスの選手がほとんどいなかったのだから、決めどころを決めた羽生選手が金メダルに相応しいと思います。
それでいちゃもん付けるなら、バンクーバーの金メダルにいちゃもんを付けてはいけない。
少なくともソチ五輪の男子シングルは『スポーツ』でした。
そういえば、お客さんはあんなに遅い時間に宿泊先に戻って治安は大丈夫なのかしら?
気を付けてくださいね。


しびれるような男子SPとフリーの展望(小ネタ付き)

2014-02-14 | もぶろぐ

町田選手『氷上の哲学者』を通り越して『氷上の武井壮』になりつつ。。。
フィギュア男子SPはすごかった!
まず、演技以外の小ネタから。
団体戦の観客は仕込みだった???って思いませんでした?
個人戦になって空席も目立つし、関係者っぽい人も結構いたし。
そんな中、日本からのお客さん、GJ!
席も良い位置で日の丸を振れてたし、いつものフィギュアの試合と変わらない雰囲気。
羽生選手にぷーさんのぬいぐるみ投げた人もGJ!

でもやっぱ五輪だなって思ったのが、コーチって各国のユニフォームを着ないといけないのかしら?
オーサーコーチは羽生選手を出迎えた時グレーのジャケットを着ていたのに、フェルナンデス選手の時はエンジのジャケット。
「お着替え?」って考えたら、グレーは日本のスーツだったし、スペインはきっとエンジなんだと気づきました。
そうやって見ているとモロゾフコーチも日本のブルゾン着ていたし、タラソワさんみたいな毛皮でキスクラはだめなのかしら?
それから小林芳子強化部長は見てて面白い。
一見、江川詔子さんかと思ったのですが、一生懸命マスコミを仕切ろうとしてたり選手のサポートを率先してやってる姿は、従来の口ばかりで「連盟はなにもしてくれない」の役員とは少し違った人なのかなって思いました。

さて、演技の方のお話を。。。
羽生選手、あっぱれ!でした。
演技終了後の息遣いで落ち着いているようでも実は五輪特有の何かと闘っていたのかなって思いました。
そうすると、フリーの体力がすごく心配になってきますが、1ミスならメダルはキープできるほどの高得点。
フリーの鍵はもちろん『4S』。
GPFも全日本も失敗したけど他の要素が完璧で、後半に高得点のジャンプを並べた構成も手伝って高得点で優勝してきました。
とは言え、転倒は体力を奪われますので避けて通りたいところ。
現地時間23時過ぎに全演技終了して、そのあとフリーのドローイング。
選手は何時に寝たのでしょうか。。。?

初の100点越えの羽生選手を追いかけるのが、チャン選手。
やはり3Aが鬼門でした。
男子は4回転1つの結果で10点くらい動きますし、特に今シーズンフリーは自信を持っていると思うので虎視眈々と金メダルを狙っていると思います。
やっぱ彼の前にはジャッジの国籍は関係なかったですね。

ここからは順不同、思いついた順に。。。
高橋選手はいろんな不運が重なって大変でしょうが、4回転以外はちゃんとできているんだからあまり深く考えないで頑張ってほしいです。
バンクーバーでも4回転失敗したけど、他で盛り返してメダル獲得したことを忘れないでほしいです。

町田選手、すごくもったいない!
4回転のあと2回転を付けて3Aも決まって、これで上位行けると思った矢先の2回転。
私もテレビに向かって「わぁ~っ!」って顔を覆ってしまいました。
これ普通に決めてたら3位は堅かったんじゃないかな。
本当はここで解説の本田さんにこのミスがすごく大きいという事を説明してほしかったです。
フィギュアにあまり詳しくない人は3回転ジャンプが2回転ジャンプになっても転倒よりマシだと思ったことでしょう。
SPは要素が決められていて「ステップからの3回転(または4回転)ジャンプ」が必須なので、2回転になった時点で着氷が良くてもダイナミックなジャンプだったとしても要素を満たさないので減点されます。
しかも、後半の基礎点が1.1倍になるジャンプだったので、このミスで6点以上損をしたのではないでしょうか。
こういう丁寧な説明をしないから「フィギュアの点数よくわからない!」って誤解されるんだけどな。。。
町田選手はGPFでもSP痛恨のミスからフリーで挽回していますので、その時の気持ちを忘れなければ大丈夫だと思います。

ジュベール選手の会心の演技を久しぶりに見ました。
バンクーバーでは散々な結果でどうなるかと思っていましたが、ちょっとウルッときました。
もう少し得点伸びても良かったかなと思ったけど、最近国際大会で結果を出していないからこのくらいが妥当なのかな。

アボット選手、リアルタイムでは見ていなかったのですがちょっとビビりました。
ネットで転倒の写真が掲載されていたのですが、ちょうどコーチの前だったんですね。
佐藤有香さんのびっくりした顔も写っていました。
でもそのあとの要素をこなして最後のスピンやステップもレベル取れてるし、「このままじゃ終われない!」ってところでしょうか。
フリーまでアドレナリン放出し続けてほしいです。

それから、衝撃的な皇帝の棄権。
これで競技生活が終わるのは哀しいですが、彼のおかげで男子シングルは再び4回転時代に突入できたわけです。
その皇帝から日本の選手が後継者として名指しされている、そして期待通りの結果を出している。。。新しい時代の始まりでしょうか。

メダルの行方を占おうとすると、すごく難しいです。
3位フェルナンデス選手から11位町田選手まで3.5点差・・・さらに言うなら13位ベルネル選手までも5.89点差、2位-3位差よりも僅差です。
ジャンプ1つずつの出来がメダルどころか入賞も危うくなるという激戦です。
スコアシートを見てみると、ちょっとした着氷の乱れでも転倒並みの減点が付いています。
その反面、豪快に決まったジャンプには加点がたくさん付きます。
ですから、見た目ノーミスでも回転不足が多いと得点は伸びませんし、ミスが前半か後半かによっても変わってきます。
プルシェンコ選手が棄権した今、ホームアドバンテージはなくなり、異様なロシアコールに悩まされることはありません。
滑走順を見てみると、日本選手はいい順番ではないでしょうか。
町田選手は最終グループには残れませんでしたが1つ前のグループの最後ですし、高橋選手は羽生選手の前ですから思いっきり自分の演技に集中できます。
羽生選手はSPの貯金がありますので、自分以前に良い演技が続いても自分の演技に集中できます。
そうするとその次に滑るチャン選手のメンタル次第でメダルが決まりそうです。
下手な皮算用に走ると、まさかの・・・ということもあり得ます。
直前で高橋・羽生両選手がノーミスでプレッシャーをかけるかもしれません。
どういう展開になろうとも、1-2位との得点差と3-11位までの得点差を考えたら『メダルを最後まで諦めなかった人』が獲ると思います。
悔いのない演技をしてほしいです。
みんな頑張れ!


ここまでの感想と男子SP直前だよ。

2014-02-13 | Weblog

ソチ五輪をここまでTVやネットで見ていて思った事が2つ。
1)ロシアってやっぱり共産国だわ。。。
2)日本のメディアはそもそもウインタースポーツに興味ないでしょ。
五輪と言えばアスリートの最高の舞台であるはずなのに、スノボで見られる様にコース(っていうの?整地ってのかな)のガタガタ具合とか、フィギュアなどでみられる異様なロシアコールとか、やっぱり共産圏ならではだと思った。
自国を応援するのに熱が入るのは理解できるけど、他国の選手でも良いパフォーマンスにはそれなりに沸きましょうよ。
それから、日本のメディアの情報は日本の選手だけに寄ってる気が。
例えば、ノルディック複合なら渡部選手と一緒に後続を引き離していた金メダリストのコメントもたくさん欲しいところ。
メダルを期待されていた選手が台落ちしたら、「敗因は?」という分析ばかり。
スノボHPショーン・ホワイト選手の言葉ではないけれど「今日は自分の日ではなかった」…それでいいんじゃないかな。
スピートスケートの加藤選手と長島選手だってジャンプの高梨選手だって、その言葉当てはまると思った。
本人の自虐的なコメントをそのまま見出しに使い、何のフォローもなくそのまま伝えるのがメディアの役割なのかな。
有名人がたくさん押し寄せているけど、海外の選手に積極的に取材出来てる人どのくらいいるのかな。
好成績を収めると、田舎の親族・小学生時代の作文や寄せ書き…お決まりのパターン。
日本以外の結果を知りたいけど、五輪用の特別サイトは日本の結果ばかり。
例えば女子カーリング、1次リーグ全体の成績を調べるのにどれだけ階層が深かった事か。。。
こういう有り方は良くないと思う。

さて、フィギュアスケート男子SPが始まります。
日本の3選手には悔いのない演技をしてもらいたい。
幸いロシアはプルシェンコ選手1人しか出場しないし、彼は早い組なのでロシアコールの餌食にはならなさそう。
アボット選手が同じ組だから、団体戦の悪夢再び…にならないといいのだけど今度は直後じゃないから大丈夫かな。
実は私はもう1つ気になる事が。
男子シングルのジャッジにカナダが入れなかったんです。
チャン選手には不利になるのか、そういう駆け引きとは別次元の滑りを見せてくれるのか。。。
例によってメディアではステレオタイプの様にチャン・プルと日本選手(本音は羽生選手)的な取り上げ方をしているけれど、プルシェンコ選手の金メダルは今回は薄いと思う。
SPはそれなりの結果を残せてもフリーは団体戦から4本目になるので、難しいんじゃないかな…って思ってる。
少なくともバンクーバーの様に守りに入っての金メダルはなくて、果敢に攻めて攻め切った選手が頂点に立てると信じています。
それにしても、現地時間の23時台に滑走っておかしい。。。


ナイスファイト!

2014-02-09 | Weblog

ソチ五輪、私の注目の人々登場。
モーグルの上村愛子選手とフィギュア浅田真央選手。
もしも声を掛けるなら、どちらの選手にも「ナイスファイト!」って言いたいかな。
浅田選手は現地入りしてからも練習で調子が良さそうだっただけに、団体戦のSPも完璧にこなすかな…って思っていました。
しかし、滑走順を見た時に嫌な予感がしました。
ロシア選手の後に滑る選手は皆ミスをしています。
男子シングルのアボット選手もアイスダンスのヴァーチュー・モイア組でさえも。
あの「ロ・シ・ア!」コールはちょっと異常というか、威圧感ありあり。
浅田選手も緊張するのは仕方が無いと思います。
本当は「落ち着け!」って緊張を無理にほどこうとするのではなくて、「緊張して当たり前!」「目をつぶっても出来るくらい練習したんだから」って開き直ってしまう方が楽なんですが、佐藤コーチはどういう言葉を掛けたんだろう。
3Aはミスをしたけれど、他はよくまとめたと思います。
それにしても、ワグナー選手の得点を見る限り、今回もジャッジにストレスを感じるのでしょうか?
得点が伸びないと思ってスコアシート確認してびっくり!
最初のコンビネーションがアンダーローテーション(ダウングレードまでいかない回転不足)をとられたのはともかく、出来映えの方でー3を付けているジャッジがちらほら。。。
−3は転倒レベルなんですが。。。そこまで酷かった???
男子でもプルシェンコ選手のつなぎに4点台とか。。。
女子はそこまで露骨なジャッジはないけど、リプニツカヤ選手には甘かった気が。

そのあとに上村愛子選手を応援していたのですが、私の中ではメダルに手が届いたと思っていました。
伊藤・村田選手が棄権する中、決勝まで滑り切ったその力量は立派です。
結果は前回と同じ4位ですが、全力を出しきった晴れやかな表情に納得です。
ハナ・カーニー選手も最後はビシッと決めて欲しかった。。。
あれは上村選手が気の毒に思える。
決勝の1番手であれだけ攻める事ができた上村選手は本当にすごい!

さて、このあとも注目選手が続々登場。
怪我なく、無事に競技にのぞめますよう。。。