ちあの散歩道

輝いてアラカンヌ☆ありがとうの言葉を添えて暮らしのドアをそっと開けると今日も豊かな感動と新しい気づきが待っています。

デジカメの時代

2008年10月31日 | モノ・雑貨・道具
デジカメの時代になって、従来のカメラはだんだん使われなくなってきました。
私がフリーペーパーを作リ始めた2000年には今ほどデジカメは普及していなくて、値段もとても高かったです。
当時の私はカメラの使い方もわからず、従ってフィルムの装着も苦手で、それまでにほとんど写真など撮ったことがありませんでした。しかし、仕事となれば写真を撮るしかなく、撮った写真を現像に出して写真にしてもらうわけですが、その都度カメラごと写真屋さんに持ち込んでフィルムの出し入れをお願いしていたことなど思い出すと大昔の出来事のように感じます。そのときに私が使っていたカメラは「バカチョンカメラ」です。

そして今日、ライカを2台持っているという知人が1台のライカを売りました。
その人は、パワーポイントなどでも写真を使わざるを得なくなり、ライカを売ってデジカメを買うことにしたのです。カメラやさんでの売買に同行することになった私。
「ライカかぁ~~」と思いながらもライカの価値など全く無知な私です。
「いくらで引き取ってくれるのでしょうね。あまり期待しない方がいいですね」なども知らなければこそ出てくる言葉。
そのライカは10万円でめでたく引き取られることになり、およそ6万円のコンパクトなデジカメを買うという初期の目標をクリアーしました。ずいぶん以前に45万円位で買ったものだそうなので、10万円の引き取り価格が高いか安いか……。時代は容赦なく移り変わっています。

私も今のデジカメが壊れたら、知人が買ったものと同じカメラを買いたいな。

レンコンのはさみ揚げ

2008年10月30日 | おいしいもの
 

よそのお家を訪問してお食事をいただくと、自分ではまったく使ったことのない食材や作ったことのないお料理に出くわします。
「レンコンのはさみ揚げ」もそんなお料理のひとつです。
作り方はとても簡単、そして歯触りの良さと揚げ物なのに不思議ともたれなくていくつでもいただけるから不思議です。

ぷりぷりとしたえびをいくつかに切り、そのえびをレンコンに挟み、衣をつけて揚げる、と、ここまでは普通のレシピですが、衣をパン粉の代わりにコーンフレークにすることがミソです。揚げたての熱々を「カレー塩」を振りかけていただくことがもうひとつ目新しいことかも知れません。
「パン粉をコーンフレークに替えるだけでなぜこんなに油がもたれないの?」と、このことがナゾですが、きっとパン粉は油をよりたくさん吸うからなのでしょうか。
簡単でボリュームのある美味しい一品は、これから我が家の食卓に度々登場しそうな気配です。




イエルカ家を訪ねて~

2008年10月29日 | 

長野県に住むイエルカ・ワインさんの家を訪ねました。

下の写真は、11月30日まで「瀬戸市工芸館」で行われている企画展のポスターです。
このポスターの写真は、イエルカさんが制作された鉄の薪ストーブに陶芸家中島勝乃利さんの焼いた陶板をはめ込んだもので、オブジェだとばかり思い込んでいた私にはこれが薪ストーブだとは思えないほどでした。斬新でお洒落ですね。



築300年の古民家に住むイエルカご夫妻の暮らしの設えはとても美しくうっとり。
その中でも、特に存在感のあるのは、お部屋に違和感なく融け込んでいるイエルカさんデザイン制作の鉄製の薪ストーブでした。
リビングと客間にふたつの薪ストーブが置かれ、薪が焚かれていました。
薪ストーブの上にはお鍋ややかんが余熱を利用していくつも置けるようになっていますし、下の写真の赤いハンドルを引くと、ピザやパイを焼くためのオーブン機能も備えています。



 
 
 

陶芸家としても活躍され、高い評価をされているイエルカさんの作るカップやお皿など陶の作品も、私は大好きです。祈りに通じる静謐さと遊び心がミックスされているようでいつもいつもワクワクします。土間の一角を利用して展示スペースが設けられています。





敷物はイエルカさんと奥さまの悦子さんの作品で、ギリシャの山羊の毛で織った手織りのカーペットです。お部屋の随所に大小のものが敷き込まれ、使い込まれ、生活の中に取り入れられているアートの持つ力に惚れぼれとしました。



 
 
 

工房には大きな機織り機が2台置かれ、材料の毛糸も壮観です。毛糸を触ってみると見かけとは違ってごわごわとした剛毛でした。ナチュラルカラーの色合いもいいですね。

 

裏の縁側には陽ざしがふり注ぎ、ネコちゃんはストーブのそばの椅子の上でスヤスヤ。

 
 

美味しいお食事とお茶の時間は格別に楽しみ。普段の3倍くらいの量がスラスラとお腹の中へ。

 
 
 

お散歩コースの雑木林には、紅葉が広がっていました。夕方と朝、1時間位歩きました。
携帯電波が全く通じない場所にあり、それだけに自然とともにある暮らしを満喫しました。
私を快く受け入れて下さったイエルカさん、悦子さんご夫妻に深謝!!!
ストーブのそばでのおしゃべりに夢中で、星月夜の戸外に出て星を観るのを忘れてしまったのが唯一残念。楽しかった!!!!!


朝のベランダの中で

2008年10月28日 | 自然 花や風景など


一輪、また一輪と間隔を開いて咲く四季咲きのバラ。
排気ガスのかかる環境の悪いベランダの鉢の中で咲き続けるバラ。
ときどきうどんこ病にもかかります。
朝のベランダに陽が射しこみ、光を受けて笑っているように見える今朝のバラ。

「東京都庭園美術館」ホールでのワークショップ

2008年10月26日 | 社会

 
 

目黒駅から徒歩7分位。目黒通りに面している「庭園美術館」に足を踏み入れたのは初めてでした。
何かのきっかけがないとなかなか訪れる機会はめぐって来ないものですね。
今日はこの「庭園美術館」のホールを貸し切って一日行われたワークショップに参加しました。(主催は「女性エネルギー・ラポ」)

「トーク&ワークショップ・女性エネルギー問題~女は尽きない資源を持っている~」で、午前中はパネリストの女性たちによるトーク、午後はグループに分かれて手仕事で「卵のポプリ」づくりをしたり、その卵を持ってその次に開かれた「ワールド・カフェ」で「種の記憶を呼び覚ましながらの4~5人の小グループに分かれての話し合い」が行われました。
企画者の皆さまの周到な準備に敬意と感謝を表しながら、受け手としてはパネリストの方々の発言に頷いたり納得したり。手仕事によるモノづくりでは「卵のポプリ」づくりに没頭でき、楽しい時間を過ごしました。
「ワールド・カフェ」では深く自分の本質を見つめ、「種」から「どんな花が咲かせられるのか」などのコミニケーションをグループの人たちと重ねました。

 


今日は、庭園の花を含め、卵に貼り付けた和紙の色などを通して、“色”が私に迫ってきた一日でもありました。
(写真一番下の作品は、若い男性の方が作られたものです。私が作ったものは上の右側写真下の紫が入っているものです。みんな思い思いに作って、中に入れた香りもそれぞれがブレンドしたハーブが入っています)

「女性エネルギー・ラポ」の今日の取り組みが参加者に共鳴を呼び起こし、どんなふうに育っていくのかとても楽しみです。まさに「つなげる力」「育てる力」「創る力」など女性エネルギーから生み出された種が咲かせていく花は私たちの暮らす社会にどんな花を咲かせるのでしょうか。私も花を育てる一員として参加し続けたいな☆というのが今日の感想です。

☆今日のうれしい☆
人と人、人と自然の循環で成熟の花を咲かせよう。出会いに感謝。



携帯電話が使えないときのために

2008年10月25日 | 社会



船橋市にある「高根公民館」で「毎日新聞千葉支局」の記者さんによる講座が開かれています。
25日は「大災害の現場を取材して」という演題で、04年の中越地震と08年の岩手宮城内陸地震を取材した柳澤記者によるものでした。
私は柳澤記者の温かな眼差しで書かれた署名記事をいつも好感を持って読んでいますので、柳澤さんのお話を聞くのが楽しみで出かけました。
地震災害の取材を通して感じたことなどを参加者にわかりやすくエネルギッシュに話して下さりとても参考になりました。
中でも、大地震に見舞われたときに、具体的に何をどうすればよいかなど、被災者の現場に入られて自ら感じられたことを実務に即して話され、これからの備えに役立つ内容はすぐに実行に移さなければと思いました。

①被災者に送るのはモノよりお金が有難い。義援金でサポートを。
(モノは企業からなどかなりたくさん集まってくる場合が多いため)
②携帯電話は不通になることもあるので、携帯電話以外の連絡方法を家族で確認しておくこと。
(たとえば、被災時に家を出る場合、集合場所などを日頃から話し合っておく。)
③大災害の時は、盗人も発生するので貴重品は必ず持参すること。
(財産部を普段からまとめておく。家族の中で財産部を誰が持ち出すかなども決めておくといい)

などで、一番大事なことは普段から家族間やご近所とのコミニケーションを密にしておくことが強調されていました。要は災害が大きくなればなるほどハード面よりソフト面の備えがより大切ということのようです。

いつも携帯電話が中心で家族を含め、友人知人たちと連絡を取り合っていますが、携帯電話の中に入っている情報が引き出せなくなったとき、まったくもって途方にくれてしまうような状況下を謙虚に反省し、手帳やメモなどを持ち歩くことや情報更新などの管理が大切なことをあらためて気付かされた講座でした。

☆今日のうれしい☆
柳澤さんに久しぶりに再会。頑張ってる!!偉い、偉い!!



ガラクタアート

2008年10月24日 | モノ・雑貨・道具


我が家の壁面を飾る「ガラクタアート」の品々。
右の人形は丸の内の広場で行われていた慈善コンサートで売られていたものです。2年くらい前500円で買いました。海外の子供が作ったものだそうで、超カワユイ。
左の3点のうち上下のものは何やら忘れましたが赤と白の画鋲で止めてあります。錆が出てきていい感じ。
真ん中のものは、年賀状で使った切手の大きさのスタンプを額に入れたものです。
どこまでも安上がりに徹しているシロモノです。



ソファーカバーも衣替え

2008年10月23日 | 生活・暮らし・家事など
 

秋の日差しが窓辺に射し込むようになりました。
陽だまりがそろそろ恋しくなる時節なのに、今日も長袖シャツを腕まくりして戸外を歩きました。



シングルサイズのベッドスプレットをソファーカバーに。
夏用の生成り綿麻のカバーをようやくしまって、ウールの入った冬用をアレンジして少し部屋の模様替えをしました。かなり年季の入ったソファーを長持ちさせるための窮余の策ながら、気分転換にもなっていい感じ。
部屋の中を見回せば、どれもこれも古びたものばかりで、そこに住まう人間様も古びてきています。
70代に入った友人は「辺りを見回して、私の家だけ昔のままなのよ。リフォームも何もしていなくて。すぐにわかるから遊びに来てね」と。
「そうですね、これからはそれで行きましょう」と私。

色々のものをどんどん減らしていきたいのに、なかなかうまく行きません。
持ち込まないことをモットーに暮らし始めて、出すゴミもほんとに少なくなりましたが、もう少しシェイプアップしなければとクローゼットの中や押し入れの中を見回す日々。
持ち物を修理やリフォームに出すことも多くなって、それだけは自己満足しています。

☆今日のうれしい☆



カトレアの花、満開。15年以上も咲き続けてくれてありがとう。



川村記念美術館の庭に咲く花たち

2008年10月22日 | 自然 花や風景など
つわぶき、ほととぎす、シオンなど野生に近い秋の花が咲いていました。
萩は終わっていましたが、散策路は花と緑に覆われていました。











一枚のサクラモミジを残して裸木となった木々。
散策路の桜紅葉は終わり、これからは柿紅葉が楽しみ。





リニューアルした美術館館内の随所に切られた大きなガラス窓から戸外を眺めるとうっとりするナチュラルガーデンが佇んでいて、名画に劣らぬ一幅の絵を観ているような心地よさが広がっていました。

☆今日のうれしい☆
行く先で色々の方にお会いし、よいごあいさつができました。




十月サクラと「モーリス・ルイス展」

2008年10月21日 | 社会



佐倉の「川村記念美術館」には十月に咲くサクラ「十月桜」が見頃です。



春のサクラと違って、風花が舞うようにひそやかに咲いています。

美術館内では「モーリス・ルイス 秘密の色層」が開催されています。
「アンファールド」の3枚の絵の中の特に私が気に入った一枚の絵、きっとこの絵の前に長い間居たら何かの啓示が降りて来るようなそんな思いに見舞われました。
今までに感じたことのない不思議な感覚と印象。
眺めていると大きく開けられた空白なキャンパスの向こうに吸い込まれるように見えないけれども存在する透明な扉。いくつも潜り抜けていくとその先に豊かな解放があり、乾いて萎縮している心が満たされていくようでした。あるいは吸い込まれるのではなくいざなわれて超えていくのかもしれないけれど。
思いがけず出会ってしまったこの絵はきっと忘れられないものとなるでしょう。

☆今日のうれしい☆
電車の車窓からはセイタカアワダチソウが黄色い湖沼のように光り輝いていました。