山形建築研究所-BLOG-休憩室

ここは建築設計事務所-山形建築研究所の休憩室です。
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山形建築研究所-BLOG-休憩室にお越しいただきありがとうございます。 私たちは、首都圏北部の中核と言われる宇都宮市に事務所を置き、栃木県全域をはじめ、関東近県を設計業務範囲の核として、住宅設計を主として行っている建築設計事務所です。 このブログは山形建築研究所の休憩室です。 イベント情報や現在進行中の建築現場のレポートをはじめ、住まい、建築にまつわる諸々の話、事務所や我が家での出来事等、日々感じた事などを趣味の写真を交えながら気の向くまま、勝手気ままに綴っていきます。 よろしくお付き合い下さい。

鉄骨建方

2018年01月30日 | 匠屋 穀物乾燥施設
前回の記事<鉄工所>でご紹介しました穀物乾燥施設の現場では鉄骨建方が始まりました。

クレーンフックを使っての作業を<玉掛け>作業といいます。写真はGR DIGITAL Ⅳ ノートリミング。

建方は地走りと呼ばれる地上で荷を釣るための段取り作業と、取付けと呼ばれる吊ってきた鉄骨を取り付ける高所での作業があります。
鉄骨の部材搬入から始まり、柱を建て、梁を繋いでいく作業をするのは鳶職(とびしょく)です。


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鉄工所

2018年01月24日 | 匠屋 穀物乾燥施設

昨日は穀物乾燥施設の鉄骨製品検査で宇都宮市ゆいの杜にある豊鉄工建設の鉄骨工場へ。
鉄骨の様子をぜひ見てみたい!という建築主、建築施工会社である晋豊建設の現場代理人(ベテランさんと新人君の2名)そして私での製品検査&工場見学となりました。

以前は「鉄骨原寸検査」といって、設計図で1/100、1/30などの縮尺で描かれている構造図を原寸大で書き直し各部の納まりなどを
チェックする検査がありましたが、最近では工場でもCAD化が進んで原寸図を引くこともなくなってきています。


柱や梁などの製品精度の検査、管理許容範囲を超えた製品は無く製品精度検査は合格。
鉄骨は溶接することで1カ所当り1.0~1.5ミリ程度縮んでしまいます、そのために製品を切断する際には、縮みシロを勘案し加工します。
その数値は、材料の厚さや溶接長さ、気温などによる鉄工所独自のデータがあったりするようですが、最終的な判断は職人の『勘』が頼りになるそうです。


鉄骨柱脚部のベースプレート裏面には「匠」の文字が?・・・決して、○○の匠が製作している訳じゃなく事業主体の名称の一部です。(^^ゞ


完成した溶接の仕口、溶接ビード… 目視検査合格! なかなかのビードです。 以上写真は全てGR DIGITAL Ⅳ

そして目視検査ではわからない溶接部分の検査、超音波探傷検査。第三者検査機関からの報告と製品の抜き打ち検査も行い無事に合格。
来週からは、いよいよ建て方が始まる穀物乾燥施設の現場です。

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東北本線

2018年01月22日 | 仕事
空模様が気になる今日、東北本線で宇都宮から北上。
栃木県からの働きかけで、1990年から上野駅から黒磯駅間の名称は『宇都宮線』の呼び名に変わりましたが
個人的には『東北本線(東北線)』のほうがピンとくるので。(^^ゞ


氏家駅を出てまもなく、蒲須坂駅のあたり・・・写真は全てGR DIGITAL Ⅳ
10月の記事<地鎮祭>で紹介した穀物乾燥施設。基礎工事を終えブルーシートで養生中の現場。電車から見るとこんな様子。(^^)

目的は現在設計を進めている、スポーツクラブ増築工事の打合せのため。那須塩原市役所を経由してクライアントの事務所へ。
昨年7月の記事<日本ERI>で増築工事の法的規制をクリアする打合せを行い、<Tokyo Big Sight>で計画の情報収集を行い
11月には設計契約締結させていただいて、すすめてきた設計の業務がほぼ完了して、施工を行う業者選定についての大詰めの打合せです。


宇都宮線の終点、黒磯駅に着いたころ予報通り小雪がちらつき始めました。

見積りに参加して頂ける建築会社との確認、現場説明会の日程、工事の工程などを決定。

打合せを終え帰る頃には、うっすらと地面が白くなり始めて・・・那須塩原駅をあとにしました。


宇都宮駅に着いたころには、すっかり雪景色。
前日からの雪の予報をきいて、移動手段を車から電車でという小さな旅でしたが、おかげで無事に事務所に到着することができました。(^^



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飛行機雲

2018年01月15日 | 雑感
所用で出掛けた宇都宮市役所。

用を終えて車に戻ると・・・飛行機雲。 GR DIGITAL Ⅳ ノートリミング。

低い気温と高い湿度が飛行機雲出現の条件。飛行機雲の白い線が3本・・・天気は下り坂のサイン!


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曳家

2018年01月12日 | 仕事
今シーズン最強の冷え込み。寒いと思ったら今朝の宇都宮は氷点下。 

厳しい冷え込みになると、凍裂(生きた大木が立ったまま、はじけるような音を立てて裂ける現象)が起きるとのこと。
写真の松ぼっくりは、はじけた訳じゃありませんが、今朝の散歩道、とにかく寒かったので・・・GR DIGITAL Ⅳ マクロ ノートリミング。

昨年末から工事が始まった住宅の曳家(ひきや)工事。曳家とは建築物を解体せず、そのままの形で移設すること。
建物を壊すことなく、現状のまま移築する技能は昔から行われていて、曳き舞、引舞と云ったりもしています。
敷地が別の場所になるため建築基準法上の扱いは新築となるため、建築確認申請の手続きが必要になります。ウチの事務所で、この申請手続きは初めての業務。


写真左:ほぼ予定の位置まで移動させてきた様子。
写真右:もともと建物があった場所から移動した行程。写真点前は基礎コンクリートを解体したところ。

曳家は、鳶職が本来得意とする技能。

ジャッキの置き方、レールの敷き方、コロ棒の乗せ方等熟練の職人技が必要となります。
機械化が進んで、人の目や手による職人のカンや経験が忘れられがちですが、何においても古来の技能は大切なことです。
写真は撮りましたが、建物の下に潜り込む勇気はありませんでした。(^^ゞ

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<いまいすみのすまい>完成見学会 ご参加ありがとうございました

<いまいすみのすまい>完成見学会を開催し無事終えることができました。 お越しいただきました皆様、まことにありがとうございました。 詳しくはこちらから… -山形建築研究所-ウエブサイト