山形建築研究所-BLOG-休憩室

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・・・・・・・ちょっとひと休みしていきませんか?

関守石

2015年05月13日 | 高林のすまい
台風から変わった低気圧は昨夜駆け足で通り過ぎて、今朝は晴天となった宇都宮界隈。

朝から事務所を出て那須塩原市にある<高林のすまい>へ。夏を思わせる日ざしの高林 GRデジタルⅢ
目的は1年点検時に保留になっていた個所の修繕と、Eさんの希望でキッチンの調理器具変更の相談です。


庭の植栽に覆われて佇まいは、森の中にひっそりと佇むようにというコンセプト通りのすまいと云った感です。(^^) へへッ!

現地で待ち合わせた君島建築社長は、『建物が見えなくなっちゃいましたね・・・』と云っておりますが、この佇まいもそれはそれでいいもんです。

茶室・広間の庭先もすっかり夏の表情を見せていました。

縁側の先に置かれたひもで結ばれた石は『関守石』 写真右
関守石とは・・・茶庭や露地の飛び石や延段(のべだん)に置かれている石で、シュロ縄などで十文字に結んである小石のことです。
いくつかの役割、約束事があります。ひとつは、これより先にへ入らないでという印であり、「これより中に入ることは遠慮されたし」のメッセージがこめられています。
そして関守石を置くことによって客人に対する案内、誘導の役割など、ほかにも様々な役割があるようです。お茶の世界は奥が深い!

3年目に入った高林のすまいには、新しい家族(ワンちゃん)も加わった様子です。

竣工後約2年を経過して味わい深くなってきた杉のフローリング・・・これは合板フローリングじゃ味わえませんからねェ。




そしてここからはオマケ!・・・虫が嫌いな方はここでストップ!
庭先で見つけた、蛾の幼虫、尺取り虫です。セキモリイシ、シャクトリムシ・・・ちょっと似てません?


シャクトリムシは体の前と後にしか足がないそうで・・・そこで、まず体を直ぐに伸ばして前足で物に掴まると今度は後ろ足を離し体の後ろを前足のところまで引き付ける。
この時に体はU字型になります・・・その瞬間が↑です。この姿が、全身を使って長さを測っているように見えることから、「尺取り虫」と呼ばれるそうな・・・
そんな様子をのんびりと眺めているのもなかなか楽しいもんですよ。(^^)






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