日本茶道塾 ブログ

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五感の話

2009年05月25日 | 茶の話
佗の茶は、茶室を狭くし暗くすることで、視覚に無駄な情報を与えないようにしました。入口は人が入れるほどの広さにし、壁で囲った部屋の中では、釜の煮え音や茶筅を振る音しか聞かせません。触れることができるのは、茶の入れものである茶碗と、茶の器である茶器など、限られたものになります。茶の味や香りを保持する努力は、茶葉の選定や、茶壺や保存方法の工夫に見ることができ、食事としての懐石は、淡い味付けにしてあります。それは、茶の香りに触らないようにとの心遣いであり、炭の香りにも心を配り香を焚くほどです。茶室・炭手前・懐石・茶道具・所作などすべてを必要最小限にしていくことで、それぞれの本質を知ろうとしたのです。わび茶は、可能な限り、余分というものを排除していくことにより、五感の働きを最小限に制御し、茶道の本質を浮び上がらせようとする実践なのであります。

御干菓子2

2009年05月17日 | 常釜
名古屋のお土産にいただきました。一つ一つお味が違うのと、触感が楽しいです。 茶席にも合いそうなので、次回の稽古釜にて皆さんとご一緒できればと思っております。 小判堂の御煎餅です。名古屋の方は、ああ、あれね、というくらい有名だそうです。
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大徳寺納豆入り干菓子

2009年05月17日 | 常釜
大徳寺納豆入りのお干菓子、
時々いただきたくなります。

大徳寺門前の磯田さんや玉寿軒さんのが有名ですが、
取り寄せ安いのが磯田さんです。

時々、常釜のお干菓子として使わせていただいております。

茶壷に茶を詰める会

2009年05月17日 | お知らせ
茶壷に茶を詰める会

日程が決まりました。

6月6日(土)
午後1時~4時予定

(内容)新茶を壺に詰める体験と、

古茶(茶壷にて保存されていた)を挽き、その茶と新茶とを比較しながら楽しむお席。天気がよろしければ野点でも。(実際に口切の時の味と比べてみることもできますね)

(注)抹茶用のテン茶ですので、煎茶ではございません。

「日々是好日」

2009年05月16日 | 茶の話
碧巖録の第六則の、「挙雲門垂語云十五日已前不問汝十五日已後道将一句来自代云日々是好日」からの語です。中国唐時代の雲門文偃(ぶんえん)禅師の語。雲門禅師はある日、大勢の弟子たちに向かって「十五日以前のことはさておき、これからの十五日以後の心境を一言でのべなさい。」と問います。誰も返えられずにいると、雲門が「日々是好日」といいます。十五日以後と問われれば、十五日後のことはわからないとか、十五日後に答えればと思うかもしれません。雲門は十五日といいながら、日時にとらわれてはいません。茶道の修行も、今までは出来てなかったとか、明日やればよいという思いに落ち込むのではなく、そう思った時、今日、今こそ点前修行に打ち込むべきなのです。今日を生き切れば、意図せずとも、それはよい過去となり、素晴らしい未来につながるようになるのです。平々凡々の穏やかな日々を「日々是好日」というのではなく、周りの事柄や自分の感情に翻弄されることなく、自主的に今を生き抜こうとすることが、「日々是好日」というものなのです。

禅と茶の会 参加者受付中

2009年05月11日 | お知らせ
毎年恒例の「禅と茶の会」

今年は、6月第一日曜日に決まりましたので、
以下、ご参加者の募集をお知らせ申し上げます。

坐禅堂の定員がございますので、早めにお申し込み下さい。

坐禅がはじめての方、正坐が苦手という方も、和尚様のご指導ございますので、安心してどうぞ。

塾生以外、茶道を習われていない方も歓迎いたします。

日時 6月7日(日)13:00~16:30

場所 聚光院 伊東別院
   (新幹線・熱海駅より伊豆急行「川奈」下車・川奈ホテル前)

 *詳細地図は参加者に送ります

坐禅指導 小野澤寛海和尚様
(今年は海洞和尚様もご指導くださるそうです)

【当日の予定】

13:00 挨拶 番茶礼
13:15 坐禅体験
(休憩)
14:45 御法話
15:10 作務体験
15:40 抹茶礼
(和尚様との交流会)
16:00 茶室・茶庭・襖絵見学
16:30 散会
*希望者のみ温泉浴が用意される場合もあります

服装・持ち物 坐禅が組めるゆったりとした服装(作務衣でも結構です)


端午の節句釜御礼

2009年05月04日 | 行事報告
5月の節句釜

端午の節句

お出ましいただきました皆様のおかげですばらしい一日となりました。

当日は茶道塾の東京稽古をさせていただいております銀座「古う庵」庵主様がお席を担当くださいました。

拈華微笑

追記 皆様のご協力あり、端午の節句釜にてユニセフへの寄付を送ることができました。

茶人である私たちが子供の日に茶を通じて協力できないかと考え、今年は皆様のおかげで200人以上の世界の子供たちを救えるワクチンなどを送らせていただくことができました。 御礼をお伝え申し上げます。

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