日本茶道塾 ブログ

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子ども芸術大学

2017年05月18日 | 茶書を読む
ふじのくに子ども芸術大学


「菓子器(かしき)をつくってお茶席(ちゃせき)でもてなす!」

講座のご案内を申し上げます。

お茶席体験のち、自作の器を作る作陶会です。

①お茶席体験:お茶とお菓子をお茶席で楽しみ、お茶席の器について学びます。

②作陶:講師の先生の指導の下、お茶席で用いられる「楽焼(らくやき)」の菓子器を、デザインを含め自分で作成します。(ここまで半日で行います)

*そして後日:焼成ができたら、手作りの菓子器に合うお菓子を選んで、お茶会をしてみましょう。(完成するまで1か月くらいかかります。詳細は講座内でお伝えします。)


日時 9月23日(土・祝) 13:00~16:00

場所 メロープラザ(袋井市浅名1027)

対象 小学1年生~中学3年生(親子参加可)

定員 20名(抽選)

申込期間 5月15日(月)~9月16日(土)

受講料 2,000円

主催 日本茶道塾

申込は以下のリンク先から




→申し込み・詳細へ(ここをクリックください)

ふじのくに子ども芸術大学は、文化・芸術の楽しさを教えてくれるワークショップ(体験講座)です。
ふじのくに子ども芸術大学実行委員会
〒420-8601 静岡県静岡市葵区追手町9-6 静岡県文化政策課内
TEL.054-221-3340 FAX.054-221-2827
https://www.fkac.jp/kouza2017/kouza_seibu1.html

『碧巌録』第二則「趙州至道無難 」

2017年03月07日 | 茶書を読む
茶道塾の講師資格に挑戦くださっている方がありますので、一緒に『碧巌録』を読むことにしました。



『碧巌録』第二則から

「至道無難」(しいどう ぶなん)


道に至るのことは、難しいことではない。


「喫茶去」の公案で有名な趙州(じょうしゅう)禅師の言葉です。

その趙州が言いました、

「道に到達するのは、難しいことではない」


(すでにそこにいるから)

つづけて、言われました。

「唯嫌 揀択(ゆいけん けんじゃく)」

ただ、物事を見て、これは良い、これは悪いなどと、選んでしまうことを嫌うだけだ。

私たち茶をする者には、

道は、文字や言葉で説明することではなく、
お茶一服を点てること、飲むこと、そのものの中にあるのだということなのでしょう。


龍澤山・祥雲寺お茶会

2016年08月16日 | 茶書を読む
【曹洞宗 龍澤山・祥雲寺お茶会のお知らせ】

町田市にある龍澤山祥雲寺(曹洞宗)の書院にて釜をかけさせていただきます。
美しい池や立派な竹林など心が安らぐ素敵な空間です。
お茶席は初めてという方も、ご参加お待ちしております。

◆9月18日(日曜日)10時~14時

■会費 500円

■場所 龍澤山・祥雲寺
お茶会は書院にておこないます。

■交通ご案内
町田駅から徒歩15分
町田バスセンター8番乗場より「熊野神社前」下車徒歩約5分
町田ターミナル9・10番乗場より「熊野神社前」下車徒歩約5分
http://www7b.biglobe.ne.jp/~machidashouunji/003.htm

【参加お申し込み方法】
①FBからのお申し込みは、以下のURLからお願いいたします。
https://www.facebook.com/events/862340220567816/

②メールのお申し込みは以下で承ります。
chadojuku@yahoo.co.jp

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2015年10月09日 | 茶書を読む
掛け釜のお知らせ
2015・平成27・乙未(きのとひつじ)

銀座古う庵 第一第三土曜日
10月3日 10月17日 11月7日 11月21日 12月5日 12月は第一だけです

横須賀茶事道場 第一土曜古う庵の翌日曜日
10月4日 11月8日 12月6日

静岡一得庵 第二第四木曜日
10月8日 10月22日 11月12日 11月28日 12月10日 12月は第一だけです

親子茶道教室 第二第四土曜日
10月24日 11月14日 11月28日 12月12日 12月は第一だけです

10月2日・6日は体験会
12月19日 五島美術館茶会 2015年4月頃には名古屋で主客同座茶会を予定
掛け釜の日程は変更になることもあります。
日本茶道塾08052956591 chadojuku@yahoo.co.jp 

ミラノ万博 茶道表演

2015年08月31日 | 茶書を読む
ミラノ万国博覧会(静岡ウィーク)にて、日本茶道、静岡県の茶文化のご紹介を担当させていただきました。

日本館は大観温度四十度以上と言う真夏の中、三時間待ちという長蛇の列で、イタリアの方々の日本文化への関心の高さに頭が下がりました。

今回は、濃茶の点前をご一緒頂くという形で、ご紹介しました。
8月24日より四日間。

イタリアの皆さんは、茶道に大変興味を持ってくださっていました。

日本の文化や日本人に対して大変好意的で、それは長年、イタリアを訪問してきた日本人が作り上げてきたものだということがわかりました。(観光が大きな産業でもある国のため、日本人の評判がホテル、飲食店、観光地などから広まっているそうです)

濃茶を点てるときは、ともに点てる気持ちでステージと客ということでも「茶席」に同席しているという気持ちで一体となっていくようにお話させていただくと、万博会場という賑やかな中でも皆さんがシンと静まり、点前に集中いただいたことを感じました。

日本茶の文化やよさを少しでも感じていただけたのでしたら、有難く存じます。









静岡新聞
http://www.at-s.com/news/detail/1174226544.html

中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/shizuoka/20150824/CK2015082402000096.html

静岡県の取組みについては、ミラノ万博しずおかFBでご紹介されています。
https://www.facebook.com/shizuokamilano?fref=ts

記事担当 吉野亜湖

日本茶道塾 2015夏の稽古釜のご案内

2015年04月30日 | 茶書を読む
掛け釜のお知らせ2015・平成27・乙未(きのとひつじ)

銀座古う庵 第一第三土曜日
6月6日 6月20日 7月4日 7月18日
8月1日 9月5日 9月19日
*8月は第一だけです

横須賀茶事道場 第一土曜古う庵の翌日曜日
6月7日 7月5日 8月2日 9月6日

静岡一得庵 第二第四木曜日
6月11日 6月25日 7月9日 7月23日
8月6日 9月10日 9月24日
8月は第一だけです

親子茶道教室 第二第四土曜日
6月13日 6月27日 7月11日 7月25日
8月8日 9月12日 9月26日
8月は第一だけです

夏釜は8月中旬以降に予定しています。

掛け釜の日程は変更になることもあります。
問合は、メール chadojuku@yahoo.co.jp 


日本茶道塾 掛け釜予定

2015年01月24日 | 茶書を読む
平成二十七・乙未 二月~五月掛け釜のお知らせを申し上げます。

銀座古う庵 第一第三土曜日
2月21日 3月7日 4月4日 4月18日
5月2日 5月16日

*3月21日は世田谷区経堂のお席になります。

横須賀茶事道場 第一土曜古う庵の翌日曜日
2月8日 3月8日 4月5日 5月3日

静岡一得庵 第二第四木曜日
2月12日 2月26日 3月12日 3月26日
4月9日 4月23日 5月14日 5月28日

袋井親子茶道教室 第二第四土曜日
2月14日 2月28日 3月14日 3月28日
4月11日 4月25日 5月9日 5月23日

他行事予定
3月5日浜離宮茶会 (中国訪問団 企業研修 茶道体験)
3月10日東京:企業研修 茶室体験(タイ訪問団)
4月12日(日)可睡斎 中国訪問団 茶道体験会
5月22日(金)台湾学生国際交流 茶道体験会

掛け釜の日程は変更になることもあります。
問合は、メール chadojuku@yahoo.co.jp 

1月の講座

2015年01月21日 | 茶書を読む
「茶道を学び、茶道を活かす」集中講座in静岡

~「茶道」を学び、同時に全く違う「感性コミュニケーション」
というアプローチから茶道を見て行く2日間の特別講義です。
発祥は、日本の茶道と、アメリカの実践心理学。
一見全く違う世界ですが、日本人が行うからこそ、
二つの世界に共通項が見えてきます。~(講座紹介ホームページより)

【日時・会場】
1/31 静岡駅前パルシェ
2/28 静岡駅前あざれあ交流会議

かなざわゆう様の企画で、茶道講師として吉野亜湖がお伺いします。
ご参加の皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


詳細、お申込みは以下のリンクから。
http://ochaukeya.com/archives/4036

袋井茶文化祭

2014年11月17日 | 茶書を読む
日本茶道塾が事務局を務めております袋井茶文化促進会の主催で、以下のような袋井茶文化祭が開催されますので、ご案内申し上げます。


●「ティーロード~シーサンパンナの喫茶風俗」展
日時:平成26年11月18日(火)~23日(日) ※20日(木)は休館日 
場所:月見の里学遊館 ものづくりWSR
展示内容:シーサンパンナ茶文化関係写真、茶の標本、製茶法、民族、衣装、喫茶法、茶道具など
参加料無料、申し込み不要

●「茶のルーツを知る」シンポジウム
日時:平成26年11月23日(日)13時30分~16時
場所:袋井市役所3階301会議室
講演:「茶の原産地と喫茶文化の成立」 松下智  元愛知大学教授・豊茗会会長
    「中国における茶の原産地考」   関剣平  浙江農林大学茶文化学院教授
コーディネーター: 小泊重洋  袋井茶文化促進会会長
参加料:500円(資料費含む) ※要申込み

●「和紅茶の味わい」 講座
日時:平成26年11月21日(金) 月見の里学遊館 集会室B
内容:和紅茶を中心としたテイスティング
講師:奥田実紀
受講料:1,000円(材料費含む) ※要申込み

●「お茶料理」講座
日時:平成26年11月18日(火) 月見の里学遊館 食のWSR
内容:お茶を利用した料理の実習
講師:南廣子
受講料:2,000円(材料費含む) ※要申込み

●「みんなで楽しむお茶会」
日時:平成26年11月22日(土) 14時~16時
内容:茶道の作法を学んだ子どもたちが、参加者の皆さんにお茶を提供します。
場所:月見の里学遊館 ものづくりワークショップルーム
講師:吉野亜湖 日本茶道塾講師
参加料:300円 (茶・茶菓子代) ※要申込み

●他にも「茶神888出演」、「ふくろい茶試飲即売会」、
  「中国・シーサンパンナのお茶試飲会」等を会場にて開催予定!

●申込み先:TEL0537-24-4864(小泊) FAX45-1202(豊田)

『茶式湖月抄』(ちゃしきこげつしょう)

2014年08月09日 | 茶書を読む

「細なることは聞こえてきませんが、三国の時代、呉の韋曜茶を好み、孫皓茶を酒に代えて賜りしことが見え、晋の王濛、人に至れば、茶を飲ませる故事がありますので、魏晋の頃よりしだいに行われたことがわかります。
その後、唐の玄宗天寶年の頃、茶仙陸羽が世に出て、肅宗代宗の間に、朝廷と民間と一緒に茶教を著わして、煮る点てるという法則を立てて、器を作り水の良し悪しを論じました。
そのようなことから、天下の人茶飲の清雅なことを賞翫するようになり、その風流は盛んになりました。
宗の代に至っては太祖開寶年の頃、いよいよ盛んになり、丁謂や蔡襄が、大小の龍團の茶を作り、明朝の時代に至っては、芽茶を用いて團茶は廃れたようです。
その外漢土にてのこと記すに、ことごとく揚げるのは難しく、またもしくわしく書き記したとしても、無益な仕事ですのでそれは記しません。
御国にては、
嵯峨天皇の御宇弘仁六年(815)四月、近江の国滋賀の崇福寺に御幸たまいしついでに梵釋寺に鸞輿を停められし時、大僧正永忠が自らお茶を煮て奉れりということが見え、また」

【語注】
韋昭(いしょう、?-273年)は、中国三国時代の呉の政治家・儒学者・歴史家。字は弘嗣。揚州丹陽郡雲陽県(江蘇省丹陽市)の人。子は韋隆。『三国志』「呉書」では韋曜と記載。
孫皓(そんこう)は、三国時代の呉の第4代皇帝。祖父は、初代皇帝孫権。父は孫権の第3子で皇太子に立てられていたが廃された南陽王孫和。子に孫瑾(太子)・孫虔(魯王)・孫充・孫璠他。『三国志』呉志「三嗣主伝」に伝がある。
王蒙(309年-347年)は、晋陽(今太原)の人。 東晋の有名人で公爵。
漸(ぜん)は、しだいに・だんだん・少しずつの意。
玄宗天寶年中は、玄宗皇帝の時である天寶の年頃の意。
陸羽(りくう・733年-804年)は、中国・唐代の文筆家で、『茶経』3巻などを著述した人。
粛宗(しゅくそう・711-762)は、唐朝の第10代皇帝。即位して6年で崩じ、その長子の李予(762-779)が第11代皇帝・代宗となりました。
開宝(かいほう・968- 976)は、北宋の太祖趙匡胤の治世に行われた3番目の元号。
丁謂(960~1033・文人政治家)が咸平年間(998~1003)に福建の曹監となり、皇帝専用の御茶を造り龍鳳団茶を献上して皇帝の寵愛を得たのが、龍鳳茶のはじめとされます。
蔡襄(1012~1067)は福建轉運使のとき、丁謂が作り出した大龍鳳団茶を改良した小龍鳳団茶を作って献上します。
御宇とは、帝王が天下を治めている期間・御代(みよ)のこと。
弘仁(こうにん)は、日本の元号の一つ。大同の後、天長の前。810年から824年までの期間を指す。この時代の天皇は嵯峨天皇、淳和天皇。
崇福寺跡(すうふくじあと)は、滋賀県大津市にある飛鳥時代後期から室町時代にかけて存在した寺院の遺跡。崇福寺は、668年に天智天皇の命により近江大津宮の北西の山中に建立され(『扶桑略記』ほか)たが、火災や山門寺門の抗争などで衰退し、室町時代には廃寺となりました。寺跡は梵釈寺(桓武天皇が天智天皇追慕のために建立)との複合遺跡と考えられています。
鸞輿(らんよ)は、天子の乗る輿(こし)。鳳輿(ほうよ)・鳳輦(ほうれん)とも。

『茶式湖月抄』(ちゃしきこげつしょう)

2014年08月09日 | 茶書を読む

「茶の始まり
上古茶というもの三種ありと、漢土の書に見えます。
その中の苦茶というものが、今の茶なりとあります。
その外の二種は蕪穢の草でしたので、わざわざ食品とはせずに、一説に古はその菜を食せず
ゆえに茶の字立ずともいわれました。
詩経の語にも出て、また爾雅に茶を檟(か)と出ています。
これを飲み物とすることは、漢土にても中古よりの事でしょう。
漢の代には司馬相如・揚雄等茶に名があれども精」

【語注】
蕪穢(ぶあい)とは、土地などが、荒れはてること。また、そのさま。ぶわい。
爾雅(じが)とは、中国の類語辞典・語釈辞典。3巻、19編。撰者未詳。周代から漢代の諸経書の伝注を採録したものといわれる。東晋の郭璞(かくはく)の注がある。
檟は、ひさぎともいう。
司馬相如(しばしょうじょ、紀元前179年-紀元前117年)は、中国の前漢の頃の文章家。蜀郡成都の人。字は長卿(ちょうけい)。名は、もと犬子(けんし)。
揚雄(ようゆう、紀元前53年(宣帝の甘露元年)-18年(王莽の天鳳五年))は、中国前漢時代末期の文人、学者。現在の四川省に当たる蜀郡成都の人。字は子雲。司馬相如は先輩になります。

画像は以下のサイトにあります。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo09/wo09_00422/index.html

『茶式湖月抄』(ちゃしきこげつしょう)

2014年08月05日 | 茶書を読む
「桑小卓  江岑棚
三重棚  利休形旅箪笥
道幸  大目向二重棚
一重棚  宗旦板風炉
利休炉縁  同覆
同蓋  利休竹檠
仙叟竹檠
路地之事 附 数寄屋水屋
昼茶湯  夜咄
暁茶湯 夜込とも云  朝茶湯
飯後 菓子の茶湯とも云  跡見
一客  四つ組茶入 手瓶 弦(釣)附 水滴 油滴
耳附茶入
目次終」


画像は以下のサイトにあります。
http://www.wul.waseda.ac.jp/kotenseki/html/wo09/wo09_00422/index.html