ブラジルを代表する料理のひとつ Feijoada (フェイジョアーダ)
起源は古く、17世紀に奴隷達が考案した料理とされています。
主人達が上質な肉を取った後、残った豚の耳や鼻、しっぽなどを
豆と一緒に煮込んで、美味しく食べる工夫をしたのが始まりと
言われていますが、ヨーロッパから支配者層が持ち込んだ
豆の煮込み料理が起源という説もあります。
現在では、Feijão Preto(フェイジョン プレット)という黒い豆と
牛や豚の燻製肉、干し肉、リングイッサという腸詰、豚の耳やしっぽ、
足などをにんにくと岩塩の塩味でシチューのように煮込んで作ります。
それをライス(パラパラしている)と一緒に食べますが、
ライス以外にも必ず一緒に食べるお約束のものがあります。
couve(ケール)のガーリック炒め、オレンジのスライス、
farofa(マンジョッカ芋の粉)など。
↑ 典型的な Feijoada completa ↑
見た目は少しグロいかもしれませんが、食べてみると意外に美味しいです!
最近では健康志向が高まり、脂肪分、塩分を控えめにしてあったり、
豆と別の器で、煮込んだ肉を部位別に分けて、好みの肉と
組み合わせたりする事ができたりします
12月21日に palmito(パゥミット)についてご紹介した
サンパウロのブラジル料理レストラン「O Caipira」でも
フェイジョアーダがありました。ここも肉が部位別に分かれていました
↑ 豆の煮込み、干し肉、耳、しっぽ、豚足、腸詰、燻製などなど ↑
ブラジル料理 buffet
手前のかぼちゃのスープは絶品でした
お約束の取り合わせ フェイジョアーダ
フェイジョアーダは元々、暑熱の中で強制労働に就く奴隷の
塩分を補う食事であったため、パンチのある料理です
水曜日と土曜日の「お昼」に食べるのが習慣です。
そして、強いお酒が合います。
Caipirinha(カイピリーニャ)最高です!
Batida(バチーダ)という甘めのリキュールも合います♪
FEIJOADA
機会をつくって、ぜひ一度は召し上がってみてください
2008年8月1日より始めたこのブログも
今年はこれで書き納めとなります。
ご縁があって読んでくださった方々 本当にありがとうございました!
よいお年をお迎えください