長谷川陽子♪ブログ

チェロのこと、音楽のことを中心とした気ままな日記です。

旧友との再会

2006年05月30日 | チェロ
先日は古くからの友人のピアニスト干野宜大さんと一緒にコンサートでした^^


今まで比較的先輩方と弾く機会が多かったのですが、
こうして音高時代の友人と一緒に何かを創れるのは、
また違った楽しみや真剣さ、面白さでいっぱいです。

ついつい同級生相手だと遠慮なく「こう弾きたいの!」と
色々ワガママなお願い事を沢山言ってしまうのですが、
いつもどっしりと「なるほど、やってみよう!!」と寛大な干野さん。
時には「ここはさ、ラフマニノフ・コードって言ってね・・・」と
ピアニストならではの新鮮な発見を教えてくれたり・・・。

また休憩時間や終演後はお互い大好きな車の話や音楽ジョーク、
そして母校桐朋の伝説となっているオバケ話などなど・・・^^;
話題は尽きません!!笑
とても楽しい本番でした

それと実は先日のコンサート、なんと小学生時代に
大の仲良しだった同級生が二人の可愛いお嬢さんを連れて
聴きにきてくれてビックリ!!小学生の時以来の再会です!!
その話をあとで干野くんにしたら、
彼も中学の同級生がその日聴きにきてくれて
久々の再会をしたとか・・・偶然
毎回音楽を通じてお客様や主催の方々など
色々な人にお会いできるのが、とても楽しみなのですが、
音楽を通じて旧友たちとの再会、とても嬉しい一日でした。

さて、明日は新潟で再び無伴奏の世界です
明日はバッハを通じてどんな出会いがあるのでしょうか、
今からとても楽しみです!

BACH@白寿

2006年05月27日 | チェロ
白寿ホールでのバッハの無伴奏チェロ組曲のコンサート、
昼夜公演共、沢山の温かなお客様に恵まれて、とても幸せな時間でした。
白寿の音は本当にホールそのものが楽器のようで、
ステージ上で弾いていると、まるで楽器の中に自分がいるような、
音に包まれる幸福感でいっぱいです^^
バッハ無伴奏残り4曲全部白寿で弾きたいなぁ!!

大曲6番を弾くのは本当に久しぶりでしたし、
昼夜と2回公演は自分の体力と気力への挑戦です。
ちなみに昼公演後、夜までどうやって時間を過ごすか・・・
これが私にとっては最大のテーマで、
起きていると、練習がしたくなる→筋肉が疲れてしまう
外にお茶をしに行く→気が抜けてしまう
よって、楽屋で仮眠!がこの際正しい時間の過ごし方。
いつも楽屋仮眠の秘密兵器は、iPodに入れてあるグールドのバッハと、
好きな香りとレッグウォーマー。仕事用のスーツケースには
このセットが必ず入っていて、今回も活躍してくれました^^

ちなみに、こちらの楽屋、医学的な専門用語はよくわからないのですが、
すごい健康椅子がありました!!

白寿のスタッフUさんのお話では、電気がどうのこうの・・・
なんだか座っていると、じんわり温かくなってきて思わず熟睡^^
夜公演の6番が元気に弾き終えられたのは、この椅子のおかげかも??
健康椅子、あなどれません!!

終演後はとても理知的なのに、物マネ上手で面白いHさんはじめ、
本当にユニークで温かいスタッフの皆さんと打ち上げ^^

全部終わってホッとした時間を大笑いしながら、
色々な夢を語るのは次への最大の充電です!

江戸川 そして友人たち

2006年05月21日 | 日々のできごと
江戸川での本番はゼロ歳からのおチビちゃんから、
ご高齢のご夫妻のお姿もあって、
私自身、弾く曲もバッハあり、ディズニーあり、
ピアソラあり、ショパンもあればラフマニノフもあり・・・と
これまたバラエティに富んだもの。

「さぁ!今から『音楽』を聴きますよ~」などと構えることなく、
小さな頃からごく自然に日常の中で、音楽に接する機会に恵まれるのは、
私自身そうだったように、とても幸せなこと。
こういったコンサートはまだ未開拓な部分もあって、
もっと皆が色々試行錯誤しなくてはならないし
何よりも、単発でなく継続させて、やっと数年後に芽が出る話。
この中から一人でも「よくわからないけど、なんか面白いなぁ~」と、
帰ってからも、思い出してくれているおチビちゃんがいたとしたら、
とても弾きがいのあることだと思う。
前のほうに座っていたお客様たちと目が合うと、
にこにこっとしていらしたのがとても嬉しかったです^^

江戸川の翌日は友人たちと食事へ^^
彼女たちは、一般の会社勤めをしていて、
3人とも、同年代の女性同士、美味しいものとおしゃべりが大好き!
好奇心旺盛で、生き生きとそれぞれの毎日を
充実させている、とても素敵なお友達です。
そんな訳で数ヶ月に一度3人で食事をしながら
日常の小さな事から本や映画、料理の話だったり、
(昨日は偶然3人ともただ今『ダ・ヴィンチ・コード』を
   読んでいることが発覚^^)
また「なるほど!」と思わず考えさせられるような
色々な話にいつも花が咲くのです^^

日々日常、音楽の世界の友人知人に会うことが多くて、
それはそれでとてもいい刺激もあるし、通じるものが大きいのですが、
たまに会う彼女たちからは、また違った大きな元気をもらっています^^

マエストロ福田!

2006年05月14日 | クラシック音楽全般
おとといは、ギターの福田進一さんのリサイタルを聴きに行って来ました。
今年は私自身、バッハを常に弾いていきたいと思っているので、
福田さんの弾くバッハのシャコンヌに期待大でしたが、
一曲目から最後の曲まで、特に今回ブローウェルが福田さんに献呈した
『ハープと影』、息を飲むような気迫満点、圧巻でしたm(_ _)m
さすが師匠!!

ギターのように発音したら音が消えていく楽器特有の空気感というのは、
弓を使う楽器やペダルなどで音を持続させられる楽器とは
全然違ったニュアンスがあって、今度のバッハで少しでも
あの感じを部分的に取り入れられたらなぁ・・・などと
今日は一日色々実験をしてみましたが、うーん、まだまだです^^;
 
それにしても尊敬する大先輩のステージでの凛々しいお姿を
拝見出来るのは、大きな励み。私も負けないよう頑張ります!!


そんな日練習三昧の合間には、代官山の大好きなケーキ屋さん
『松之助N.Y』の美味しいアップルパイでエネルギー補充^^


Mozart~生誕250年☆

2006年05月08日 | クラシック音楽全般
先日の日記のコメントの中で、Unknownさんより
『そう言えば、モーツァルトにチェロソナタとかないですよね。どうしてなんでしょう。
チェロでモーツァルトの代用品というと誰でしょうね。』という質問を頂きました^^
色々な見解があるし、間違いもあるかもしれませんが、
私のごく個人的な見方を少しだけ^^(間違っていたら、是非教えてくださいね^^

モーツァルトが生きていた250年前のこの時代のチェロという楽器は
メロディを担当する楽器ではなく、通奏低音という「伴奏」の役割分担を担っていたそうです。
当時のチェロはまだ楽器としての完成度は、まだまだ未完成で、
(このあたりの、楽器の歴史は割愛しますが)
どちらかと言うとヴァイオリンなどがメロディを弾いている下で、
ブーンブーンと縁の下の力持ち的な役目だったのです。
また周波数的にも、元々人間の耳は低い音よりも高音のほうが聞こえやすく、
そのためでしょうか、オーケストラなどでも、
低音楽器よりも高音楽器のほうが
メロディを弾くことは多いのはそのためだと思います。

またもう一つの理由としては、
モーツァルト自身クラヴサン(もしくはピアノフォルテ)と
ヴァイオリンの名手で、またチェリストの友人は側にいなかったようです。
例えばベートーヴェンの友人に当時の名チェリスト・ロンベルグがいたように、
作曲家のまわりに、いい演奏家がいるというのは、
その楽器への創作意欲をかき立てられるもののようです。
恐らく、そんな色々な理由からヴァイオリンなどに比べるとチェロは
モーツァルトにとってそれほどは親しい存在ではなかったのではないかと思います。
残念の一言に尽きます!!

ですが、チェロがソロ楽器として改良・完成し、演奏テクニックも高レベルな現代、
例えばヴァイオリン・ソナタやホルン・コンツェルトをチェロ用に
アレンジしたものは、私も演奏したことがありますし、
それはそれで弾いていても聴いていても楽しいですよ~^^
(ちなみに私も今年の秋は確か一つモーツァルトのヴァイオリン・ソナタを
   アレンジして弾く予定にしていたような気がします^^

ちなみに『チェロでモーツァルトの代用品というと誰でしょうね。』
というご質問、うーん、コレは難しい質問です!!
モーツァルトほどの天才は、なかなかいないですし、
いたとしても、今度は時代が変わって作風もロマン派や近代現代、と変わってきてしまう。
モーツァルトはモーツァルトでしか代用は出来ません!(と思います^^;)
そこがモーツァルトの偉大さなのでしょうね。

などと、今日は個人的な意見を書いてみました
お詳しい方、どうぞフォローお願いします

P.S あり得ない話だけど、
もし今もモーツァルトが生きていたとしたら・・・
きっとヨーヨー・マと大親友になっているでしょう!!
(ロストロでもデュ・プレでもモルクでもペレーニでもいいんだけど、
       きっと大親友はヨーヨー・マ^^)、
そして「キミのために一曲書いたよ」なんて
チェロのための素敵な曲が生まれたりして・・・なんて
この日記を書きながら、思わず想像してしまいました!!

化学実験?!

2006年05月05日 | 日々のできごと
今日はなぁ~んにも予定がない一日でした^^
そんな訳で一日練習三昧、即席底上げ特訓デー。
この所何かとバタバタしていたので、
自分の練習のために落ち着いて一日を費やせるのは
精神的に心底、充実なのです。
秋に大阪で弾くシューマンのコンツェルトのスコアを見直して、作り直し^^

そんな日の練習の合間の気分転換はお料理。
私の料理と言えば、友人知人関係では化学実験と呼ばれています^^;
今日はきのことベーコンのキッシュに、ガスバチョそしてサラダを。
キッシュはOKだったけど、ガスパチョはうーん・・・
久々に自分でも笑っちゃうぐらい失敗作!!

ガスバチョを作ったのは初めてだったので、
参考にしたレシピがイマイチだったのね、とポジティヴに結論。
美味しいレシピを探して、要リベンジです^^
(ってか・・・こんなシンプルなレシピ何が敗因だったんだろう??

↑問題のガスパチョ

   
そんなこんなのGWのある平和な一日です。
皆様もどうぞ楽しいGWを!!^^