グリン先生の鍼灸ワールド

広島の鍼灸院
『グリンSHIATSUマッサージ』の院長ブログ。

黄帝内経運気3

2010-06-26 | 東洋医学
今年は庚寅の年なので、金運は太過、司天は少陽で、在泉は厥陰となります。
一部を抜粋してみると、人体における変動は急性の折傷と皮膚の瘡痬。内臓では肺と肝に現れ、病気は息苦しさや呼吸困難として現れる。
 他には、穀類では稲と黍、家畜では鳥と馬、果実では桃と杏に現れ、色では白、赤、青、味では辛味、酸味、苦味となる、とあります。
さらに少陽相火が司天の年は、もし火が灼熱状態になり炎暑が広がると、咳やくしゃみ、鼻血、瘡痬、寒熱、浮腫がでやすく、厥陰風木が在泉であるために風気が地に流行し、心痛、胃痛、息詰まり、胸のつかえなどの病気にかかりやすくなります。

*参考文献 ベースボールマガジン社 黄帝内経運気