グリン先生の鍼灸ワールド

広島の鍼灸院
『グリンSHIATSUマッサージ』の院長ブログ。

沖縄と島らっきょう

2012-06-22 | 旅行


 らっきょう繋がりといってはなんですが、今回は沖縄の島らっきょうの話題です。

 何年か前友人が沖縄に家を借りたので、一週間ほど遊びに行ったことがあります。友人が借りていたのは平安座島(といっても橋で本島とつながっている)という中部の島の中にある一軒家で、庭にはパパイヤがなっていました(ま、沖縄ではふつうです)。その家からさらに沖の方に向かって橋を渡って、宮城島を通り、どん詰まりの伊計島に行ったときのこと。島らっきょうの収穫をしている地元の方を見かけました。

 私は14~15年前くらいに少し長く沖縄に滞在したことがあり、そのときから島らっきょうのファンでした。島らっきょうとは沖縄独特のらっきょうで、こちらのものと違い辛味が少なく、生で食すのがふつうです。泡盛のあてとして、これにまさるものはありません。

 それで私の大好物ということもあり、少し分けていただけないかお願いしてみたところ、こころよく土が(というか葉っぱまで)ついたままの島らっきょうをごっそりと分けてくださったのですが、その後その人は何を言っても代金を受け取ってくれません。そして向こうへ帰ってから島らっきょうの良さを伝えてもらったらそれで十分です、と言われたのです。

 帰郷後その人との約束通り、私は島らっきょうの美味しさをことあるごとに吹聴してきてたのですが、単に美味しいだけでなく、血液をサラサラにする効果(アデノシン)がふつうのらっきょう以上にあること、もちろん整腸作用もあり、薬食同源を地でゆく素晴らしいものであることをお伝えしたく今回とりあげてみました。

 島らっきょうの旬は、GWからちょうど今頃までと思います。

 沖縄に行かれた折には、ぜひお試しを。

 *写真は伊計島の風景。

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合掌犬(ベトナム)

2012-05-11 | 旅行


かたい話題が続いたので、今回は癒し系で。

タイの猫からベトナムの犬の話題です。

写真を拡大してよーく見てください。

女性(尼さん)の抱いたワンちゃんが、線香を持ち合掌しているのが

わかりますか?

ここはベトナム中部の寺、参拝をする人に線香を売って生計をたてているらしい

尼さんが、飼っている犬との見事なコンビネーションプレイで、少なくとも1名(私)

からおひねりをゲット。

 以前出てきた鳥の話の場所から程遠からぬ所、尼さんは後ろに掛かっている自作の

なんかほのぼのした画も売っておられました。

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奥出雲 食の杜 evo

2012-04-13 | 旅行
杜のパン屋




 縁があり友人に頼まれて出雲方面に治療に伺うようになって久しいのですが、仕事の合間をぬって忙中閑ありで、奥出雲にある食の杜のイベントに参加してきました。

<食の杜>山陰中央新報 10.1.10より抜粋

 斐伊川中流域雲南市木次町に約7ヘクタールの「食の杜(もり)」はある。地域の食文化、自給自足の農業を守るスローライフ・スローフードの交流拠点である。

 「*農業はもともと有機で、安全は当たり前。私らは半世紀も前からやっとる」。創設者の1人、木次乳業(同町東日登)相談役の佐藤忠吉さん(89)は、卒寿を迎えた今も毎日のように農園を駆け巡る。

*農業はもともとが有機なのは当たり前の当たり前で、戦後化学肥料が入ってくる前は、歴史が始まって以来有機農業でした。私が幼い頃には家の近所のそこここに、汲み取り式の便所から汲み取り貯めるためのタンツボという大きな瓶様の貯蔵坪があり、それこそ人間の排泄物からの見事なリサイクルシステムが構築されていました。

 食の杜は1997年、地元農家や企業家、医師ら15人が出資し、協同農場「室山農園」を設立したのが始まり。近隣から築130年のかやぶき民家を移築し、農業と市民を結ぶ場を立ち上げた。

 80年代、ついに50%を割った国内の食料自給率は、その後も下がり続けていた。安価な輸入食品や加工品がスーパーなどの店頭を席巻。「もうけや政策のため、単なる商品になった食べものを物とみるか、命とみるか、農民も考える力を無くした」と佐藤さん。


 戦後の近代農業が、速効性や利便性を求めて陥ったゆがみ-。食の杜の原点となる佐藤さんらの苦闘は、既に60年代から始まっていたという。

 当時、協同組合に結集した酪農家仲間の牛に、思いがけず繁殖障害などが発生した。原因は化学肥料で栽培した牧草、農薬散布のあぜ草。これを機に有志で「農」「食」の在り方を模索し、戦前のような風土に根差した自給自足の農業「地域自給論」にたどり着いた。

 工夫の末、佐藤さんらは78年、日本初のパスチャライズ(低温殺菌)牛乳を生み出す。併せて、牛乳パックや配送車に掲げたのが「赤ちゃんには母乳を」のメッセージ。牛乳の質や栄養維持に徹し、価格でも消費者にこびない姿は、最初はけなされ、笑われた。

 だが「自らが健康で、安心できるものを作る自給が基本。その余りを人に分けるのが『農』の本質」と信じ、節を曲げずにやってきた。

「身土不二」というポリシーのもと、身体と土(環境)は切り離せず、その地の伝統食で旬を頂く「土産土法」につながる。底流に不動の哲学が息づく食の杜の生産プロセスは、至ってシンプルだ。自家栽培や契約農家からのブドウでワインを造り、豆腐やパンも国産原料のみ使う。

 そんな小規模ワイナリーが国産コンクールで毎年入賞し、来訪者は年間4万人。住民グループがかやぶき民家で供する完全予約制の伝承料理は、昨年9カ月間で約2千人が食した。




 実はここで紹介されている佐藤さんこそが、先日ベトナムの鶏の件でコメント紹介した人です。

 私は以前から牛乳はそんなには飲まないほうですが、飲むときはよいものをと木次乳業のパスチャライズミルクをチョイスしてました。その創業者の方と宴席で隣り合わせに座るとは・・、ほんと縁は異なもの味なものと思います。

 石油から作った化学肥料で見てくれの良い野菜を作り、同じく石油から作った農薬を使用し虫喰いのまったく無い野菜を生産しまた食し、石油から化学的に合成した薬(西洋医学のほとんどの薬はそうです)を飲み、原子力発電で作った電気を煌々とあてて育てた花を慈しむ。それが、私たちが信ずる**東洋医学の進むべき方向であるとは私には思えません。

 私たちの眼の前にあるリアルな物のみが本物である。

 その意味においてこの方々のやっている農業こそが本物の農業であり、私たちの目指すものにつながると信じているので、今回は紹介しました。

**例えば漢方医学に基づく漢方薬は、すべて自然素材(草や木など)です。


*移築された古民家のいろり





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出雲の神と神迎え祭

2010-12-20 | 旅行


今年も出雲の神迎え祭に行ってきました。

去年と違い、今年は寒くて雨も降ったりやんだりの悪天候でしたが、
その厳かさは変わるものではなく、かえって呼ばれた者のみが
参加できる風で、案外良かったかもしれません。

ちなみに写真は去年のもの。

なぜかというと、1年ぶりに開けてみたGメールに(重くて開けれなかった)、
去年の神迎え祭に一緒に行った出口さんからのメール(添付写真)があったから。

宮崎

2010-08-23 | 旅行
お盆休みは宮崎で、涼しく快適な毎日でした。
と書くと、驚かれる方もおられるのではないでしょうか?

場所は高千穂の近く、標高は600~700mもあり、夏は
涼しく、冬も雪の降るようなことはまず無い(まさに桃源郷)、
バスが週に2便しかないような辺鄙な所ですが、昨年の正月に
初めて伺って以来大変気に入り、今回で5回目になりました。

滞在中は、あけぼのつつじを見るために山に登ったり(5月)、
水晶を取りに行ったり(今回、そういえばトルマリンも取り
ました)、あと私が来るのを待っててくださる方々のためにお
仕事(鍼)を少々、といったところでしょうか。

11月には紅葉が見頃になるので、私の山の師匠のakikoさんと
そのパートナーのjunさんとともに、山歩きできるのを楽しみに
しています。