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のたりのたりグルメツアー

2016年10月23日 | Life
「春の海ひねもす」とくれば「のたりのたりかな」とつづくのは与謝蕪村の有名な俳句であるが、この「のたりのたり」とは穏やかな春の日本海のようすを表現したことばで、蕪村ならではの語感というか音の響きとリズムが心地よい。



秋の深まってきたきょう、春の海ならぬ瀬戸の海を見ながら、おいしいものをたべる「のたりのたりグルメツアー」に参加した。
ツアーの提案者であるJさんは見た目はフツーのおやじ(わたしと同い歳)だが、おいしいものを出すオシャレな店をいろいろと知っている。いままで彼のすすめで入った店にハズレはない。
なので、Jさんが誘うといつも若い女性がふたつ返事でのってくる。美食家はもてるね。美食家ではないわたしは車の運転手という役割を買ってでて、このツアーに便乗することにした。



明石海峡大橋が目のまえに見える自然食レストランで、ちょっと贅沢なランチ(といっても2千円弱)をいただき、食後、お店の裏の波打ちぎわで写真を撮る。
そのあと大橋をわたり、淡路サンセットライン(西海岸)をのんびりドライブする。太平洋に面している東海岸にくらべ、内海になるこちらの海の方がなんとなく穏やかに見える。まさに「のたりのたり」だなあ(?)
1時間ほど走って、やはりJさんおすすめのカフェで休憩。シンプルな内装と木製の什器が調和したお店で、おおきな窓から海が見えて心がなごむ。おいしいものをたべるだけでなく、お茶をのむ店の雰囲気もたのしむというのが美食家の心くばりのようだ。



店を出て北淡町へ取って返すと、いままで厚い雲でおおわれていた西空から日が射してきた。小高い山の中腹で車を停め、神々しい夕日をおがむ。なんかデキすぎている。
さいごの仕上げに「美湯 松帆の郷」で温泉に入り、生しらす丼をたべる。秋に生しらすがたべれるとは。これもJさんのおすすめ。
かえり道、後部座席のKさんが「ああ、毎日こんなツアーだったらいいのに」とため息をついた。(いやいや、たまにだからいいんじゃない?)神戸の夜景はすこしだけ感傷的な気持ちにさせる。


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2 コメント

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晴れ男ラッキーさん (硬派銀じ郎)
2016-10-24 19:40:18
ラッキーさん

ありがとうございました。
念願の夕陽も見られて、実にしあわせな一日でした。
前回もでしたが、無駄もなく、それぞれのところで格別なよい瞬間があり、晴れ男ラッキーの本領発揮ですね。ごいっしょしてもらい、実に楽しく、よい時間でした。

美食家は、ご勘弁を。
よかったと思っていただけたのは嬉しいですが、家でサバ缶と冷ややっこでも、しあわせなやつなので。

でも、三宮元町界隈、千円であてとワンドリンク、5時から8時まで3軒くらいはしご酒ツアーも、よければ、ぜひ(笑)
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Unknown (ラッキー)
2016-10-24 21:38:24
淡路島は意外に近くてまったりできる穴場ですね。いろいろご案内いただき、ありがとうございました。たのしかったです。

また「三宮元町はしごツアー」にもぜひ参加いたします。
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