白洲次郎が熱い。
恥ずかしながら何ヶ月か前に「その時歴史が動いた」を観る
までこの人のことをほとんど知らなかったのであるが、戦後間
もない頃にこんなイカした男がいたとは驚きである。
身長185センチに甘いマスク。晩年はイッセー三宅のファッシ
ョンショーにモデルとして出演するなんてこともしてる人で何
ともカッコいいのである。
この人、若い時はイギリスのケンブリッジ大学に留学し、帰
国後は貿易会社に入っていたのだが、吉田茂に請われ政治の世
界に身を置いたのであった。
当時泣く子も黙ると言われた連合国最高司令官マッカーサー
を一喝したエピソードでも知られるようにかなりの硬骨漢であ
る。
通産省の設立に関しても中心的な役割を果たし、サンフラン
シスコ講和会議には首相吉田茂に随行し全権団顧問として活躍
したのであった。
吉田の退陣後は政界を離れ、実業界に戻っているが、そこで
も数々の重職を歴任している。
何とも華麗な経歴であるが、プライベートでは車とゴルフを
愛し、戦後初めてジーンズを愛用した日本人としても有名とい
う粋な人でもある。
昨晩、偶然チャンネルをテレビ東京に変えたら白洲次郎のコ
ーナーを放映していたのでつい観てしまった。
この番組も例に漏れず見識のない輩が制作しているらしく、
ゲストにまたしても下等動物の浜田幸一をおびき出し見世物よ
ろしく晒しものにしているのであった。
これまた「馬鹿の一つ覚え司会者」みのもんたに「白洲次郎
をどう思うか」と問われた浜田は大衆の期待通りのアホ発言を
ほざいてがなっていたが、誠に醜悪な絵柄であった。
馬鹿丸出し、とはこいつのためにある言葉である。
知性の大幅な欠如、品性の下劣さ、容姿の醜さ、いずれをとっ
ても自民党議員の資格十分である。
白洲次郎とこいつが同じ人類とは到底思えない。
おそらくこいつはホモサピエンスではなく、類人猿であろう。
浜田と言えば、国賊田中角栄の子分だった男であるが、やは
り類は友を呼ぶの言葉通り同じ匂いのする人種である。
また、付け加えるなら田中真紀子も同類の下等種族であること
はいうまでもない。
田中角栄といえば、この男に関する白洲次郎の逸話もいくつ
か残っている。
ゴルフ倶楽部の張り紙の注意書きをしばしば無視していた田
中に「おい、おまえは日本語が読めねえのか」と叱った話など
は爽快である。
この人はユーモアのセンスもよく、当時その見識の無さを皮
肉られて風見鶏の渾名を付けられていた中曽根康弘の様子を双
眼鏡で覗いていた新聞記者に「バード・ウォッチングか?」と
訊いたという話も粋だ。
白洲次郎はその引き際の潔さから「風の男」と呼ばれていた
のであるが、せいぜいが「風邪の男」にしかなれない俺として
は、実に見事な生き様に魅せられるしか術がないのであった。
最後に白洲次郎の遺言を引用して本年を締めくくろう。
「葬式不要 戒名無用」
かくありたいものである。
恥ずかしながら何ヶ月か前に「その時歴史が動いた」を観る
までこの人のことをほとんど知らなかったのであるが、戦後間
もない頃にこんなイカした男がいたとは驚きである。
身長185センチに甘いマスク。晩年はイッセー三宅のファッシ
ョンショーにモデルとして出演するなんてこともしてる人で何
ともカッコいいのである。
この人、若い時はイギリスのケンブリッジ大学に留学し、帰
国後は貿易会社に入っていたのだが、吉田茂に請われ政治の世
界に身を置いたのであった。
当時泣く子も黙ると言われた連合国最高司令官マッカーサー
を一喝したエピソードでも知られるようにかなりの硬骨漢であ
る。
通産省の設立に関しても中心的な役割を果たし、サンフラン
シスコ講和会議には首相吉田茂に随行し全権団顧問として活躍
したのであった。
吉田の退陣後は政界を離れ、実業界に戻っているが、そこで
も数々の重職を歴任している。
何とも華麗な経歴であるが、プライベートでは車とゴルフを
愛し、戦後初めてジーンズを愛用した日本人としても有名とい
う粋な人でもある。
昨晩、偶然チャンネルをテレビ東京に変えたら白洲次郎のコ
ーナーを放映していたのでつい観てしまった。
この番組も例に漏れず見識のない輩が制作しているらしく、
ゲストにまたしても下等動物の浜田幸一をおびき出し見世物よ
ろしく晒しものにしているのであった。
これまた「馬鹿の一つ覚え司会者」みのもんたに「白洲次郎
をどう思うか」と問われた浜田は大衆の期待通りのアホ発言を
ほざいてがなっていたが、誠に醜悪な絵柄であった。
馬鹿丸出し、とはこいつのためにある言葉である。
知性の大幅な欠如、品性の下劣さ、容姿の醜さ、いずれをとっ
ても自民党議員の資格十分である。
白洲次郎とこいつが同じ人類とは到底思えない。
おそらくこいつはホモサピエンスではなく、類人猿であろう。
浜田と言えば、国賊田中角栄の子分だった男であるが、やは
り類は友を呼ぶの言葉通り同じ匂いのする人種である。
また、付け加えるなら田中真紀子も同類の下等種族であること
はいうまでもない。
田中角栄といえば、この男に関する白洲次郎の逸話もいくつ
か残っている。
ゴルフ倶楽部の張り紙の注意書きをしばしば無視していた田
中に「おい、おまえは日本語が読めねえのか」と叱った話など
は爽快である。
この人はユーモアのセンスもよく、当時その見識の無さを皮
肉られて風見鶏の渾名を付けられていた中曽根康弘の様子を双
眼鏡で覗いていた新聞記者に「バード・ウォッチングか?」と
訊いたという話も粋だ。
白洲次郎はその引き際の潔さから「風の男」と呼ばれていた
のであるが、せいぜいが「風邪の男」にしかなれない俺として
は、実に見事な生き様に魅せられるしか術がないのであった。
最後に白洲次郎の遺言を引用して本年を締めくくろう。
「葬式不要 戒名無用」
かくありたいものである。