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サンライズ出雲と三江線の旅・その4 (三江線乗車編)

2017年06月04日 | 旅行・鉄道
【乗車日:2017/4/8、記事作成日:2017/6/3】

 このエントリではその1 (サンライズ出雲編)その2 (出雲大社参拝編)その3 (江津編)の続きとして、本編ともいえる三江線の乗車記を中心に記載しています。


このエントリでの乗車区間地図(江津→三次→広島)

 江津から三次までが三江線、三次から広島までが芸備線となります。


1. 江津→三次間の三江線乗車記

 今回ブログ主+嫁は、江津駅を早朝5:53に出発する三江線の三次行き始発電車に乗ります。


駅すぱあとでの三江線の地図

 島根県江津市から広島県三次市までは直線距離で60km足らずですが、三江線は「への字型」の線形に沿ってかなり遠回りをしながら、33の途中駅に止まりつつ、108kmの道のりをてこてこと約3時間半かけて走って行きます。
 

01-明け方の江津駅

 この日は発車15分前の5:40頃に江津駅に到着。


02-三次行き列車の入線

 ところがすでにホームには、三江線に乗ることが目的と思わしき多くの乗客が多く待ち受けている状況でした。(;´Д`)


03-キハ120の車内1 (主にボックス席側)

 ブログ主+嫁は乗車口の列の先頭から3~4人目辺りでした。そのため特等席となるボックス席の進行方向窓側の場所どころか、ボックス席に座れないことも覚悟していました。
 しかし先にボックス席に座ったソロ活動中の同業者(鉄ヲタ)のところに相席させてもらうことができ、しかもその先客の方からボックス席の進行方向窓側の席を譲ってもらえることになり、奇跡的に良席をGETすることができました。譲って頂いた方には本当に感謝であります。m(__)m


04-キハ120の車内2 (主にロングシート側)

 この日の三江線の三次行き列車(キハ120の2両編成)は、各ボックス席が2~3人・ロングシートも半分ぐらい埋まっている状況で、とてもローカル線の朝6時前の始発列車の光景とは思えませんでした。


05-反対側の江津川沿いの車窓1

 列車は定刻に江津駅を出発します。
 間もなくして進行方向左側は豪快な江の川沿いの風景になりますが、ブログ主は進行方向右側の席に座っていたので残念でした。(´・ω・`)


06-江津本町駅

 江津を出て最初の駅の江津本町駅に到着します。ローカル線っぽい雰囲気になってきました。
 ここからブログ主と嫁は前夜にスーパーで買った半額の見切り品のお弁当(消費期限は前夜)をつまみます。(;´Д`)


07-反対側の江津川沿いの車窓2

 江の川沿いの風景。やっぱり左側の席の方がよかったです。(´・ω・`)


08-川戸駅

 満開の桜が見えますが、窓ガラスが曇っているので写真はくすんでいます。この駅の向かいの線路は撤去されているため、反対側のホームは使えない状況です。


09-因原駅

 「いんばら」駅と読みます。いい雰囲気のある駅舎です。早くも乗車して1時間が経過しました。


10-すぐに曇ってしまう窓

 この日の天気は曇り空で悪くはなかったのですが、早朝の山間部ということで車外と気温差があったせいか、車内の窓は拭っても拭ってもすぐに曇ってしまう状況でした。(´・ω・`)


11-石見簗瀬(いわみやなぜ)駅

 この駅も列車のホーム反対側の線路がなくなっています。


12-進行方向右側が川になってきました

 浜原駅付近から進行方向右側が江の川になりますが、川沿いの風景は少なめです。


14-満開の桜

 前日に訪問した出雲大社もそうでしたが、この付近の桜は満開でした。空いている道路と点在する民家の中にぽつんとある桜の木が大きな存在感を出しています。


15-江の川・つがにし

 石見都賀駅付近の車窓です。江の川の対岸に絵と文字が描かれています。乗車してから2時間が経過しました。


16-宇都井駅にて地上を見下ろしたところ(8:14頃)

 そして列車は(鉄ヲタ的に)見所の1つである宇都井(うづい)駅に到着します。
 この駅がなぜ見所なのかというと、これまでの三江線は川沿い・民家沿いの田舎道をてこてこを走ってきたのに、いきなり地上20mの高さの高架橋上の駅に到着するからです。

JRW uzui sta
下から見た宇都井駅(WikiPediaの宇都井駅の項より)

 ブログ主は事前に嫁に対して
 「ここが三江線の見所なので、しっかり目に焼き付けておくように!(`・ω・´)」
 と指示していたのですが、嫁はちょうどこの時間はトイレに隠っていたのでありました。(´・ω・`)


17-車内の風景

 今回乗ったのは2両編成の後ろ側の車両でした。トイレは各車両に付いているようでした。
 

18-トイレ使用不可ランプ

 しかしながらブログ主がいた側のトイレは宇都井駅を過ぎた辺りから使えなくなってしまったようで、「御使用できません」という普段見かけないランプが点灯していました。そのためこの状況を知らずにトイレを使おうとした人が来た場合、近くの人が「ここは使えませんよ、前の車両のトイレを使ってね」と声かけをしていました。


19-進行方向左側の風景を撮影しようとする人々

 今回ブログ主を含む始発の江津駅から乗ってきた乗客のほとんどは、終点の三次まで乗り通していました。ブログ主と同様に“三江線に乗ることが目的”の人たちがほとんどだったと思われますが、印象的だったのは乗りに来ていたのは同業者(鉄ヲタ)ばかりではなく、普通のおっさん・おばさんも結構多かったということです。
 今回一緒になった普通のおっさん・おばさんたちは、老人会のような地域会合(グループ)のようでした。


20-終点の三次に近づいていました

 三江線は民家もまばらな山間部を走ることが多かったのですが、終点の三次に近づくと「市街地が近づいてきたな」という感じが出てきます。


21-三次駅に到着

 そして列車は定刻の9:21に終点の三次駅に到着します。江津を出て3時間40分の長旅でした。


22-三江線列車に乗り込む人々

 今回乗ってきた列車は、折り返し10:02発の石見川本行きとなります。
 到着した三次駅のホームは40分後に発車するこの列車に乗ろうとする人達の列ができており、一番最後にブログ主+嫁が列車から降りた途端に、バスジャックされたバスに特殊部隊が一斉侵入するかのような突入劇が繰り広げられていました。


2. 三次駅での休憩と広島までの芸備線乗車記

 三次駅に着いたブログ主+嫁ですが、その後は三次→(芸備線)→広島→(新幹線)→小倉→(特急ソニック号)→大分と移動していきます。一番早い移動パターンは三次到着後7分で接続する9:28発の各駅停車広島行きですが、各駅停車がうざいのと、一度駅から出てまったり休憩したかったこともあり、1本後の10:30発の快速みよしライナーに乗っていくことにしました(当初の計画通り)。
 ちなみに前日知り合った同業者の親子とは江津駅の乗車口付近で再会し、三江線でもお隣のボックス席に居合わせたのですが、あちらさんはすぐに地元に戻られるとのことで、ここでお別れとなりました。


23-一旦駅を出て近くの喫茶店へ(写真の右側の店)

 ブログ主と嫁は一旦三次駅の駅舎を出て、すぐ近くにあるトラジャという喫茶店(食べログのページ)に向かいます。
 ちなみに江津から広島までの乗車券(3550円相当)は青春18きっぷを使ったのですが、江津駅は早朝すぎて駅員がおらず、三江線の車内もワンマンカーで車内検札がなかったこともあり、この日分のスタンプは三次駅で押されることになりました。


24-コーヒーブレイク

 ここは老夫婦が経営されているようなこぢんまりとしたお店でしたが、なかなか雰囲気のイイ感じなところで、ブログ主+嫁が一服している間にもお客さん(多分地元のじじい)が一人・二人と入店してきました。モーニングのセットもあったのですが、ここではコーヒーだけ頂きました(美味しかったです)。


25-三次駅の電光掲示板

 喫茶店で30分程休憩し、三次駅には10時頃に戻ってきました。しかし次の電車までまだ30分もあります。(´・ω・`)


26-跨線橋から三江線列車を見送り

 定刻の10:02に三江線の折り返しとなる石見川本行き列車が発車していきました。この列車の座席は乗車開始時点でかなり埋まっていたようですが、発車時点では立ち席の人もたくさんいる満員状態でした。とてもローカル線の車内とは思えない光景でした。


27-みよしライナー(キハ47系)

 三次から広島までは快速みよしライナーに乗っていきます。
 JR西日本の快速列車というと223系のような転換クロスシートの(関東民からすると羨ましい)車両を使っているようなイメージがありますが、ここはオンボロ車両が惜しみなく使われる広島支社管内。江津から乗ってきた三江線の列車(キハ120)よりも遙かに古い、國鉄時代の車両であるキハ47系が使われています。(キハ40系統に思い入れのあるブログ主は、これはこれで嬉しい)


28-みよしライナーの車内

 みよしライナーの車内はボックス席主体の昔ながらの座席構成で、ブログ主が三次駅で乗り込んだ時点では左右どちらのボックス席でも選べる状態でした。


29-広島近くの車内

 各ボックス席に1~2人ぐらい乗った状態で三次駅を出発したみよしライナーは、広島駅が近づくに連れて乗客が増えていき、最後は立ち席の人もたくさんいる状態になっていました。この日はマツダスタジアムでカープのデーゲームが行われることもあり、車内では正装(※)したカープファンの姿が何人も見受けられました。
 ※ 正装=レプリカユニフォーム


30-広島駅に到着

 広島駅には定刻より2分ほど遅れて12:01頃に到着しました。


31-広島駅構内のパン屋にて

 ここでお昼ご飯としてパンとコーヒーを仕入れて、新幹線の中で食していきます。写真にある「プレミアムカープ坊やあんパン」も買っていきましたが、電車の中では食べずに実家に持ち帰ったところ、甥っ子どものお腹に入ってしまいました。(´・ω・`)
 その後ブログ主と嫁は小倉駅でソニック号に乗り換え、定刻の15時前に無事に大分に到着したのでありました。(完)


3. 三江線・同業者向け補足情報

 今回ブログ主が残念だったのは、江津駅の始発列車にて希望する席に座れなかったことです。三江線の景色は江の川沿いの区間が多い(江津発だと)進行方向左側のボックス席に座れるとベストだと思います。
 確実に始発列車の良席を確保したいのであれば、江津駅には朝5時前に到着すること乗車口の位置を確認しておくことが重要だと思います。


32-江津駅での三江線列車の乗車位置

 乗車位置については、ブログ主訪問時は↑の写真の状態でした。写真の一番左に2つ穴の空き缶用ゴミ箱が写っていますが、その左側には飲み物の自販機があります。この自販機+ゴミ箱ラインが2両目車両の前方乗車口でした。ミラーの真下はちょっぴりズレているので、ミラーよりちょっと階段側(写真でいう手前側)の位置に陣取っておくとよいかと思われます。

 三江線の廃線まで残り1年を切りましたが、これから現地訪問される方は良い旅行になるといいですね!
 ちなみにわたしゃ楽しめなかった車窓の風景は↓の動画で我慢することにします。(´・ω・`)

JR西日本 三江線 江津~三次 【前面展望】




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