【現地訪問日:2016/5/2、記事作成日:2016/6/25】
このエントリでは大分県の県道41号 大分大野線の走行記の続きとして、県道622号の分岐点付近から大分市街地まで区間について記載しています。旧大野町から県道622号までのアクタ神峠越えの区間については、その1のエントリを参照ください。
大分県道41号 大分大野線の中域地図 (google mapのデータ)
1. 県道622号分岐点から青少年の森まで
大分大野線でもっともヤバい区間の地図
大野町側からアクタ神峠を越えて、県道622号弓立上戸次線のところまでやってきたブログ主ですが、ここから再び山越えルートに入って、県民の森(青少年の森)方面に向かって行きます。
50-大分(田尻)方面離合困難の警告看板
幅員1.5mで離合困難の警告が出されています。1.5mというとブログ主が両手を広げたよりも狭い幅しかありませんが、どうなるのでしょうか…
51-再びY字型の分岐点に当たります(15:04頃)
先にある小さな青い標識には、左側が県道41号、右側が百木・弓立と記載されています。もちろん左側に進みます。
52-左が竹、右が木の酷道
そして左の道に入ったところから、酷道臭の漂う道が出てきます。道を境に右側は林、左側が竹林になっているところが面白いです。
53-路面を覆う葉が多くなりました
左が竹林なこともあり、落ちている葉っぱは細長い笹の葉が多くなっています。
54-路面はどんどん酷くなっていきます1
今度は山肌がヤバくなってきました。
55-路面はどんどん酷くなっていきます2
今度はガードレールが無く、路肩と崖の境目も判らなくなってきました。
なんか加速度的に路面状態が酷くなっている感じがします。
56-大分大野線で最悪クラスの路面状況(15:07頃)
そして大型オンロードバイク(XJ6 Diversion)に乗っているブログ主にとって、かつてない最悪クラスの道路環境が出てきました。
それは…
・舗装が痛んででこぼこの路面
・左の崖に向かってかなり傾いた路面
・路面上に万遍なく1~2cmは積もった砂と土と葉っぱと石
・晴天続きで他の路面はドライなのに、なぜかここだけ雨が降ったようにぬかるんだ状態
という感じです。この路面をオンロードバイクで走っていると
・丁寧に徐行しても、タイヤが路面をうまく掴んでくれなくて、スリップ・転倒しそう
・必要以上にアクセルを回すと、後輪が空回りしてスリップ・転倒しそう
・地面に足を付けると、ぬかるんだ路面に足を滑らせてバイクごと転倒しそう
・うかつに左によった状態でバランスを崩したり左足をついたりすると、大きく傾いた路面に足を取られてバイクごと谷に転落しそう
という極めて恐ろしい状況です。
ちなみに上の写真はまだマシな区間のところで、本当にヤバいところの写真ではありません。
本当にヤバい区間では、歩くような速度で停止せず・転倒せずにバイクをゆっくり進めることに精一杯で、とてもとても立ち止まって写真を撮れるような状況ではありませんでした。
正直なところブログ主は、「こいつはマジであかん」と思って引き返すことも検討しましたが、ここはバイクの切り返しさえも不可能な狭い道。もう意を決して前に進むしか、選択の余地はありませんでした。
【参考】国道157号線(温見峠越え)の根尾能郷~根尾黒津間
ちなみに上の写真は酷道マニアの間では“落ちたら死ぬ”で有名な、断崖絶壁のガードレールのない狭い1車線区間のところです(走行記はこちら)。
この“落ちたら死ぬ”区間は、崖下に転落したら死亡事故間違いなしの恐ろしいところです。しかし路面状態はそれほど悪い訳ではないので、バイクだと道の半分より山側を丁寧に走りさえすれば、そこまで恐れる必要はないところです。
しかしながら大分大野線の最悪の区間は、「油断をすると崖下に引きずり込まれる」ように思え、ブログ主はその引きずり込もうとする悪魔の手から逃れるのに精一杯だったという状況でした。
酷道には多少の経験や耐性のあるつもりだったブログ主ですが、それでもこの区間だけは心底生きた心地がしませんでした。
そしてなんとなく覚えていた「“落ちたら死ぬ”危機感を感じさせるカーブの崖道」というのが、まさにこの状態だったことにようやく気付いたのでありました。
57-今度は右手が竹林
しかしブログ主はなんとか無事に(転倒することなく)最悪の区間を突破し、先を進んで行きます。
58-路肩も山肌も崩れかけた道路
この辺も相当にイカれた道路状況ですが、前の最悪区間と比べるとアスファルトが露出した路面で、タイヤが滑らないだけでも救われた気分になります。
59-朽ち果てた竹が散乱する光景(15:10頃)
そして荒れた道を挟んで、朽ち果てて乱雑に倒れた竹が目に入ってきます。ブログ主が18年前に来たときに心の奥底に刻まれていた強い印象の光景が、たった今、目の前で蘇ってきました。
ブログ主は「これこそが県道41号大分大野線を代表する風景」だと考えています。
60-覆い被さった木の下を通り抜けます
実際の距離的にはそう長くないのですが、酷い道が長く長く続いているように感じます…
61-ちょっぴり開けたところに来ました
竹がしなった状態で倒れていて、隣の山が見える状態になりました。
62-一旦左が開けたところに出たと思いきや
63-再び路肩のイカれた林の中に入っていきます
64-ガードレールのある個所・ない個所
この辺りはガードレールのない狭い1車線区間となっています。ただしその先にはガードレールがあります。
65-路面全体が洗い越し状態の道
山肌から浸みだした水が路面を覆っています。
66-緑成分の少ないところ
周りは新緑と雑草が生い茂る緑成分の多いところですが、なぜかこの付近は枯れ草と枯葉だらけで、一面が茶色の状態でした。
67-大分大野線のみの標識
本来なら「41」と書かれた六角形の標識があるところですが、その部分がなくなっちゃっています。
68-林道のようなところとの合流点(15:15頃)
峠道を登りきったところで別の道と合流します。上の写真は来た道の方角(逆側)を向いて撮影しています。
69-標識とあかん看板(拡大)
上の写真の別角度からの1枚です。離合困難の警告看板の裏に、県道41号のチビ標識が隠れています。
70-最悪の道は脱しましたが酷道が続きます
またまた洗い越しのような個所が現れました。
71-路面が乾いてさえいればまだマシなのですが…
72-林道佐渡ヶ内線(15:18頃)
立派そうな林道に見えますが「林道の規格・構造は、公道とは異なり路肩の保全・法面の落石防止等の処置が、十分ではありませんので、利用される方は、次のことを承諾厳守のうえ、通行してください。」との案内が出ています。
杭には「林道佐渡ヶ内線 幅員4.0m 延長932.7m」の記載があります。1km足らずの短い林道のようです。
73-真ん中が苔の道
先程幅員4mの林道と繋がったのですが、これからも・この先も県道41号線は狭い狭い道が続きます…
74-中判田方面への分岐点(15:22頃)
右に行く道を指し示す看板には「←中判田・10号線 9.5km」と記載されています。
75-左はキャンプ場へ
まもなくしてY字路に着きます。この辺りはすでに「県民の森」の敷地で、左の方は「キャンプ場」、右の方は「青少年の森 展示館 1.5km」の看板が出ています。ここは右に進みます。
76-相変わらず狭い道を行きます
道は狭いですが、雰囲気は良くなってきた感じがあります。
77-青少年の森の駐車場に到着(15:25頃)
そして大型バスが複数台は止められる広めの駐車場が出てきます。大型車がここまで来れるかどうかは別の話ですが…
78-青少年の森(黄色いロープで閉鎖中)
大分市南部~旧大野町・朝地町付近のだだっ広い地域が「大分県県民の森」で、この付近はその中の「青少年の森」というエリアになります。
大分県の県民の森は総面積が4,472haと、東京都檜原村の都民の森(200ha)の22倍もの広さがあります。
79-ドッグラン(上の写真のすぐ右側)
この辺りはドッグランの敷地になっていますが、(平日ですが)ゴールデンウィーク中なのにロープで閉鎖されており、周りには人の気配が全く感じられない無人の世界でした。
80-公衆トイレ(右端)
ただし(小汚い)トイレだけは誰でも使うことができるので、ちょっと用を足させてもらいます。
2. 青少年の森から大分市街地まで
青少年の森に着いたブログ主ですが、ここではトイレに立ち寄っただけで、ものの数分で再出発します。
81-青少年の森からの下り始めてまもなくの分岐点(15:28頃)
緑の看板には「←展示館0.7km」「↑大分市田尻5.5km」の案内が出ています。
82-ひっそりと隠れたあかん標識
しかしその裏にひっそりと、幅員1.5m・離合困難のあかん標識が仕込まれています。イヤらしいですね。
83-下りもずっとこんな調子
青少年の森には大型バスが何台も止められる駐車場があったのですが、大分市街地から青少年の森に至る道は、写真のような軽自動車とバイクの離合もできないような狭い道が延々と続きます。
84-こんな道が延々と続きます
延々と言っても距離的には6km足らずですが、体感的には相当に長く感じます。
85-ちょっとはマシな個所
たまにはこういう離合可能な幅員も(さすがに)あります。
86-地味にヤバ目な道
県民の森を出て大分市街地に近づいていっても、その酷道っぷりは手を緩めてくれません。
87-枯葉も多い道
左が山肌、右がちょっとした崖(高さは無い)になっているエリアが続きます。
88-青少年の森からまだ2km (15:37頃)
写真を撮りながらということもありますが、10分かけて2kmしか進んでいません。離合不能な場所で対向車が来ると詰むので、気が気でないというか、神経をすり減らします・・・
89-森の間をすり抜けます1
道路状況は全然変わりません(涙)。
90-森の間をすり抜けます2
この辺りは山肌が崩れて、葉っぱと小石(ただし粒度がちょっと大きめ)が路面に広がっています。
91-黒いガードレール(15:43頃)
理由はよく判りませんが、意図的に黒く塗ったガードレールが現れました。
92-道が開けてきました(15:44頃)
ようやく悪魔の区間から脱出できました・・・
ここから先は2車線の走りやすい道が続きます。
93-上石川トンネル(延長143m)
プレートを見ると1999年7月とありました。ブログ主が前回走ったとき(1998年8月)には、まだなかったトンネルになります。
94-反対方向の警告看板1
反対側を見ると、縦長タイプの「幅員1.5m 離合困難」の警告看板が出されています。
95-快走路になりました
これまでの山道が嘘のような快適な道路環境です。
96-反対側のあかん看板(大野町方面離合困難)
でも反対側を見ると、道路環境に合っていない毒々しいあかん看板が出ています。
97-ちび標識(15:50頃)
異様に背の低い県道標識が出てきました。
98-ここは高台の住宅地
この辺りは田尻ニュータウンという戸建て住宅が密集している(大分では著名な)大型住宅地です。こんな住宅街のすぐ近くから、あのような凶悪な道路環境が待ち受けているとは想像しがたい状況です。
99-住宅地の中を抜けていきます
高台から降りてくると、民家が多くなります。
100-田尻入口交差点(15:53頃)
そして旧大野町側から県道41号線に入って最初の信号機にぶつかります。
県道41号線は、この先を2km程進んだ先の明磧橋(あけがわらばし。渋滞情報に出てくる場所として、大分市民は知っておかねばならない地名)がゴールになりますが、この付近は馴染みのエリア過ぎて道路環境を追う気にもならないので、県道41号線の旅はここで終了となります。
その後ブログ主はわさだタウン(近くのショッピングモール)に寄って、無事実家まで帰宅したのでありました。
最後に. 県道41号大分大野線を走ってみたい方へ
・大分大野線は、酷道マニアのブログ主がこれまで走ってきた中で、二度と走りたくないと思った最凶・最悪クラスの酷い道です(酷いといってもオンロードバイクが走れるレベルでの話ですが)。酷道走行に免疫の無い一般市民は、(市街地区間を除いて)大分大野線を走ろうなどと思わない方が無難です。
・幅員1.5mの警告が出ています。これは四輪は軽自動車以外来るなと言っているのと同義なので、普通車で来てはいけません。
ちなみに車の横幅の規格は軽自動車が140cm、5ナンバー普通車は170cm(以内)です。実際の道路環境は、狭いところでも普通車がギリギリ通れるぐらいの幅員はあるんじゃないかと思いますが、保証はできませんし、無理は禁物です。
・大分大野線の難易度のとらえ方は、乗ってる車によって変わってくると思います。悪路走行を見越した軽4WD(ジムニー等)やオフロードバイクであれば、「ひでー道だなぁ(笑)」と言いながらも、ふつーに通行できるかと思いますが、オンロードバイクではマジで洒落にならない区間があるので来ないことを推奨します。来る場合でも、絶対に軽い気持ちでは来ないこと。雨が降って数日以内の場合も避けましょう。
・大分市街地~青年の森間は、離合不能な区間が長く退避場所が少ないにも関わらず、対向車が現れる可能性が十分にあります。車の人は行き過ぎた退避場所まで長距離バックせざるを得ないシチュエーションが発生しうることは覚悟しておきましょう。
・2016年ゴールデンウィークのバイク旅行・インデックスページに戻る
このエントリでは大分県の県道41号 大分大野線の走行記の続きとして、県道622号の分岐点付近から大分市街地まで区間について記載しています。旧大野町から県道622号までのアクタ神峠越えの区間については、その1のエントリを参照ください。
大分県道41号 大分大野線の中域地図 (google mapのデータ)
1. 県道622号分岐点から青少年の森まで
大分大野線でもっともヤバい区間の地図
大野町側からアクタ神峠を越えて、県道622号弓立上戸次線のところまでやってきたブログ主ですが、ここから再び山越えルートに入って、県民の森(青少年の森)方面に向かって行きます。
50-大分(田尻)方面離合困難の警告看板
幅員1.5mで離合困難の警告が出されています。1.5mというとブログ主が両手を広げたよりも狭い幅しかありませんが、どうなるのでしょうか…
51-再びY字型の分岐点に当たります(15:04頃)
先にある小さな青い標識には、左側が県道41号、右側が百木・弓立と記載されています。もちろん左側に進みます。
52-左が竹、右が木の酷道
そして左の道に入ったところから、酷道臭の漂う道が出てきます。道を境に右側は林、左側が竹林になっているところが面白いです。
53-路面を覆う葉が多くなりました
左が竹林なこともあり、落ちている葉っぱは細長い笹の葉が多くなっています。
54-路面はどんどん酷くなっていきます1
今度は山肌がヤバくなってきました。
55-路面はどんどん酷くなっていきます2
今度はガードレールが無く、路肩と崖の境目も判らなくなってきました。
なんか加速度的に路面状態が酷くなっている感じがします。
56-大分大野線で最悪クラスの路面状況(15:07頃)
そして大型オンロードバイク(XJ6 Diversion)に乗っているブログ主にとって、かつてない最悪クラスの道路環境が出てきました。
それは…
・舗装が痛んででこぼこの路面
・左の崖に向かってかなり傾いた路面
・路面上に万遍なく1~2cmは積もった砂と土と葉っぱと石
・晴天続きで他の路面はドライなのに、なぜかここだけ雨が降ったようにぬかるんだ状態
という感じです。この路面をオンロードバイクで走っていると
・丁寧に徐行しても、タイヤが路面をうまく掴んでくれなくて、スリップ・転倒しそう
・必要以上にアクセルを回すと、後輪が空回りしてスリップ・転倒しそう
・地面に足を付けると、ぬかるんだ路面に足を滑らせてバイクごと転倒しそう
・うかつに左によった状態でバランスを崩したり左足をついたりすると、大きく傾いた路面に足を取られてバイクごと谷に転落しそう
という極めて恐ろしい状況です。
ちなみに上の写真はまだマシな区間のところで、本当にヤバいところの写真ではありません。
本当にヤバい区間では、歩くような速度で停止せず・転倒せずにバイクをゆっくり進めることに精一杯で、とてもとても立ち止まって写真を撮れるような状況ではありませんでした。
正直なところブログ主は、「こいつはマジであかん」と思って引き返すことも検討しましたが、ここはバイクの切り返しさえも不可能な狭い道。もう意を決して前に進むしか、選択の余地はありませんでした。
【参考】国道157号線(温見峠越え)の根尾能郷~根尾黒津間
ちなみに上の写真は酷道マニアの間では“落ちたら死ぬ”で有名な、断崖絶壁のガードレールのない狭い1車線区間のところです(走行記はこちら)。
この“落ちたら死ぬ”区間は、崖下に転落したら死亡事故間違いなしの恐ろしいところです。しかし路面状態はそれほど悪い訳ではないので、バイクだと道の半分より山側を丁寧に走りさえすれば、そこまで恐れる必要はないところです。
しかしながら大分大野線の最悪の区間は、「油断をすると崖下に引きずり込まれる」ように思え、ブログ主はその引きずり込もうとする悪魔の手から逃れるのに精一杯だったという状況でした。
酷道には多少の経験や耐性のあるつもりだったブログ主ですが、それでもこの区間だけは心底生きた心地がしませんでした。
そしてなんとなく覚えていた「“落ちたら死ぬ”危機感を感じさせるカーブの崖道」というのが、まさにこの状態だったことにようやく気付いたのでありました。
57-今度は右手が竹林
しかしブログ主はなんとか無事に(転倒することなく)最悪の区間を突破し、先を進んで行きます。
58-路肩も山肌も崩れかけた道路
この辺も相当にイカれた道路状況ですが、前の最悪区間と比べるとアスファルトが露出した路面で、タイヤが滑らないだけでも救われた気分になります。
59-朽ち果てた竹が散乱する光景(15:10頃)
そして荒れた道を挟んで、朽ち果てて乱雑に倒れた竹が目に入ってきます。ブログ主が18年前に来たときに心の奥底に刻まれていた強い印象の光景が、たった今、目の前で蘇ってきました。
ブログ主は「これこそが県道41号大分大野線を代表する風景」だと考えています。
60-覆い被さった木の下を通り抜けます
実際の距離的にはそう長くないのですが、酷い道が長く長く続いているように感じます…
61-ちょっぴり開けたところに来ました
竹がしなった状態で倒れていて、隣の山が見える状態になりました。
62-一旦左が開けたところに出たと思いきや
63-再び路肩のイカれた林の中に入っていきます
64-ガードレールのある個所・ない個所
この辺りはガードレールのない狭い1車線区間となっています。ただしその先にはガードレールがあります。
65-路面全体が洗い越し状態の道
山肌から浸みだした水が路面を覆っています。
66-緑成分の少ないところ
周りは新緑と雑草が生い茂る緑成分の多いところですが、なぜかこの付近は枯れ草と枯葉だらけで、一面が茶色の状態でした。
67-大分大野線のみの標識
本来なら「41」と書かれた六角形の標識があるところですが、その部分がなくなっちゃっています。
68-林道のようなところとの合流点(15:15頃)
峠道を登りきったところで別の道と合流します。上の写真は来た道の方角(逆側)を向いて撮影しています。
69-標識とあかん看板(拡大)
上の写真の別角度からの1枚です。離合困難の警告看板の裏に、県道41号のチビ標識が隠れています。
70-最悪の道は脱しましたが酷道が続きます
またまた洗い越しのような個所が現れました。
71-路面が乾いてさえいればまだマシなのですが…
72-林道佐渡ヶ内線(15:18頃)
立派そうな林道に見えますが「林道の規格・構造は、公道とは異なり路肩の保全・法面の落石防止等の処置が、十分ではありませんので、利用される方は、次のことを承諾厳守のうえ、通行してください。」との案内が出ています。
杭には「林道佐渡ヶ内線 幅員4.0m 延長932.7m」の記載があります。1km足らずの短い林道のようです。
73-真ん中が苔の道
先程幅員4mの林道と繋がったのですが、これからも・この先も県道41号線は狭い狭い道が続きます…
74-中判田方面への分岐点(15:22頃)
右に行く道を指し示す看板には「←中判田・10号線 9.5km」と記載されています。
75-左はキャンプ場へ
まもなくしてY字路に着きます。この辺りはすでに「県民の森」の敷地で、左の方は「キャンプ場」、右の方は「青少年の森 展示館 1.5km」の看板が出ています。ここは右に進みます。
76-相変わらず狭い道を行きます
道は狭いですが、雰囲気は良くなってきた感じがあります。
77-青少年の森の駐車場に到着(15:25頃)
そして大型バスが複数台は止められる広めの駐車場が出てきます。大型車がここまで来れるかどうかは別の話ですが…
78-青少年の森(黄色いロープで閉鎖中)
大分市南部~旧大野町・朝地町付近のだだっ広い地域が「大分県県民の森」で、この付近はその中の「青少年の森」というエリアになります。
大分県の県民の森は総面積が4,472haと、東京都檜原村の都民の森(200ha)の22倍もの広さがあります。
79-ドッグラン(上の写真のすぐ右側)
この辺りはドッグランの敷地になっていますが、(平日ですが)ゴールデンウィーク中なのにロープで閉鎖されており、周りには人の気配が全く感じられない無人の世界でした。
80-公衆トイレ(右端)
ただし(小汚い)トイレだけは誰でも使うことができるので、ちょっと用を足させてもらいます。
2. 青少年の森から大分市街地まで
青少年の森に着いたブログ主ですが、ここではトイレに立ち寄っただけで、ものの数分で再出発します。
81-青少年の森からの下り始めてまもなくの分岐点(15:28頃)
緑の看板には「←展示館0.7km」「↑大分市田尻5.5km」の案内が出ています。
82-ひっそりと隠れたあかん標識
しかしその裏にひっそりと、幅員1.5m・離合困難のあかん標識が仕込まれています。イヤらしいですね。
83-下りもずっとこんな調子
青少年の森には大型バスが何台も止められる駐車場があったのですが、大分市街地から青少年の森に至る道は、写真のような軽自動車とバイクの離合もできないような狭い道が延々と続きます。
84-こんな道が延々と続きます
延々と言っても距離的には6km足らずですが、体感的には相当に長く感じます。
85-ちょっとはマシな個所
たまにはこういう離合可能な幅員も(さすがに)あります。
86-地味にヤバ目な道
県民の森を出て大分市街地に近づいていっても、その酷道っぷりは手を緩めてくれません。
87-枯葉も多い道
左が山肌、右がちょっとした崖(高さは無い)になっているエリアが続きます。
88-青少年の森からまだ2km (15:37頃)
写真を撮りながらということもありますが、10分かけて2kmしか進んでいません。離合不能な場所で対向車が来ると詰むので、気が気でないというか、神経をすり減らします・・・
89-森の間をすり抜けます1
道路状況は全然変わりません(涙)。
90-森の間をすり抜けます2
この辺りは山肌が崩れて、葉っぱと小石(ただし粒度がちょっと大きめ)が路面に広がっています。
91-黒いガードレール(15:43頃)
理由はよく判りませんが、意図的に黒く塗ったガードレールが現れました。
92-道が開けてきました(15:44頃)
ようやく悪魔の区間から脱出できました・・・
ここから先は2車線の走りやすい道が続きます。
93-上石川トンネル(延長143m)
プレートを見ると1999年7月とありました。ブログ主が前回走ったとき(1998年8月)には、まだなかったトンネルになります。
94-反対方向の警告看板1
反対側を見ると、縦長タイプの「幅員1.5m 離合困難」の警告看板が出されています。
95-快走路になりました
これまでの山道が嘘のような快適な道路環境です。
96-反対側のあかん看板(大野町方面離合困難)
でも反対側を見ると、道路環境に合っていない毒々しいあかん看板が出ています。
97-ちび標識(15:50頃)
異様に背の低い県道標識が出てきました。
98-ここは高台の住宅地
この辺りは田尻ニュータウンという戸建て住宅が密集している(大分では著名な)大型住宅地です。こんな住宅街のすぐ近くから、あのような凶悪な道路環境が待ち受けているとは想像しがたい状況です。
99-住宅地の中を抜けていきます
高台から降りてくると、民家が多くなります。
100-田尻入口交差点(15:53頃)
そして旧大野町側から県道41号線に入って最初の信号機にぶつかります。
県道41号線は、この先を2km程進んだ先の明磧橋(あけがわらばし。渋滞情報に出てくる場所として、大分市民は知っておかねばならない地名)がゴールになりますが、この付近は馴染みのエリア過ぎて道路環境を追う気にもならないので、県道41号線の旅はここで終了となります。
その後ブログ主はわさだタウン(近くのショッピングモール)に寄って、無事実家まで帰宅したのでありました。
最後に. 県道41号大分大野線を走ってみたい方へ
・大分大野線は、酷道マニアのブログ主がこれまで走ってきた中で、二度と走りたくないと思った最凶・最悪クラスの酷い道です(酷いといってもオンロードバイクが走れるレベルでの話ですが)。酷道走行に免疫の無い一般市民は、(市街地区間を除いて)大分大野線を走ろうなどと思わない方が無難です。
・幅員1.5mの警告が出ています。これは四輪は軽自動車以外来るなと言っているのと同義なので、普通車で来てはいけません。
ちなみに車の横幅の規格は軽自動車が140cm、5ナンバー普通車は170cm(以内)です。実際の道路環境は、狭いところでも普通車がギリギリ通れるぐらいの幅員はあるんじゃないかと思いますが、保証はできませんし、無理は禁物です。
・大分大野線の難易度のとらえ方は、乗ってる車によって変わってくると思います。悪路走行を見越した軽4WD(ジムニー等)やオフロードバイクであれば、「ひでー道だなぁ(笑)」と言いながらも、ふつーに通行できるかと思いますが、オンロードバイクではマジで洒落にならない区間があるので来ないことを推奨します。来る場合でも、絶対に軽い気持ちでは来ないこと。雨が降って数日以内の場合も避けましょう。
・大分市街地~青年の森間は、離合不能な区間が長く退避場所が少ないにも関わらず、対向車が現れる可能性が十分にあります。車の人は行き過ぎた退避場所まで長距離バックせざるを得ないシチュエーションが発生しうることは覚悟しておきましょう。
・2016年ゴールデンウィークのバイク旅行・インデックスページに戻る
弾丸フェリーツアーで九州まで来て、わざわざこんなとこ走らんでも(笑)と思いますが、ご無事で何よりです!
XJR1300だと相当にシビれる道だったんじゃないかと思います(笑)。
途中で幅員減少また路面が枯れ葉と枝で見えなくなり不安になりましたが、まあ何とか通過。
車はプリウスです。
天岩戸神社から西寒多神社までの最短距離ということは、
尾平越えの県道7号(緒方高千穂線)と、この大分大野線を通ったのかな?
こんな道を案内するプリウスのナビも、なかり鬼畜ですね(笑)。
大分市から大野まで中九州道を通りツーリングした後、そのまま同じ道を変えればいいのに、ナビを無視して真っ直ぐ行ったのが最後、この魔の道に入ってしまいましたw
標識には、ゴミルートという文字wなるほどなるほど…やべぇとこ来てしまったと思いながらも、引き返す気力もなく、そのまま最後まで完走しました。田尻ニュータウンからこの酷道の入り口にいったことがあったので存在は知っていましたが、まさかゴールがここだとは思いませんでしたw このブログの写真を見ながら、つい先程のこととはいえ、懐かしくなりました。良い経験ができたと思います^_^
ちなみに自分が学生時代に最初に走ったときはTZR125でした。
大分大野線は暗くなってからは絶対に走りたくないところですけど、
コメントの時間からして日があるうちに抜け切れたのかな?
であれば、不幸中の幸いでしたね!
まさに険道…。主様が言っていた民家の横の細い道から90度折れ曲がって激坂を登ってしまい尾根道を通ってとりあえず無事に別府港へたどり着けました。途中で引き返そうにも帰れないレベルの道でしたね。私は車幅が広いYJラングラーと言うジープで行ってしまったのですが、何とか最後まで行けましたが、侵食により空中に浮いたコンクリート道があり…必死に運転し、助手席にいた嫁は泣きわめき、娘は爆睡で何知れず…ワラ
まだ道は存在しているんでしょうか?…二度と通りたく無いと思いましたが、また行ってみたくもなってきました…。
長文で失礼しました。
予備知識無しで車幅が広い車で通ってしまったとのことで、ご愁傷様でした&よくぞご無事で…
私自身はこのブログを書いたとき以降大分大野線は通ってはいないのですが、
Twitterを見ていると今年通られて「これよりもっと酷いことになっている」と述べられている方がいますね。
https://twitter.com/stam_rider/status/1369780472453029888
通行止めになっているケースも多々あるようなので、再訪問される場合はご注意ください。
書いてくれてる方がいらっしゃるとは…すごい笑
とかゆう私もなぜこの記事見たかというと、
こんな道通る人おらんかい!と見てたら記事がありました笑
ロードバイクで原尻の滝の帰りルートをサイクルコンピュータがなんとなく選んでたからなんとなく通ったら泣きました笑
本日、田尻方面から富士見団地方面を抜けて10号線に出るつもりが、通り過ぎてしまい、酷道を体験しました。
乗車 私1人
車 70カムリ
時間 19時半過ぎ
天候 小雨&霧
ナビ ルート検索不能
という絶体絶命の状況でしたが、途中途中の別れ道のチョイスが良かったのが幸いでした。
最初の方でUターンしようと思ったんですが、無理でしたね(笑)途中で、Uターン出来そうなとこに出ましたが、戻る勇気がでませんでした(笑)
カーブ(ほぼUターン並)を曲がる度に、野うさぎは飛び出してくるわ、狸は飛び出して来るわ、墓が道沿いにあるわで、人生詰んだ感がありました。
夜は、間違いなく激恐です。