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バイクで旧岩泉線を訪問してみる・その1(横浜→茂市駅まで)

2014年04月26日 | バイク
【記事作成日:2014/4/29、現地訪問日:2014/4/26】


1. はじめに

 ブログ主は鉄ヲタ(乗り鉄)でバイク乗りで酷道マニア(見習い)という“逸般的”な趣味を持っているのですが、そんな私は言わずもがな鉄道趣味のジャンルの一つである“秘境駅”も好きだったりします。
 ※ 正確に言うと秘境駅のある路線に乗りに行くのが好きなんですが。

 そういう私が心底残念で心残りに思っていることが1つあります。それは岩手県を走るローカル線である岩泉線に乗れなかったことです。岩泉線は1日3往復ぐらいしか運行されず、途中には全国最強クラスの秘境駅とされる押角駅を有する、秘境駅マニアであれば絶対に知っておかねばならない、超絶ローカル路線です。(詳細はWikiPediaの岩泉線の項参照)

 そんな私も岩泉線に乗りに行く気は満々で、2010年の夏休み(18きっぷのシーズン)にでも乗り行くつもりだったのですが、その矢先の2010年7月31日に発生した土砂崩れと脱線事故から立ち直ることができず、その後バス代行が続いた上で、2014年3月31日で正式に廃線になってしまいました。(つД`)

 廃線までに岩泉線には乗れなかったのですが、それでもまだ岩泉線の名残があるうちに現地を訪問したいと思い、今回は一泊二日の強行日程ながら、横浜から岩手までバイクで現地を訪問してみることにしました。

 今回はそのときの記録をブログに残したいと思いますが、写真が多くてページが重たくなってしまうことから4つのエントリに分けて記載したいと思います。

 ・その1: 横浜から茂市駅まで (←このページ)
 ・その2: 岩手刈屋駅から岩手和井内駅まで
 ・その3: 押角駅と押角峠
 ・その4: 岩手大川駅から岩泉駅まで


2. 岩泉線の概要(地図)

 岩泉線は、盛岡と宮古市(実際にはその先の釜石まで)を結ぶ山田線の途中駅である茂市駅から岩泉駅までを結ぶ路線です。起点の茂市駅のある山田線ですら超ローカル路線なのに、ましてや、そこから過疎の山の中に延びていく盲腸線である岩泉線はとんでもない超絶ローカル路線となります。


旧岩泉線 茂市駅から岩泉駅まで (クリックでgoogle mapの元データへ)


A…茂市駅
B…岩手刈屋駅
C…中里駅
D…岩手和井内駅
E…押角駅
 :
かつてこの間に宇津野駅あり(廃駅)
 :
F…岩手大川駅
G…浅内駅
H…二升石駅
I…岩泉駅

 今回は起点の茂市駅から終点の岩泉駅までの各駅を、バイクで巡っています。


3. 横浜から茂市駅まで移動してみる

 2014年4月26日(土) 夜中の2時過ぎに起床したブログ主は、最終出発準備をして3時過ぎに横浜の自宅を出発して、まずは600km程離れた盛岡まで高速で向かいます。西に向かった場合は神戸まで到達するような距離なので、気合いを入れてバイクに乗り込みます。


大井南IC→盛岡南IC→茂市駅まで (クリックでgoogle mapの元データへ)


A…首都高 大井南IC
B…東北道 蓮田SA(給油)
C…東北道 那須塩原SA(朝食)
D…東北道 国見SA(給油)
E…東北道 長者原SA(休憩)
F…東北道 紫波SA(休憩)
G…盛岡南IC近くのガソリンスタンド
H…R106 道の駅 区界高原(昼食)
I…山田線 茂市駅


01大井南IC

 今回は大井南ICより首都高湾岸線に乗り、葛西JCTから中央環状線・川口線経由で東北道に入ります。高速に乗ったときは、まだ真っ暗でした(4時前)。さすがにこの時間は下道も首都高も空いていて、すいすいと東北道まで進んでいきました。



02蓮田SA

 ここで最初の給油。ブログ主は普段はガソリンは満タンにして(かつ、トリップメーターを0に戻して)ツーリングに出かけることが多いのですが、今回はガソリンが多く残っていたことと、盛岡で降りたときに丁度よい給油タイミングとなるように調整したかったので、計画的にここで給油します。
 元々防寒対策していたのですが、ここで寒そうな気配を感じたため、さらにインナーのジャンパーを着込みます。夜も明け始めた4:30頃に出発。



03那須高原SA

 途中、凍えるような寒さ(気温1桁台)の中を走り抜け、那須高原SAで朝食を取ります。6時過ぎに再出発。

 途中、福島市を過ぎた国見SAで早くも2回目の給油。前回の給油からわずか3時間半(途中停車1回)での給油となります。(走行距離約270km)
8時頃に国見SAを出発。



04長者原SA

 続いて、仙台を過ぎて最初のサービスエリアになる長者原SAで休憩します。九州人は「ちょうじゃばる」と読みがちですが、「ちょうじゃはら」が正解です。ここのレストランには牛タン定食とかがあって、すごく気になったのですが、朝飯を食べたばかりなので泣く泣くスルーします。9:30頃に出発。



05紫波SA

 盛岡の手前の最後のサービスエリアになる紫波SAで休憩し、高速を降りた後の地図等を確認します。
ここでは写真のソフトクリームが美味しそうだったので1つ頂きました。とても美味でした。11時頃出発。



06盛岡南IC

 そしてついに盛岡南ICを11:20頃に降ります。元々お昼頃に盛岡着の計画だったので、予定よりちょっと早めの到着となってイイ感じです。



07盛岡のGS

 盛岡南ICを降りてすぐのガソリンスタンドで、早くも3回目(しかも午前中に)の給油を行います。
ガソリンは宮古市まで行ける容量はあったのですが、山岳区間に入るので、余裕を持って給油します。
 写真には見えませんが、遠くに見える岩手山がとても綺麗でした。



08区界高原

 その後、国道106号を宮古方面に進み、途中の区界(くざかい)高原の道の駅で昼食とします。



09味噌カツ丼セット(1000円なり)

 地元の蕎麦も付いていて、美味しゅうございました。



10国道106号線

 国道106号線は広い片側1車線の快速道でした。70km/hぐらいで走っていても、どんどん追い越されてしまいそうな状況でした。(ブログ主は頻繁に止まっては写真を撮っていたため急いでいる車は、どんどん先に行かせました)



11満開の桜

 関東の方ではとっくの昔に終わった桜の花が、こちらの方では丁度満開になっていました。



12国道340号との分岐点

 そして岩泉方面との分岐点に差し掛かります。茂市駅はもう少し先の左側にあるので、この段階では直進します。



13茂市駅1

 そして茂市駅に到着します。
 自宅を出て約10時間半となる13:45分頃に着きました。


4. 茂市駅の中を見学してみる


14茂市駅2

 まずは岩泉線の起点駅(であった)茂市駅を見学します。


15茂市駅の中(待合室の風景)



16茂市駅の中(窓口側)

 岩泉線の写真とかが飾られていました。



17茂市駅の時刻表の紙

山田線の下に岩泉線の欄もありますが、

「岩泉線は4月1日より廃止となっております。
 4月1日より駅前から東日本交通(株)の路線バスが運行となります。」

との記載になっていました。



18茂市駅構内1

 茂市駅は有人駅で、この日はご年配の駅員さんが対応していました。ホームから写真を撮りたいので駅員さんに「入場券をください」と言ったところ、その駅員さんは「140円です」と言いかけたところで、私のカメラに気付いたのか

「写真ですか? 結構ですよ。そのままお通りください。(^^)」

とのことで、入場券無しで通してもらえました。正直なところ、入場券は記念に持って帰りたかったので発券して欲しいところだったのですが、押しの弱いブログ主は駅員さんの厚意を反故にすることはできず、駅員さんにお礼をいって、そのまま駅構内に入らさせていただきました。(´・ω・`)

 ただしそのまま帰るのはなんか申し訳ない気がして、帰り際に駅の自販機で500mlの綾鷹(160円なり)を買っていきました。


19茂市駅・岩泉線方面(右側の線路)

 改札を出てすぐのホームが岩泉線用になっていて、線路はまだ残っていました。



20茂市駅・駅看板

 ただし駅の看板には、岩泉線の隣駅であった「岩手刈屋」駅が緑のシールで隠されていました。



21逸走車両停止用具

 駅ではこんなものがありました。



22国道340号の北上開始(岩泉まで45km)

 その後、駅員さんに軽くご挨拶して茂市駅を後にし、国道340号線を北上しながら、岩泉線の他の駅の探索に出かけることにします。

 (その2へ続く)



岩泉線 鉄道情景への旅
クリエーター情報なし
岐阜新聞社


歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR 21号 釜石線・山田線・岩泉線・北上線・八戸線
クリエーター情報なし
朝日新聞出版


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