私は基本的に姫のメールアドレスや携帯電話の番号をこちらから聞かない。もちろん、姫が教えてくれたら有難くいただくし、メールも送る。姫がこちらを気に入ってくれたら教えてくれるだろうから、それでいいという話。
私はこれが自分のスタイルだと思っているので、もし仮に今後新しい姫に出会うことがあったとしてもこれで行くつもりだが、この blog を読んでいる男性諸氏に「こうした方がいい」と勧められるかというと、なかなか微妙である。「客から聞かれたら教える」というスタンスの姫を相手にすると、両方待ちに入るため、滑稽なことになりがちだ。
ある姫の場合、初会からアドレス交換までに実に5年が過ぎた。顔出しNGの姫だったので、移籍でもしたら探すのが大変だから、せめてこちらのアドレスを教えておくぐらいはしておかないと、とずっと思ってはいた。なのだが、入ると異様にまったりしてしまうため、毎回言い出すのを忘れていたのだった。
きっかけは着メロの話題。どういう話の流れだったかはすっかり忘れてしまったが、当時の私は着メロ/着うたを自作することに凝っていて、携帯にいろいろ設定していたので、それを姫に聞かせたのだった。その話が妙に盛り上がり、そのときは1時間ぐらい丸々その話をしていたように記憶しているのだが、最後に姫が「アドレスも交換しよう」と。
その姫には数ヵ月に一度のペースで通っていたのだが、それ以来月一通ほどのペースでメールが来るようになった。メールの内容はと言うと、露骨な営業色は抑えてあって、季節の挨拶と近況報告と「元気にしていますか?」的な内容。こちらも毎回返事している。一度「なかなか逢いに行けなくてごめん、成績は大丈夫?」と聞いたこともあったのだが、「いろいろ厳しいけど、無理はかけたくないから、逢えるときに逢いにきてくれればいいよ」と返事がきた。真の営業とはかくあるべき。
別の姫の場合は、「すっかり教えたつもりになっていた」という大ボケなケース。その姫の携帯が壊れてアドレス帳がクリアされてしまい、店のWWWサイトに書いている日記で客全員に向かって「メール送ってください」と呼びかけたことがあった。その後その姫に入ったら、開口一番「なんでメール送ってくれなかったの」と怒られた。ひどい話だ(笑)。
この姫とは、いつのまにか「毎回生休明けの口開けに入る」ことになり、生休予定の連絡をメール/電話で毎月取り合うようになった。なぜそうなったのかと言うとまあいろいろ経緯があったのだが、その姫、生休明けの一人目は仕事の勘を取り戻すのに苦労していたようで、それが毎回私と決まっていると一種の条件反射のような形でスムーズにいったらしい。
今の馴染みとは、店外デートすることになってから、日程調整のためにアドレスを交換し、待ち合わせのために番号を交換し、と、かなり泥縄的な流れだった。
この姫は極めて筆不精で、自分からメールを送って来ないどころか、こちらのメールにもほとんど返事をよこさない。「次は○○日ぐらいに行きたいのだけれど出勤してる?」というメールにさえ返事が無い。ただメールを読んでくれてはいて、メールで近況(彼女が趣味的に興味を引きそうなもの)を送っておくと、次に入ったときに話題にしてくれる。
そういう滑稽な話もあったので、「姫のアドレス/番号を聞く代わりに自分のアドレス/番号を姫に教える」というあたりが妥当ではないか、という気も最近はしている。姫にその気があればメールなり電話なりしてくれるだろう。してくれない姫なら、姫のアドレスや番号を聞いたところで大差あるまい。
とは言え、最近では自分からアドレスや番号を教えてくれる姫がかなり増えたようにも思う。特に若い姫だろうか。年代的なものはあるかもしれない。上に書いた三人の姫は、今の馴染みも含めて、三人とも年齢層の高い姫だった。まあ私自身、年齢層の高い姫が好みなのだが。
ところで、掲示板などを読んでいると、「アドレス/番号を教えてもらって→姫とメールや電話して→仲良くなって→店外デート」といった夢を描く男性客が世の中には少なくないようである。店外デート自体の善し悪しももちろんあるのだが、それをひとまず置いておいたとしても、この図式は正しくないという気がする。
姫と仲良くなる方法が仮にあるとすれば、それは「店でお互い楽しい時間を過ごす」しか無いと私には思える。仲良くなった結果としてメールや電話が役に立つ、ということならあり得るだろう。また、店で楽しい時間を共有するための準備として、メールや電話が役に立つことも、やりようによっては可能かもしれない。ただ、メールや電話を通じて仲良くなるというのは、ありそうに無いと思うのだが。特に、「店に行かずにメールや電話で」ということになると、確実に嫌われる。
また、「営業用の携帯とプライベートの携帯」という区別を重要視する客もいて、そのような人は「プライベートの方のアドレス/番号を教えてもらう」ことを一種のステータスと考えるようだが、それもいかがなものだろう。
例えば私の今の馴染みは、前も書いた通り、ソープ嬢としての顔と表の世界での顔を持っている。携帯も表用とソープ用を持っているのだが、それはプライベート用/営業用という区分けではない。ソープのことが表のつきあいの人にバレるのが困るから携帯を分けているのだ。ある客のことを特別好きになったからといって表用の携帯に移行するかというと、そんなことはあり得ない。店に関してのメールが表用の携帯に来ては、携帯を分けている意味がない。
「プライベートの方を教えてほしい」という客の希望は、姫の事情を考えない一人よがりな願望だと思える。客としては、「プライベートの方を教えてもらった」ということで自信なり自己満足なりを得るのだろうとは思う。ひょっとしたら、それを逆手にとった営業もあるのかもしれない。それでも個人的には「考え方自体がおかしいのでは」と言う気がしてならない。
私はこれが自分のスタイルだと思っているので、もし仮に今後新しい姫に出会うことがあったとしてもこれで行くつもりだが、この blog を読んでいる男性諸氏に「こうした方がいい」と勧められるかというと、なかなか微妙である。「客から聞かれたら教える」というスタンスの姫を相手にすると、両方待ちに入るため、滑稽なことになりがちだ。
ある姫の場合、初会からアドレス交換までに実に5年が過ぎた。顔出しNGの姫だったので、移籍でもしたら探すのが大変だから、せめてこちらのアドレスを教えておくぐらいはしておかないと、とずっと思ってはいた。なのだが、入ると異様にまったりしてしまうため、毎回言い出すのを忘れていたのだった。
きっかけは着メロの話題。どういう話の流れだったかはすっかり忘れてしまったが、当時の私は着メロ/着うたを自作することに凝っていて、携帯にいろいろ設定していたので、それを姫に聞かせたのだった。その話が妙に盛り上がり、そのときは1時間ぐらい丸々その話をしていたように記憶しているのだが、最後に姫が「アドレスも交換しよう」と。
その姫には数ヵ月に一度のペースで通っていたのだが、それ以来月一通ほどのペースでメールが来るようになった。メールの内容はと言うと、露骨な営業色は抑えてあって、季節の挨拶と近況報告と「元気にしていますか?」的な内容。こちらも毎回返事している。一度「なかなか逢いに行けなくてごめん、成績は大丈夫?」と聞いたこともあったのだが、「いろいろ厳しいけど、無理はかけたくないから、逢えるときに逢いにきてくれればいいよ」と返事がきた。真の営業とはかくあるべき。
別の姫の場合は、「すっかり教えたつもりになっていた」という大ボケなケース。その姫の携帯が壊れてアドレス帳がクリアされてしまい、店のWWWサイトに書いている日記で客全員に向かって「メール送ってください」と呼びかけたことがあった。その後その姫に入ったら、開口一番「なんでメール送ってくれなかったの」と怒られた。ひどい話だ(笑)。
この姫とは、いつのまにか「毎回生休明けの口開けに入る」ことになり、生休予定の連絡をメール/電話で毎月取り合うようになった。なぜそうなったのかと言うとまあいろいろ経緯があったのだが、その姫、生休明けの一人目は仕事の勘を取り戻すのに苦労していたようで、それが毎回私と決まっていると一種の条件反射のような形でスムーズにいったらしい。
今の馴染みとは、店外デートすることになってから、日程調整のためにアドレスを交換し、待ち合わせのために番号を交換し、と、かなり泥縄的な流れだった。
この姫は極めて筆不精で、自分からメールを送って来ないどころか、こちらのメールにもほとんど返事をよこさない。「次は○○日ぐらいに行きたいのだけれど出勤してる?」というメールにさえ返事が無い。ただメールを読んでくれてはいて、メールで近況(彼女が趣味的に興味を引きそうなもの)を送っておくと、次に入ったときに話題にしてくれる。
そういう滑稽な話もあったので、「姫のアドレス/番号を聞く代わりに自分のアドレス/番号を姫に教える」というあたりが妥当ではないか、という気も最近はしている。姫にその気があればメールなり電話なりしてくれるだろう。してくれない姫なら、姫のアドレスや番号を聞いたところで大差あるまい。
とは言え、最近では自分からアドレスや番号を教えてくれる姫がかなり増えたようにも思う。特に若い姫だろうか。年代的なものはあるかもしれない。上に書いた三人の姫は、今の馴染みも含めて、三人とも年齢層の高い姫だった。まあ私自身、年齢層の高い姫が好みなのだが。
ところで、掲示板などを読んでいると、「アドレス/番号を教えてもらって→姫とメールや電話して→仲良くなって→店外デート」といった夢を描く男性客が世の中には少なくないようである。店外デート自体の善し悪しももちろんあるのだが、それをひとまず置いておいたとしても、この図式は正しくないという気がする。
姫と仲良くなる方法が仮にあるとすれば、それは「店でお互い楽しい時間を過ごす」しか無いと私には思える。仲良くなった結果としてメールや電話が役に立つ、ということならあり得るだろう。また、店で楽しい時間を共有するための準備として、メールや電話が役に立つことも、やりようによっては可能かもしれない。ただ、メールや電話を通じて仲良くなるというのは、ありそうに無いと思うのだが。特に、「店に行かずにメールや電話で」ということになると、確実に嫌われる。
また、「営業用の携帯とプライベートの携帯」という区別を重要視する客もいて、そのような人は「プライベートの方のアドレス/番号を教えてもらう」ことを一種のステータスと考えるようだが、それもいかがなものだろう。
例えば私の今の馴染みは、前も書いた通り、ソープ嬢としての顔と表の世界での顔を持っている。携帯も表用とソープ用を持っているのだが、それはプライベート用/営業用という区分けではない。ソープのことが表のつきあいの人にバレるのが困るから携帯を分けているのだ。ある客のことを特別好きになったからといって表用の携帯に移行するかというと、そんなことはあり得ない。店に関してのメールが表用の携帯に来ては、携帯を分けている意味がない。
「プライベートの方を教えてほしい」という客の希望は、姫の事情を考えない一人よがりな願望だと思える。客としては、「プライベートの方を教えてもらった」ということで自信なり自己満足なりを得るのだろうとは思う。ひょっとしたら、それを逆手にとった営業もあるのかもしれない。それでも個人的には「考え方自体がおかしいのでは」と言う気がしてならない。