品川・中1自殺 都にいじめと報告せず・・・東京新聞 夕刊
東京都品川区の区立中学一年の男子生徒(12)が自殺した問題で、
生徒が七月にアンケートで「物を壊された」と答えた結果を、
学校がいじめの認知件数に含めず、都に報告していなかったことが分かった。
学校として問題が解決したと判断したためで、校長は二十九日、
本紙の取材に「適切な対応ができなかったことは否定できない」
と対応の甘さを認めた。
学校などによると、アンケートは、いじめに遭った大津市の中学生の自殺を受け、
品川区教育委員会が区内の小中学校を対象に実施。困っていることなどを
記述や選択肢で聞いた。学校はアンケート結果から、いじめと疑わしい
内容を含め四件について、区教委を通じて都に報告した。
男子生徒は「物を壊された」と書いたが、現状を選択肢で尋ねた設問には
「解決しそう」と回答した。
学校は、生徒がアンケートに五月の件を書いたため、
六月以降は壊されたことはないと判断。
問題が解決したとして、報告しなかったという。
男子生徒は五月にシャープペンシルを二回壊されるなどし、
担任教諭がクラス全員に注意。
だが、壊した生徒は特定しなかった。
男子生徒の自殺後、学校と区教委の調査委員会が同級生に
アンケートや面談をし、複数の生徒から「ばか」「消えろ」などの暴言を受け、
暴力があったとの情報も出ている。
東京都品川区の区立中学一年の男子生徒(12)が自殺した問題で、
生徒が七月にアンケートで「物を壊された」と答えた結果を、
学校がいじめの認知件数に含めず、都に報告していなかったことが分かった。
学校として問題が解決したと判断したためで、校長は二十九日、
本紙の取材に「適切な対応ができなかったことは否定できない」
と対応の甘さを認めた。
学校などによると、アンケートは、いじめに遭った大津市の中学生の自殺を受け、
品川区教育委員会が区内の小中学校を対象に実施。困っていることなどを
記述や選択肢で聞いた。学校はアンケート結果から、いじめと疑わしい
内容を含め四件について、区教委を通じて都に報告した。
男子生徒は「物を壊された」と書いたが、現状を選択肢で尋ねた設問には
「解決しそう」と回答した。
学校は、生徒がアンケートに五月の件を書いたため、
六月以降は壊されたことはないと判断。
問題が解決したとして、報告しなかったという。
男子生徒は五月にシャープペンシルを二回壊されるなどし、
担任教諭がクラス全員に注意。
だが、壊した生徒は特定しなかった。
男子生徒の自殺後、学校と区教委の調査委員会が同級生に
アンケートや面談をし、複数の生徒から「ばか」「消えろ」などの暴言を受け、
暴力があったとの情報も出ている。