雨の夏至、キキョウ涼やか 東山の天得院
1年で昼間の時間が最も長い「夏至」を迎えた21日、京都市内はあいにくの雨模様となった。
東山区の寺院では雨にぬれたキキョウが紫色をいっそう際立たせ、梅雨の風情を醸している。
京都地方気象台によると、梅雨前線の影響でしばらくは雨や曇りの日が続く見込み。
日中の最高気温は21、22日と平年を下回るがその後は蒸し暑い日が多くなるという。
特別拝観期間中の東福寺塔頭・天得院(東山区)では、枯れ山水の庭園に植わるキキョウ約300株が三、四分咲きとなり、今月末から満開を迎える。
爾(その)英晃住職(42)は「凛(りん)とした立ち姿から涼を感じてほしい」と話している。