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ホテル代替策

2009-09-18 18:29:35 | 2010年ワールドカップ
豪華客船クイーンエリザベス2(QE2)とホーランドアメリカラインが2010年ワールドカップ開催中にホテルとしてケープタウンの港に浮かぶことが許されるかということに対してメディアの間で混乱が生じている。

南アフリカ観光局によると、現在までに63万チケットが販売されており、約45万人がワールドカップ期間中訪れる見込みでそのうち10万人はイギリスからと予想される。

そこで問題となるのが、ケープタウンはこの大量流入に対処できるだけの宿泊施設を持っているのかということ。これに対して、観光大臣は南アフリカには訪問客を賄うだけの宿泊施設が十分あるといいきる一方、FIFAのブラター会長は1万5000部屋足りないと述べている。

クルーズ船がスポーツイベントでホテルとして機能することは初めてではなく、2004年アテネオリンピックでは11隻が1万人に寝床を提供している。また、2010年の冬季バンクーバオリンピック用にすでに客船がチャーターされており、8960人が宿泊する。

QE2は昨年ドバイを基盤とするNakheelによって買い取られており、Nakheelが所有する会社ドバイワールドはケープタウンで人気のあるショッピングモール、ウォーターフロントを所有している。
南アフリカ政治家はケープタウンのホテル産業を荒らすとしてQE2の停泊の可能性に好意的ではない。最大野党であるDAのエリザはQE2を停泊させるかわりに地元を宿泊先として提供するように努めるべきだ。QE2がケープタウンへの収入を大きく損ないかねないと述べている。
Nakheelは反対に、
「QE2がホテルとして機能すれば南アフリカへ多くのビジネス、雇用、歳入をもたらし、南アフリカ経済を潤す。」

これに賛成の立場をとるものもおり、観光局のスポークスマンのひとりは、QE2の案に賛成だが最終決定は港を管理する役所にあると述べている。しかし、ここで新たな問題となるのが岸壁のスペースであり、港管理の責任者はNakheelにQE2を長期着岸させるスペースがないと答えている。役所とNakheelの交渉は続くとみられる。

また、更なる論争として、ホーランドアメリカラインの2隻、ウェスタダムとノルダムはドイツの会社によってワールドカップ期間中のホテルとしてチャーターされてるいるが政府はこれら客船に対しては同じような反感をもっていない。観光局はこれに対して、以下のように述べている。

「ただのホテルとして機能するクルーズ船と、海外からの客をもたらすクルーズ船の間には線引きしている。ウェスタダムとノルダムは海外から多くの客とともにやってくるためすでにワールドカップ期間中の入港を許可されている。」

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