組長ブログ

法人理事長による日々の適当なひとりごとや、利用されている皆さまのインタビュー記事です。

一升餅イベント

2012年09月10日 | 日記

先日、ジョイフルのアイドル(?)マイベビーのファーストバースデーがありました。

皆さん、「一升餅」ってご存知ですか?

お子さんがいる方が知っている人が多いと思いますが、地域性もあって、田舎ではやるところが多いんですが、都会ではそういうイベントってなかなかやらず、知らない人も多いみたいですね。

塩尻では、ほとんどの人がやるんじゃないかと思います。

1歳の誕生日の時に、一升のお餅を背中に背負わせるというものです。

これは、決して虐待ではありません。

「一升」重すぎるだろう・・・と思う人もいるかもしれませんが、実際そういう人は自分が赤ちゃんの時に背負ったことがあるかもしれませんよ!?

重さ的には、概ね2㎏あります。一升=10号、お米だと2キロまではありませんが、お餅をつく過程で水を含むため、重くなります。

このイベントには、

一生(一升)健康に丈夫で育つように

一生背負いきれないほどの食べ物に恵まれますように

一生、円満(丸く)で暮らせますように

といった意味合いが込められています。その為、一升のお餅を丸く固めてあるのが主流です。

※最近は、こういう意味合いを無視して、重すぎるからという理由で切り分けされたものや、食べられないから・・という理由で切り分けて真空パックになっているのが多く、若い人の間ではポピュラーなようです。

業者によっては、お餅に名前を入れたりしているところもありますが、食べる時に名前を切ることになるので、縁起が悪かったりします。

お餅がすでに切られているものについても、一升と一生をかけているという意味から、縁起が悪いともされているようです。まぁ、イベントをやる人それぞれですからね・・・。

また、餅を背負って「歩けるということを喜ぶ地方」と、「転ぶことを喜ぶ地方」とがあるようです。

 誕生日前から、早く歩き出した子供や、餅を背負ったまま倒れないで歩きまわる子供は

「将来早く家を離れるようになる」「親元から遠く離れて暮らすようになる」「男の子なら婿養子に出て、その家の姓を継がない」と言われている地域もあるそうです。いろいろですね。

皆さんご自身の「一升餅」イベントがどんなだったか、ぜひ聞いてみて下さいね。

ちなみに、うちのベビちゃんは、最初のうちは喜んだものの、まだ伝い歩き・つかまり立ちしか出来ないので、テーブルの端に必死につかまっても重くてころんじゃって、「こてーん」というのを繰り返し、みんなで可愛くて大笑いしていたので、そのうち、大泣きしていました。

まだ「たっち」が出来ない子は、「踏み餅」といって、踏ませることで足が丈夫に育つと言われているので、うちのベビちゃんも踏ませておきました。

ちなみに、イベントは単に背負わせることだけではなく、そのお餅を切り分けてより大勢で食べることで、沢山の幸せが訪れるようにという意味合いがあるそうです。

ぜひ、親御さんにご自分の「お餅セレモニー」の様子を聞いてみて下さい。

でも、やらないご家庭もあるので、やった・やらない=愛情の度合いではない事だけ伝えておきます。

by 組長