matta

街の散歩…ひとりあるき

麒麟&獅子

2017年09月12日 | 
Leica SL/24-90Vario Elmarit SL Asph.

現在の日本橋は
明治四十四(1911)年に完成。
石造二連アーチの道路橋。
明治最後の年で翌年は大正元年だ。
泉鏡花『日本橋』の発刊が大正三年。


青銅の照明灯装飾品の
麒麟は東京市の繁栄を表し


獅子は守護を表している

鏡花『日本橋』のエンディング。
「...亀甲形に空をかぎった都を装ふ、
鎧の如き屋根を貫いて、
檜物町の空にはっと立つ、
偉大なる帚星の如き火の柱が上がって、
さかしまに迸る。
「瀧の家だい。」」

で、日本橋の再架橋とおなじ年、
明治四十四年には吉原が炎上。
廓内ほか6550戸が延焼。
『日本橋』とは関係ないことだが
大正時代でもなお大火災が多かった、
ということだ。



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