45歳で前立腺癌になってしまいました!

入院から退院まで、詳細を記載するつもりです

妻がダウン

2011-03-25 10:11:11 | 日記
妻が体調を崩しました。

昨晩、勤務先(小さな診療所)からタクシーで帰宅。
今日も午前中は休むそうです。

震災直後から診療所はいつも通りの診療を続けていました。
院長は「持病を持っている人の薬を切らす訳にはいかない。とにかく診療を続ける」との決断をして、停電になっても処方箋発行ができる準備や散らばったカルテの整理を妻は黙々とやっていたようでした。

休日も「被災者や避難者の特別診療」に関する説明会に参加していました。
診察費などの特別処置(全額無料)を行うための説明会です。
ですから、ほぼ休み無しの状態でした。

団地内にある診療所ですからお年寄りの患者様も多く、地震で体調を崩した方から持病が悪化した方、とにかく不安でいらっしゃる方などが数多くいらっしゃるようです。
小さなお子様を抱えたお母さんなども、いつも以上に神経質になっていらっしゃるようで、お子様を連れて来られる姿が多いそうです。

妻は体調を崩したのですから、「今日は休んだら」と暢気なことを私は言ってしまったのですが、小さな診療所のため「午後は事務が私しかいない」と言って出社するとの事です。
看護師を除いて唯一の正社員は妻しかいません。

病院の事以外にも、私の入院や手術・その後の上手く行かないリハビリでも迷惑を掛けてしまったと思います。

私が出来ること。
尿漏れ対策をバッチリ(パンツ型オムツ+尿漏れパッド)して、妻を車で病院まで送ることでしょうか?
夕飯作りをすることでしょうか?

医療関係者だというだけで相当無理をしていた妻に頭が下がります。
院長もあらゆる症状を診続けているようで、素晴らしいです。

私の体が回復したら、何か恩返しをしなければいけませんね。

ホルモン療法

2011-03-23 09:12:45 | 日記
バッサリと切って治るならそれが一番良いのですが・・・

私の場合は腫瘍が大きくなっており湿潤があるため、すぐには手術できませんでした。
しばらくの間ホルモン治療によって腫瘍を小さくしてから切除しければ、上手く取りきることが出来ないようです。

結構、落ち込みますよ。
「そんなに進んでいたのか」と

ゾラデッックス
カソデックス

2種類での治療です。

ゾラデックスは体に埋め込みます。
ボールペンの芯より若干太い位の薬剤をヘソの下に太い針の注射で埋め込むんです。
結構太い針を刺しますので痛く出血もありますが、一時的なもので若干の違和感もしばらくすると消えてきます。

カソデックスは経口薬です。
毎朝食後服用します。非常に簡単に服用できますが定期的に飲まなければならず、時々忘れてしまいますね。

私の場合は、この2種類が非常に良く効きました。

その反面、薬の説明に書いてある副作用を全て経験しました。
書かれていない副作用?が私の場合には数多く出ました。
癌に掛かったという精神的なものなのか、本当に薬の副作用なのか分かりませんが、非常に辛い日々でした。
主治医も「はて?」と首をかしげるような症状も出たんです。

副作用に関しては、色々な所に書かれていますので敢えて書きません・・・と言うより思い出すだけで苦しくなります。
薬剤メーカー説明の副作用+更年期障害+うつ?の症状でした。

まさに毒を持って毒を制すを地で行っているような状態でした。




余震が多い

2011-03-23 08:57:29 | 日記
昨晩から余震が多すぎます。

全く安眠できません。と言うよりほとんど寝られません。

茨城に住んでいるため、揺れを多く感じるのでしょうが、昨晩からの数は気になります。
緊急地震速報も多いですね。
緊急地震速報が鳴らない時の方が大きな揺れがきているのが不思議ですが・・・

安静にしている時間が多いためか、小さな揺れ(恐らく震度2程度)でも敏感に感じてしまい、少々気が滅入っています。

不自由な体で即応できない事へのイライラが増してきています。

もう、余震は勘弁してください。

福島原発の影響で茨城県全体に風評被害が出ていますね。
震災時の買い占めといい、今回の風評被害といい、本当に日本全体がパニックになっているようですね。

常磐線もTVで言われているほど、本数が動いていないようです。
快速電車も我孫子止まりが多く、私の最寄り駅である取手までは非常に本数が少ないようです。
息子が卒業した高校の友人達と無事を確かめあうために集まったのですが、思ったより移動時間が掛かり、大変だと言っていました。

浦安にしろ、旭市にしろ、茨城県にしろ、都心から非常に近い所にあり、今まで都心の方々の食卓を豊かにしたり、レジャーを提供したりしてきた地区を見捨てないで欲しい。

こんなにも他人の痛みが分からない、自分勝手な人種に日本人がなってしまったようで、憤りを感じます。
結局は、痛みや辛さは他人には伝わらないのでしょうか?

これを書いている今も余震がありました。
正直、怖いです



退院から1週間

2011-03-21 08:46:03 | 日記
手術をして、退院したら普通の生活に戻れるものだと私自身も思い込んでいました。

ここまで回復に時間が掛かるとは・・・

相変わらず尿のコントロールができません。
この状態では長距離の移動は厳しいですし、何より公共の場であるトイレも個室でしか排尿と用品交換ができないのが、辛いです。

早く社会復帰したい気持ちばかりが先走り非常に歯がゆい思いをしています。

「若いから尿のコントロールが戻るのも早いと思われるが、非常に大きく執っているため、筋肉が戻るまで時間が掛かるかもしれない。半年から1年掛かる人もいる」
という医者の事前説明を思い出します。

1週間もすれば回復するかも・・・という淡い期待は裏切られました。

傷口も落ち着いたように感じていましたが、1日に数回、激痛が襲ってくるようになってしまいした。前より悪い状態です。
特に左のドレーンを入れていた辺りに違和感があり、リンパ液が貯まっているのかもしれません。

思うように回復に向かわず少々焦ってきました。
早く普通の生活ができるようになりたいものです。

昨日、80歳の女性と16歳の高校生が二人救出されたようです。
人間は強いですね。

私も強くなりたいと、つくづく思いました。


手術から2週間

2011-03-18 08:22:16 | 日記
手術してから丸2週間が経ちました。

後半の1週間は大型地震など色々なことがあり、何となく落ち着いて療養することができなかった気がしています。

それでも、傷口の痛みも少なくなり、1日に数回突然痛くなる程度でおさまっています。

手術直後の状態を思うと、状態も安定してきているのかもしれませんが、相変わらず微熱と節々の痛みは続いています。
まぁ、今見てもぞっとするほど大きく切り開いていますので、当たり前と行ってしまえばそれまでですが・・・

ピンの跡を数えてみたら、25個ありました。
一般的に言われる25針縫った状態でしょうか?
その他、ドレーンの入っていた穴があり、未だにリンパ液の塊が出ています。

尿のコントロールが一番辛いですかね。
膀胱の一部まで大きく切り取っていますから、尿の貯まる量が少なく夜中でも度々起きる必要があります。
それでも漏れは克服できず、イライラしています。

震災で避難していたにも関わらず、入院していた患者さんが死亡されたというニュースが流れていました。
2週間前における自分の状況でこのような目にあったらと思うと、とても他人事とは思えません。

物資の買い占めも酷いですね。
私も医療用品が必要な身なのですが、退院時に購入しておいたものの在庫が少なくなってきました。
介護用品と同様のものですので、買い占められて在庫が少なくなっているとニュースでやっていました。

妻に購入を頼もうにも医療関係者ですので連日出勤しています。
自分で買うにも長距離の運転ができる体ではありませんし、ガソリンの長時間の列に並ぶことも難しい状況です。
もう少し皆さんが冷静になって頂ければ、皆が余裕を持って暮らすことができるのですが・・・
私はまだ半分程度在庫がありますので、今度の休日にでも妻に頼んで買い物に行ってこようと思います。

思わぬ所で震災の影響を受けてしまいました。
病人にはなるものではありませんね。



震災とリハビリ

2011-03-15 16:59:04 | 日記
今回の震災は本当に心が痛いです。

被害に会われた方々は本当に大変な日々を送られていると思います。

このような状況に何もできず非常に歯がゆい思いで一杯です。

今の職場に来る前は「災害対策」のメンバーでした。
本来でしたら早急に駆けつけを行い、復興に向けた活動をしていないければいけないはずなのに、こんな体になってしまい、申し訳ない気持ちで涙が出てきます。

色々と努力しているであろう、職場の同僚を思うと、何も言葉が出ません。


私の方は、傷の痛みも忘れた頃に突然やってくる程度で、常に痛むというほどではなくなりました。
未だに尿のコントロールはできない状況ですし、下半身の感覚も全て戻ってきている状態ではありませんが、以前よりは徐々に回復してきているような感じはあります。

言い訳になってしまいますが健康な時とは違い、余震へも過敏・ニュースをつけていないと寝ることもできないような状況で、寝不足気味ではあります。
病院にいた時は、何かあっても助けてもらえるという安心感がありましたね。

被災された方で持病を持っていらっしゃる方は非常にご苦労されていると思います。
特に体が何かしら不自由な方は、何もかも思い通りに行かず、余計に調子が悪くなっていると思います。
心からお察し申し上げます。

早く、復興に日本全体が向かっていくことを心からお祈り致します。
それに向け、私も何かしらの協力ができるよう、今は体の回復を頑張るつもりです。


退院しました

2011-03-13 12:55:39 | 日記
本日、退院しました

地震の影響で家(茨城)まで帰り着けるか心配でしたが、家族が車で迎えに来てくれ、無事家にも辿り着けました。

取り急ぎ、ご報告だけしておきます。

抜鉤しました

2011-03-12 13:05:11 | 日記
とうとう、最終処置の「抜鉤」を行いました。

ホチキスの針を一本一本抜いていく処置です。

最初は、チクチクした程度でしたが、傷が重い所に近づくと痛みが増してきて、一番深い所では激痛でした。
処置して頂いた医者が「ごめんなさい」というほどでした。
恐らく傷口を引っ張ってしまったんでしょうか?

これで、処置としては全て完了です。

後は、傷口を治すこと
尿漏れ訓練しながら、克服していく事
社会復帰できるよう、移動距離を長くしていく事
を自分で頑張るしかありません。

今のままですと、快速電車の一駅すら尿漏れがもちません。
各駅停車でぎりぎりでしょうか?
早く快速の停車駅 → 始発から終点程度 などと尿漏れをもたせるようにしないと、通勤中だけで何回もトイレに行くはめになりそうです。

傷も改めて見るとすごいですね。
へその直下から陰部の直前までバッサリ切れています。
入院前に「切腹」なんて、冗談で話していましたが、まさしくバッサリです。結構グロイですよ。

少しずつ退院に近づいていますが・・・
サポート無しで生活する状況になるんだなと改めて心を強く持つように戒めなければ・・・
(なんだかんだ入院中は手取り足取りの完全看護ですからね)

ほとんど眠れず

2011-03-12 06:12:46 | 日記
皆さんもそうでしょうか?

余震が相当数ありましたね。

余震+尿漏れ+傷の痛み でほとんど眠れませんでした。

ただでさえ、尿漏れ訓練しなければいけないのに、地震ですっかり狂ってしまいました。

と、言っても苦しさや辛さは当人でなければ、なかなか理解できないんですけどね。
逆に他の人に何を訴えても、伝わらないもののようです。

結局は「自分のことは自分で守る」の世の中なんでしょうね。


地震

2011-03-11 15:23:11 | 日記
酷い地震ですね

皆さん大丈夫でしょうか?

余震も続いています
気持ち悪いくらい揺れています