●耐えても逃げても終わらない! ブラック企業“負の連鎖”をどう断ち切る?
http://news.nicovideo.jp/watch/nw601276
「ブラック企業」が益々問題になっているようだ。
どこの国にも、ブラック企業は存在するだろう。
でも日本のように、99%以上(ひょっとすると99.99%以上?)が
ブラック企業である、なんていう国がどこにあるのだろう。。。
そもそも、ブラック企業とは何か。
今回は自分なりに、ブラック企業を定義してみようと思う。
【1.労働法違反がある】
これは問題外。漆黒企業である!
でもこれが多いこと、多いこと……。
「サービス残業」という名の強盗・恐喝行為は有名だが、
1日の残業時間を15分単位で切り捨てて計算したり、
有休を消化させないなんていうのも、れっきとした違法行為。
「課長や店長に残業代を出さない」のも違法になる可能性が高い。
※「サービス残業」は、労働者がもらえるべきお金を
企業ぐるみで巻き上げてるのだから、れっきとした強盗or恐喝である!
【2.「休めない」というシチュエーションがありうる】
人間なのだから、病気にもなれば怪我もすれば、
家庭の事情もあるだろう。
なので「絶対に休ませない」というのは、
労働者を人間扱いしていない証拠といえよう。
「絶対に休めない」状況がある企業は、
労働者を奴隷、もしくは燃料としか思っていないのでは。
【3.『社畜」に乗っ取られている】
私の忌み嫌う「社畜」とはこういう輩↓
http://yaplog.jp/oomizuao/archive/202
こういう輩がいる職場は、雰囲気も労働環境も悪化し、
互いにいがみ合うようになるだろう。
いじめ・パワハラ・セクハラも頻発する。
【4.経営者目線が求められる】
これも厄介。
同時に、日本企業の特徴のひとつとも言える。
経営者:「いかに低賃金でたくさん働かせるか」
労働者:「いかに高賃金で少ししか働かないか」
利害は対立して当然だから、
労働者に経営者思考を求めるなんてありえない。
それなのに、平社員やパートにまで、
「自ら考え、自ら動く」ことを要求し、
末端の労働者にまで「責任感」「プロ意識」を求め、
会社への無限のコミットを強要する……。
つまり、労働者でありながら「歯車」であることが認められず、
骨の髄まで奴隷になり切らなければ許してくれないのだ。
よく考えれば、いかに恐ろしい話かがわかるだろう。
ということで、以上のように定義すると、
日本企業の99%以上が含まれてしまうと思うのだ。
モラルも法律も無視しまくりのブラック企業が跋扈すると、
数少ない、まじめで良心的な企業が淘汰されてしまうことにもなる。
「正直者が馬鹿を見る」土台を作ることにもなってしまうのだ。
また、日本は相変わらずの自殺大国である。
理由は「健康問題」がトップであるが、
推測するに「仕事が原因のうつ病」がほとんどなのではなかろうか。
たいして実害のないゴキブリやムカデを駆除する暇があったら、
政府は、ブラック企業の駆除を本気で考えるべきだと思う。
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