生き物好き気象予報士&理科教員、公認心理師・金子大輔(金兵衛)のブログ~通り雨の旅路~

拙著10冊目出版、ぜひ読んでね!おかげ様で18年続いている老舗ブログです。

ビジネス奇書に出会う?

2012-05-26 | 社会・法律・労働
奇書に出会った。
フランスの本である本

題して、
『出世をしない秘訣ぴかぴか(新しい)
Jean-Paul LACROIX著
http://booklog.jp/users/tooriame/archives/1/4875592566


タイトル通り、「出世しない」技術を
ユーモアを交えながら解説している。

この本では、出世というものを
徹底的に「悲劇バッド(下向き矢印)として描いている所がおもしろい。

出世するということは、
打ち続く社用パーティーで肝臓は膨れ上がり、
受話器で耳は変形し、殺伐とした忙しい時間とストレスで
夜もおちおち寝られぬロボットとなり、
癌などを患って病死することだ、とげっそり

金はなくとも暇と友情に恵まれ、
流れる雲を眺めたり、幼い日の思い出に気を取られたり目がハート……
そうした日々には、もう帰れない。

「成功者はみんな、生まれて初めて、
自分が認められた日をどんなに呪っていることか」
とまで言っている。



では、出世しなければいいじゃないか??
それが難しいことは、多くの方が実感するところであろう。

「出世しない権利」というのは、
現実的にはないに等しい考えてる顔

長い間同じ場所にいれば、ちょっと油断した隙に
「責任者」に仕立てあげられてるのが落ちだ

たとえば、40年間勤め上げて、
新人と同じポジションをキープするというのは、
3日で社長まで出世する以上に難しいのではないか。

そればかりでない。
身の回りの先輩、肉親、教師、上司などが
幼い頃から、隙あらば、あの手この手で、
「出世させよう」「ひとかどの人間にしよう」
としてくるはずだ。

それらをかわすのは、並大抵のことではない。

いかにして優秀と見なされないか、
いかにして、買かぶられないか、
いかにして、トンマに見られるか……。

そんなことが、ユーモラスに述べられている。



そういえば、明治安田生命?の調査によると、
「どこまで出世したいかグッド(上向き矢印)
というアンケートに対して、
出世に興味ない。仕事より自分の時間を大切にしたい」
という考え方が、最近主流になっている。

また、数年前だったと思うが(たしか香港)、
ある企業の入社式で、社長が、
「自分がいかに努力して、今の地位を手に入れたか」
という話をしたところ、新入社員の一人が、
「なぜ努力して出世しないといけないのですか?
私たちは会社の奴隷じゃない」と発言したところ、
拍手喝采が沸き起こったという衝撃


価値観が大きく変わりつつある。。。
「身を立て名をあげやよ励めよ」の時代が終わり、
新しい価値観を理解するためにも、
この本は、大きく活躍しそうだ。


ちなみに、出世しなくてよいベストな職業例として、
作家・画家などの自由業を挙げていた。

まかり間違って、力を発揮してしまっても、
見習い作家→作家→作家長→作家部長……
なんて、段階が上がってしまう心配はない。

三十年も四十年もの間、
気の向くままに足踏みする自由も、
その気なら、退歩する自由もあるからだ。


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マスコミへの切望

2012-05-19 | 昆虫・生き物

前回と同様、ツイッターの話題を広げて
ブログにしてみました。
(最近、このパターンが増えつつあるな。。。あせあせ

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子どもの頃には、蛾をテーマにした番組があった。でも、最近は視聴者が引いてしまうことを恐れてか、蛾をメインに扱った番組をほとんど見ないのが悲しい。「ギャー」というインパクトを与えるところからスタートして、興味を引いていくというテクニックもあると思うのだが
-----------------------------

自分が、マスコミの方々に切望していること、
それが「蛾を紹介する番組を作ってほしい」ことである。

蝶やクワガタを紹介する番組なら、今もある。
でも、蛾やクモやハエなどを紹介する番組は
最近、ほとんどお目にかかることはできない。


昔なら、そういう番組があった気がする。

自分が覚えてる範囲で最強だったのは、
たしか、1987年6月26日放送の『野生の王国』ぴかぴか(新しい)

大きな蛾、小さな蛾、美しい蛾、不気味な蛾……

虫々とした魑魅魍魎たる世界が表現され、
当時、小学生低学年だったにも関わらず、
その晩は、興奮で眠れないほどだった揺れるハート

なお、
ツイッターでも、次のような意見もあった。

--------------------------------------
すよねぇ。私も蛾を筆頭に虫スキーになるキッカケは「気持ち悪いけど、面白そうだな…」ていう興味でした(*^o^*)
------------------------------------

理系離れが叫ばれて久しく、しかも今はエコブームクローバー
キモチワルイ生き物、強烈な生き物をどんどん紹介して、
知的好奇心を刺激して欲しいものである。

虫々とした、壮大にして緻密な世界を眺めれば、
この芥子屑みたいにちっぽけな人間社会のことなんて、
どうでもよくなってくるだろう。

蝶はおよそ250種だが、蛾は6000種以上。。。
蝶は、ほとんど研究し尽くされてしまった感があるが、
蛾は、ほとんど何もわかっていない。

オオスカシバやオオミズアオのような
超有名種であっても、齢数すらわかっていなかったりする。
(誰も調べてないところもまた驚きだが……)

求む。蛾の地位向上をexclamation
自分にできることがあれば、
蛾ファンの一人として何でも協力しますexclamation ×2


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ゴーストタウンに魅力はあるか

2012-05-12 | 昆虫・生き物

夏が近づくと、
虫が増えて、楽しいシーズンになるチューリップ

と同時に、TVをつけるたびに、
殺虫剤のCMを目にしてイラッとする季節でもある(笑)

だから、夏になると
ついつい、民放はあまり見なくなってしまうのだが……。

先日、またツイッターで話題になった虫ネタを
ブログにも記録しておくえんぴつ
ツイッターのみだと、時間とともに埋もれてしまうので。


-------------【ツイッター議事録】---------------
園芸書を見ると、莫迦の一つ覚えみたいに昆虫が悪者とされてるようだ。
でも、虫のいない花園なんて、ゴーストタウンそのもの。
アクセサリーと水草だけ入れて、
魚介をまったく入れてない水槽のようなものではないだろうか。
------------------【ツイッター議事録】-------------

虫もいない花園なんて魅力ゼロだろうバッド(下向き矢印)
それに、虫が来ない虫媒花なんて、
ファンが一人もいないアイドルみたいで可愛そ過ぎるww~ウッシッシ

まあ、マスコミが一所懸命、
「虫は悪者」だと洗脳し続けてるのだから、
(製薬会社の営業のためだろう)、
仕方ない面もあるのかもしれない。

------------------【ツイッター議事録】-------------
私が不気味に感じるのは、ガーデニングをやっている人がblogとかで
「野菜がとれましたぁ!やっぱり自然て素晴らしい(^0^)」
「そして今日は頑張って虫を×匹捕殺しましたぁ><きもち悪かった~!」
みたいなやつです(´`)

欲しいものだけあればいいという考え、
他の事に当て嵌めたらおかしな事。気付かなきゃ駄目になるよね。
------------------【ツイッター議事録】-------------

「悪い虫をたくさんやっつけた俺、かっこいい~目がハート
みたいに、悦に入ってる顔が想像できてしまう……。

自称:正義の味方ほど厄介なものはないげっそり
いつ自分も「悪者」に認定されるかハラハラしてしまうではないかあせあせ



そもそも不思議なことは、虫はいつから悪者になったか。
いつから日本はこんな国になったのか?
日本人は、虫とともに生きてきた民族ではなかったか?

以前も書いたが、正直、現代の日本には、
爆発寸前ともいえるほどの不満を持っている(笑)。
にもかかわらず、日本をまだ出ていないのは、
「虫を愛でる」文化がある、世界有数の国だからだぴかぴか(新しい)


もちろん、虫が嫌いというのは仕方ないし、
決して責められることではない。

でも、「嫌いだから殺してよい」
という思考回路を目の当たりにするたび、
「頭、大丈夫?」と思ってしまう。
それって、「ムカついたから、通りすがりの人を刺した」
というのと、同レベルではないか。


「人命は地球よりも重い」……。

人間にとっては心地よい美辞麗句であるが、
人間のためなら、自然は好きにしてよい、
という考えが見え隠れするので、
自分は好きな言葉ではない。

人権<<<<仕事
という価値観は吐き気がするほど嫌いだが、
人間社会<<<<自然
という価値観には、一万票入れたいクローバー

「社会のために尽くす」暇があったら、
虫のため・自然のために尽くしたいと思ってしまう昨今だ。


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チャレンジ

2012-05-06 | 日記風


ネットでもヤバイと話題になってるようだ衝撃
そして、
「あれは誰も食べられないよ手(パー)」と聞いたので、
チャレンジしてみることにした。

それが、『ぺヤングの激辛爆弾である。

自分は、好き嫌いはまったくなく、
どこの国の、どんな料理も食べられる自信がある。
もちろん、どんなに甘くてもどんなに辛くても……。

『ぺヤング赤』上等手(グー)
と、さっそくコンビニでゲット。

2、3個買っておこうとも思ったが、
万一食べられなかったら、もったいないので、
1つしか買わないところがチキンだけれど(笑)ひよこ


お湯を切り、ソースをかける。
やきそばをよくかき混ぜる
うん、見た目は特に異常なし目

ふと、かき混ぜた箸を舐めてみた。
ん……!?。

ピリリ、と軽い電気ショックのような刺激雷
続いて、舌に刺激が走る。
これは、どうやら本当にヤバイかもしれないあせあせ

ひとつ深呼吸をし、いざ、いただきますレストラン

最初は、普通の辛口のやきそばとしか感じない。
だが、数秒後にやって来るのだ。
ピリピリとした「痛み」が、うねりのように次々と。

痛みは、しだいに継続時間が長くなり、
最後は、半分根性で食べ切った~exclamation ×2
(味自体は、メチャクチャ美味しい目がハート

食べ終わっても、
舌や唇に、しばらく痛みが残った。
嗚呼、たしかにあれは最大級の辛さと見なしてよさそうだ。

刺激物が好きな方、
ぜひともチャレンジしてみては?ウッシッシ


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Leave me alone!と思う瞬間

2012-05-03 | 雑記

手相を見ると、
両手にクッキリ、長い『社交線』がある(笑)。

だからというわけではないが、
「飲み会」の類は、基本出ることにしているワイングラス
たとえ、知らないメンツばかりでも。

飲み会で、ときどき出くわす、いくつかのシーン、
大の苦手だげっそり


1.まったく興味のない(苦手な)話題の強要手(パー)

相槌を打ちつつ、相手の話を理解しようとしてると、
「ねえ、話についてきてるう~?」と、
(付いて来てないことを期待されつつ)突っつかれ、
「そういうこと(政治とかスポーツとか)
に興味を持たないと世の中渡っていけないよ~」
などと、説教モードに入る。

ほっとけ~(笑)むかっ(怒り)

つまらないので、反対隣の人と、別の話を始めると、
「×歳なのに、政治の話についてこられないなんてねえ」
と無理やり、連れ戻そうとまでしてくる。

あの……私に何をどうしてほしいんすか~?ふらふら


2.議論の強要手(パー)

話を聞きつつ、「なるほど、そうだね」みたいに言うと、
「なんですぐ同意するの?自分の意見ってないの?」
「男同士の話ってのは、議論をぶつけ合うものなんだよ」

そ、そうだったの!?
てか、ただの圧迫面接みたいだけれど(笑)。

まあ、自分は極端な面倒くさがり屋なので、
理屈っぽい話になると、特にこだわりが無い限りは、
テキトウに流してしまうこともあるが、
議論派としては、それが気に召さないらしいがく~(落胆した顔)



ということで、苦手なシチュエーションを端的にいうと、
「同調圧力」「無理強い」「不自然」と言えるだろう。

会話ごとに、「空気」に溶け込んでいない人がいないか
互いに厳しく目を光らせ、溶け込んでないと判断したら、
即、攻撃開始~!みたいな(笑)爆弾

そんな雰囲気、もうたくさん……。
飲み会、
しかも気遣いのいらない(はずの)飲み会のときぐらい、
ネトネトした同調圧力を忘れたいものである

自分は、ありとあらゆる「無理強い」「同調圧力」が
本当にダメだとわかってくれ~
と、ちょっと愚痴りつつ。。。

飲み会で、居心地悪そうな人がいたらどうするべきか、
考えさせられることも多い考えてる顔

似たような例で、おとなしい人に向かって、
「ぜんぜんしゃべってないじゃん」
「楽しんでないじゃん」
なんて言うのなんかも、好きになれない。

「楽しんでないじゃん」→楽しめ、と無理強い
「何にも話してないじゃん」→話せ と無理強い

無口な人を、そんな風に攻めたら、
プレッシャーで一言も話せなくなってしまうべ?


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