9月に参加した「第4回岡崎市サイクリング大会 ツールド三河湖」では、
コースマップにGoogle Eathのデータ(KMZ)を用意しましたが、
コンピュータ上で見た地図だけではどの辺を走ってるのか分らんとの話を聞きました。
今回サイコンを利用する「Qシート」の作成機能を強化しましたので紹介します。
この「Qシート」作成機能自体は以前からありましたが、
バージョンアップにより格段に使えるようになりました。
GPS使いにとっても、GPS機器上で表示されるWayPointの省略地名を
完全な形で確認できるため便利に使えると思います。
[出力サンプル]
CSV形式のため Excelなどの表計算ソフトや Google ドキュメントによる編集が可能
![メニューQシート](http://farm3.static.flickr.com/2338/2102096166_e0cf6e9a9b.jpg)
[参考にしたQシート]
開発の際に参考にしたQシートは「オダックスジャパン(AJ)神奈川」で使われた
「BRM203伊豆200km」、「BRM421沼津400km」です。
色々見てきた中でも読みやすく書かれたQシートだと思います。
GMM2.exe Ver1.0.0.6では こんな感じの「Qシート」(CSV形式)を簡単に作れるようになりました。
例題では「琵琶湖一周」を目的として、コンビニや名所を通過点(ウェイポイント)として作成してみます。
-------------------------------
[1.GPSルートを用意する]
私は琵琶湖を一周したことは無いので、適当な道を知りません。
いつものALPSLAB routeで琵琶湖を検索してみると
JR湖西線の堅田駅をスタートして反時計回りで北湖を一周する「琵琶湖・北湖一周」が見つかりました。
HP:自転車で釣りに行こう
![琵琶湖一周](http://farm3.static.flickr.com/2290/2100854808_58e72950ce.jpg)
このルートをGPXデータとして、ダウンロードします。
[2.GMM2.exeにGPXデータを投入する]
先ほどダウンロードしたデータを放り込みます。
![琵琶湖一周GPX取込み](http://farm3.static.flickr.com/2135/2100073893_d05252dd5b.jpg)
ルート名は特に必要ありませんが「琵琶湖・北湖一周」と入れときました。
[3.KMZファイルを作成して、GoogleEarthで表示」
出力→「GoogleEarth KML(KMZ)出力」を選択して、Google Earth用のKMZファイルを作成します。
Google Eathに作成したKMZファイルを放り込みます。
![KMZ表示](http://farm3.static.flickr.com/2091/2100073603_70da53eed7.jpg)
[4.補給地や名所を探す]
補給地点としてコンビニをピックアップ出来るようにGoogle Earthの表示を設定します。
Google Earthの「レイヤー」-->「スポット」-->「コンビニ」をチェックすることで、
地図上にコンビニアイコンが表示されます。
![レイヤ](http://farm3.static.flickr.com/2173/2100854694_52eb27f6bd.jpg)
ルート上に適当なコンビニを見つけたら
Google Earth上のコンビニアイコンを右クリック・コピーして、GMM2.exeへ貼り付けていきます。
ちょうど出発地点の堅田駅には「コミュニティ・ストア」なる店があるようです。
ココでとりあえずの食糧補給でもしましょうか
![ポイントコピー](http://farm3.static.flickr.com/2225/2100854614_53ea2e6978.jpg)
コピー&ペーストで、5ヶ所のコンビニと名所旧跡を追加しました。
![ウェイポイント取得](http://farm3.static.flickr.com/2155/2100073643_6d200b3a96.jpg)
地名にあるサークルKや彦根城などの地名は、GoogleEarthから引き継いでくるため
入力の必要はありません。
[5.ポイント検索を行う]
貼り付けたポイント毎に右クリック-->ポイント検索-->「座標変更確認」-->OK
の作業を行います。
![ポイント検索](http://farm3.static.flickr.com/2246/2100073721_b99bb929ca.jpg)
この作業でGoogleEarthからコピー&ペーストしてきたコンビニ等の座標がルートデータにリンクされます。
これによりポイント・ポイント間の累積距離や高度などが再計算され
プロフィールマップ上に表示出来るようにもなります。
「座標変更確認」で表示される距離はそのポイントとGPS上のポイントとのズレです。
![座標変更確認](http://farm3.static.flickr.com/2007/2100073817_49eedbb00f.jpg)
あまり大きなズレだと、目的地が分らない可能性がありますが、
上の例のように「3.76m」程度なら全然問題ないですね。
[6.ポイント検索によってコピー&ペーストしてきたウェイポイントがどうなったかを見てみる]
![座標変更後](http://farm3.static.flickr.com/2214/2100854744_13a121b25d.jpg)
GPSデータの基点である「堅田駅」のコミュニティストアを表示してみると
当然のことながらスタート地点からの累積距離は0Km
同じように「長浜城」を見てみると、スタートから60.67Kmの地点だということが分ります。
![長浜城](http://farm3.static.flickr.com/2166/2100854924_700eed510a.jpg)
「ポイント検索」によりGoogleEarthから取得したポイントとGPSルートから距離を算出しています。
この作業を行わないと、コピー&ペーストしたポイント(ウェイポイント)では距離の項目は空のままです。
Qシートは地名や累積距離、区間距離などが1枚のシートになって出力されます。
合計距離や区間距離は実際に走行するルートで算出しているため、
ポイント間の直線距離で計算しているGPS機器の区間距離より格段に正確な値となっています。
[6.ポイントについて細かい情報を加える]
お好みにより、ポイントについての情報を追加していきます。
ウェイポイントの編集や作成の参考:
GoogleEarthでGPSのウェイポイントを作る
私はサイコンと同時にGPSも使うため、GPS用の編集もあわせて行います。
![ポイント編集](http://farm3.static.flickr.com/2333/2101316087_fe020501cc.jpg)
場所は「長浜城歴史博物館」、GPS地名を「NAGAHAMA」、カテゴリを「城」にしました。
[7.Qシートの出力]
ファイル(F)→ 「Qシート用CSV出力」 を選択します。
クリップボードにCSVで内容が格納されるので、テキストエデッタや表計算などへペーストします。
これをGoogleドキュメントで見ると、冒頭に貼り付けてある画像のようになります。
[8.いろいろ出力]
この時点で、GPS用ウェイポイント、GPS用ルート、Qシート、
Google Earth、Google マップ、プロフィールマップの全ての出力が準備できています。
個別に用意する必要は全くありません!!
後は煮るなり焼くなり.....
----------------
Googleドキュメントによる上記Qシート「琵琶湖一周 Qシート」
GMM2ダウンロード 2007/12/11 GMM2.exe Ver1.0.0.6
「GMM2.exe 開発版のダウンロード用WEBページ」
コースマップにGoogle Eathのデータ(KMZ)を用意しましたが、
コンピュータ上で見た地図だけではどの辺を走ってるのか分らんとの話を聞きました。
今回サイコンを利用する「Qシート」の作成機能を強化しましたので紹介します。
この「Qシート」作成機能自体は以前からありましたが、
バージョンアップにより格段に使えるようになりました。
GPS使いにとっても、GPS機器上で表示されるWayPointの省略地名を
完全な形で確認できるため便利に使えると思います。
[出力サンプル]
CSV形式のため Excelなどの表計算ソフトや Google ドキュメントによる編集が可能
![メニューQシート](http://farm3.static.flickr.com/2338/2102096166_e0cf6e9a9b.jpg)
[参考にしたQシート]
開発の際に参考にしたQシートは「オダックスジャパン(AJ)神奈川」で使われた
「BRM203伊豆200km」、「BRM421沼津400km」です。
色々見てきた中でも読みやすく書かれたQシートだと思います。
GMM2.exe Ver1.0.0.6では こんな感じの「Qシート」(CSV形式)を簡単に作れるようになりました。
例題では「琵琶湖一周」を目的として、コンビニや名所を通過点(ウェイポイント)として作成してみます。
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[1.GPSルートを用意する]
私は琵琶湖を一周したことは無いので、適当な道を知りません。
いつものALPSLAB routeで琵琶湖を検索してみると
JR湖西線の堅田駅をスタートして反時計回りで北湖を一周する「琵琶湖・北湖一周」が見つかりました。
HP:自転車で釣りに行こう
![琵琶湖一周](http://farm3.static.flickr.com/2290/2100854808_58e72950ce.jpg)
このルートをGPXデータとして、ダウンロードします。
[2.GMM2.exeにGPXデータを投入する]
先ほどダウンロードしたデータを放り込みます。
![琵琶湖一周GPX取込み](http://farm3.static.flickr.com/2135/2100073893_d05252dd5b.jpg)
ルート名は特に必要ありませんが「琵琶湖・北湖一周」と入れときました。
[3.KMZファイルを作成して、GoogleEarthで表示」
出力→「GoogleEarth KML(KMZ)出力」を選択して、Google Earth用のKMZファイルを作成します。
Google Eathに作成したKMZファイルを放り込みます。
![KMZ表示](http://farm3.static.flickr.com/2091/2100073603_70da53eed7.jpg)
[4.補給地や名所を探す]
補給地点としてコンビニをピックアップ出来るようにGoogle Earthの表示を設定します。
Google Earthの「レイヤー」-->「スポット」-->「コンビニ」をチェックすることで、
地図上にコンビニアイコンが表示されます。
![レイヤ](http://farm3.static.flickr.com/2173/2100854694_52eb27f6bd.jpg)
ルート上に適当なコンビニを見つけたら
Google Earth上のコンビニアイコンを右クリック・コピーして、GMM2.exeへ貼り付けていきます。
ちょうど出発地点の堅田駅には「コミュニティ・ストア」なる店があるようです。
ココでとりあえずの食糧補給でもしましょうか
![ポイントコピー](http://farm3.static.flickr.com/2225/2100854614_53ea2e6978.jpg)
コピー&ペーストで、5ヶ所のコンビニと名所旧跡を追加しました。
![ウェイポイント取得](http://farm3.static.flickr.com/2155/2100073643_6d200b3a96.jpg)
地名にあるサークルKや彦根城などの地名は、GoogleEarthから引き継いでくるため
入力の必要はありません。
[5.ポイント検索を行う]
貼り付けたポイント毎に右クリック-->ポイント検索-->「座標変更確認」-->OK
の作業を行います。
![ポイント検索](http://farm3.static.flickr.com/2246/2100073721_b99bb929ca.jpg)
この作業でGoogleEarthからコピー&ペーストしてきたコンビニ等の座標がルートデータにリンクされます。
これによりポイント・ポイント間の累積距離や高度などが再計算され
プロフィールマップ上に表示出来るようにもなります。
「座標変更確認」で表示される距離はそのポイントとGPS上のポイントとのズレです。
![座標変更確認](http://farm3.static.flickr.com/2007/2100073817_49eedbb00f.jpg)
あまり大きなズレだと、目的地が分らない可能性がありますが、
上の例のように「3.76m」程度なら全然問題ないですね。
[6.ポイント検索によってコピー&ペーストしてきたウェイポイントがどうなったかを見てみる]
![座標変更後](http://farm3.static.flickr.com/2214/2100854744_13a121b25d.jpg)
GPSデータの基点である「堅田駅」のコミュニティストアを表示してみると
当然のことながらスタート地点からの累積距離は0Km
同じように「長浜城」を見てみると、スタートから60.67Kmの地点だということが分ります。
![長浜城](http://farm3.static.flickr.com/2166/2100854924_700eed510a.jpg)
「ポイント検索」によりGoogleEarthから取得したポイントとGPSルートから距離を算出しています。
この作業を行わないと、コピー&ペーストしたポイント(ウェイポイント)では距離の項目は空のままです。
Qシートは地名や累積距離、区間距離などが1枚のシートになって出力されます。
合計距離や区間距離は実際に走行するルートで算出しているため、
ポイント間の直線距離で計算しているGPS機器の区間距離より格段に正確な値となっています。
[6.ポイントについて細かい情報を加える]
お好みにより、ポイントについての情報を追加していきます。
ウェイポイントの編集や作成の参考:
GoogleEarthでGPSのウェイポイントを作る
私はサイコンと同時にGPSも使うため、GPS用の編集もあわせて行います。
![ポイント編集](http://farm3.static.flickr.com/2333/2101316087_fe020501cc.jpg)
場所は「長浜城歴史博物館」、GPS地名を「NAGAHAMA」、カテゴリを「城」にしました。
[7.Qシートの出力]
ファイル(F)→ 「Qシート用CSV出力」 を選択します。
クリップボードにCSVで内容が格納されるので、テキストエデッタや表計算などへペーストします。
これをGoogleドキュメントで見ると、冒頭に貼り付けてある画像のようになります。
[8.いろいろ出力]
この時点で、GPS用ウェイポイント、GPS用ルート、Qシート、
Google Earth、Google マップ、プロフィールマップの全ての出力が準備できています。
個別に用意する必要は全くありません!!
後は煮るなり焼くなり.....
----------------
Googleドキュメントによる上記Qシート「琵琶湖一周 Qシート」
GMM2ダウンロード 2007/12/11 GMM2.exe Ver1.0.0.6
「GMM2.exe 開発版のダウンロード用WEBページ」