cafe blog-伊豆-

不定期で更新中♪

ヴァンジ彫刻庭園美術館

2006-03-30 | 美術館・博物館


3日間も立て続けに美術話になるとは…。
久しぶりの鑑賞も意外とこの美術館が一番お勧めだったりするのです。

先日行ってきたクレマチスの丘にヴァンジ彫刻庭園美術館というのがあります。

彫刻はあまり観ない方なのですが、ここはいいです。

何が?というと、ヴァンジのために作られた美術館なので
作品の場所や設置方法がかなりこだわっているからです。

入り口はいると広い庭園に点在する作品たち。

この写真の人物もそうです。
彼は「よじのぼる男」で、ほかにも「竹林の男」や「覗き込む男」など
とにかくたくさんいます。

館内に入るとまた別世界で、広い空間は照明が落とされ、スポットに当たって
作品が浮き立ちます。

そこからまた新たな庭園へつづき、白いクレマチスの咲くホワイトガーデンへと
行き着く。


ゆっくりと、のんびりと、天気の良い日だったら最高!
芝生の続く庭園で、ぜひ過ごしていただきたい。

ヴァンジの作品もなかなか楽しめます。

気になるのはヘルメット型の女性の頭と、手足の大きいこと。

写真の彼は歯があまりにもリアルだったので、ついついアップになりました。



*企画展も中にはあり、今回は松江泰治写真展でした。
 とても写真とは思えないその撮影方法に脱帽です!
 いったい1枚撮るのにどれくらいの予算がかかったのでしょうか?




ビュッフェ美術館

2006-03-29 | 美術館・博物館

昨日に引き続き、クレマチスの丘について。

サヴィニャック展をやっていた建物は、ビュッフェ美術館でした。

ビュフェ美術館は、フランスの画家ベルナール・ビュフェ(1928-1999)の
作品のみを収蔵する美術館として、1973年11月25日に開館しました。

約2000点もの所蔵があり、世界一のビュッフェコレクション美術館です。


ベルナール・ビュフェは1928年7月10日、パリ生まれ。
第2次世界大戦勃発後、戦争と孤独と貧窮の中で画家を目指したビュフェ。

彼の作品は痩せている人物、黒・グレーなどの色使い、
静物画に出てくるフォークまで痩せこけていて、暗いイメージがあります。

色の明るさよりも独特な黒い線が目立ち、なんともいえない個性的な作風です。

20歳で批評家賞という権威のある賞を受賞し、一躍有名人になりました。
作品は苦悩と不安に満ち、それは第二次世界大戦の荒廃した時代を具現化したとされ、
“時代の証人画家”と賞賛されました。

晩年の作品には死がテーマになっているものも多く、
観ていると寂しくなってきます。
それでも「これはビュッフェの絵だ!」と人目見て分かるその作風は
素晴らしいです!そして私はとても好きなのです。


1999年、南フランスの自宅で逝去。享年71歳。

晩年はパーキンソン病にかかり、残念ながら自殺という悲しい最後になってしまいました。
館内には若いときからの写真などもたくさん展示してあります。
自画像とは随分と違うような気がしますが、なかなか男前です。


最後に来日したときに残された言葉があります。
「素直な愛情をもって、絵と対話してほしい。
 絵画は、それについて話すものではなく、ただ感じとるものである。
 一つの絵画を判断するには、百分の一秒あれば足りるのです」



彼を感じてみませんか?



レイモン・サヴィニャック展

2006-03-28 | 美術館・博物館

今日は火曜日ですが、どうしても行きたかった
レイモン・サヴィニャック展の最終日!
母には申し訳なかったのですが、お店を任せて
観にいかせていただきました。


場所は沼津よりも少し遠い、長泉町にあるクレマチスの丘
ここは広大な敷地を2箇所に分けて、美術館や庭園、カフェ、ショップなどが
集まっているところです。
名前の通り、クレマチスがたくさん植えられていて、まだ蕾でしたが
そろそろ咲き始めるのではないでしょうか!


今回は企画展でしたので、常設されているビュッフェについては
また明日の分でご紹介しますね。

さて、サヴィニャックはフランスに生まれた広告ポスターを手がけるアーティストで
有名なものでは「牛乳石鹸」Monsavon社やミシュラン、ルノー、エールフランス、
日本では森永チョコレートやサントリー、画廊のポスターなどなど多数あります。

ちょっとばかりユーモアを効かせるそのイラストがなんともいえず人気があります。
原画も古いものが多く、キャンバスではなく直接、木版に描いているのには
驚きました。

もう最終日ということで、ポストカードなどもほとんど売り切れていて、
ほしいものは手に入りませんでしたが、
この美術館は自然光の光がとても多く、広く、ゆったりしていて
気分良く、鑑賞することができました。


ちょっぴりフランス気分!






自然の宝石♪

2006-03-27 | 生物


ソメイヨシノは随分咲きましたよ。
ほぼ満開ってところでしょうか!
これから伊豆高原などで桜祭り開催です。


毎日お散歩してて楽しみの一つが、雑草などの草や花を見ることです。
その中でもかなりのお気に入りが「スギナ」。
どこにでも陽の当たるところだったら生えていますよね。
スギナの子供がツクシです。
これは不思議なのですが、同じ株から生えてきます。
しかしツクシは胞子を出すと、いつのまにか無くなっています。
不思議です……。

朝ちょっと寒かったりする日は、このスギナに水滴がたくさんブル下がっている
のを見ることができます。
これは植物内の水分の調整と言われていますが、小さな穴からでる水分が
水滴となり、キラキラ光ってとても綺麗です。


普通に見るとただの雑草ですが、この自然作用を見るだけでも
かなり楽しめます。

朝のお散歩してみましょう!



こちらのHPは「スギナ」についてとても詳しく紹介してくれていますので
参考までにごらんになってみてください。

空間の楽しみ方!

2006-03-26 | CAFE


今日はうす曇の日曜日になりました。

朝は太陽が出ていたのに、
パンを発酵するときになって曇ってきました。
自然発酵をあきらめ、ストーブ前に生地を移動です……。
焼きたての匂いが漂います。


毎日いろいろなお客様がいらっしゃいます。

どんなすごし方をするかはお客様の自由ですが、
せっかく来たのですから、ゆっくりしていただけると良いのですが……。

最近多いのが「TVに出てたのちょうだい!」という注文。
食べ終わるとトイレに入って、そそくさと帰られます。

もう桜はないけれど、海も川も山も見られるのに……。

ちょっと悲しくなっちゃいますねぇ。


今現在のお客様は鼻歌を歌ってらっしゃいます!
いい感じですよ!


昨日もまだ河津に来たばかりだという若い女性のお客様がいらっしゃいました。
いろいろ話していると、リゾートバイトに来ているとの事で、
今年の夏は伊豆で過ごすそうです。
手荷物の中にはアフリカの楽器を持ち歩いていて、
砂浜で練習したりして……。


ちょっとした出会いも楽しいですよね!


短い時間でも遠くを見たりしてみてはどうでしょうか?


ここに通ってくれた人の話では、視力が良くなり
免許証の眼鏡が取れたそうです。
……ちょっと大げさですが、事実なんですよ!


テラスもそろそろ気持ちよくなってきますので、
1冊本でも持って出かけてみてください!

お待ちしております。








菜の花って美味しい!

2006-03-25 | 
今日の伊豆は良い天気に恵まれています。
休み気分もすっかりなくなり、いつもの日常が戻りました。


そうそう!東京で髪をばっさりと切ってきました。
ず~っとうっとおしいって思っていたのですが、
思い切ってショートカットに久々にしちゃいました。
夏はきっと坊主になってるかもしれません。

髪の色も自然のままにやっとなったと思ったのですが、
意外と黒って重いんですよねぇ。
また色抜いてみようかなぁ、でも痛むしなぁ。

とにかく髪を洗うのが楽になりました!



ちょっと言ってみたかったので……。
桜祭りにあわせて、前年の秋に種まきをしています。
この菜の花たちについて。

祭り期間中お客様に楽しんでいただきたいと思っているにもかかわらず、
残念ならが観光客の数少ない人々は、端から新芽をむしって行きます。

「触ると分かるじゃない?」
「こんなのが美味しいのよ!」
「なんで食べないのかしら!!」


という大声が響きます。


「すみません!ちょっといいですか?」
と声をかけ、
「地元の人間が皆さんに楽しいでもらえるように、
 種から育てているものです。
 まだ祭り期間中なので、採らないでいただけますか?」
と、何度となく声をかけました。

そして心の中で叫んでいます。
「食べない!」んじゃないのよ!
「食べちゃいけない!」の!



しかし、祭りが終わってしまうと、随分と伸びきってしまう菜の花。
もうそろそろ刈り取ってしまいます。
その前に、まだ食べられそうなところをいただいて……。

おひたし、サラダ、そしてパスタ!

多少の苦味と独特な香り、これはまさに春の味!

桜祭りの最後のお楽しみ!ってところでしょうか?





最後の晩餐は!

2006-03-24 | 

お休み最終日は、残念ながら仕入れ帰宅日になった。

最後の晩餐に選んだのは、いつも定休日が同じで行けない
徳造丸本店。

磯定というのを頼んでみました。
お値段2700円ナリ。

お刺身・金目鯛煮付・天ぷら・お味噌汁・き飯・ところてんなど。

ものすご~くお腹一杯になりました。

金目鯛!美味しかったです。

黄飯もならではですよねぇ、くちなしの実で色付けするのですが
癖もなく、お祝い時によく食べられるご飯です。


ご馳走様でした!








吉祥寺といえば!

2006-03-23 | 
今日は東京での2日目。
いつものごとく吉祥寺へ遊びに行く。

これといって特にないのだが、ぶらぶらするには最適な町で
好きな町の片手には入る。

家からバスで1本、都心まで出ることを考えると随分楽できるのがありがたい。


毎度おなじみパルコB2Fリブロに行ってみる。
伊豆では平積みされている本の中から選ぶということができないのだが、
見ながらチョイスできるというのは本屋の醍醐味だと思う。
読んでみたい本は山のようにあるのだが、
今回は最近気になっているイスラム教について知りたかったので、
そんな特集の組まれているものを買ってみた。

今年の海外はどこへいこうか?
ず~っと気になっていたイスラム圏の国へ行ってみたい。
エジプト?アラブ?ブルネイ?トルコ?イラン?モロッコ?
どこも行ってみたい。

宗教の人口分布図なども載っていたが、キリスト教についで多いのが
このイスラム教。
意外と少ないのが仏教。
自分に宗教観があまりになさ過ぎるので、海外に行ったときに
いろいろ考えるようにしている。



最後にいつも長蛇の列で諦めていた、メンチカツを買うために並んでみた。
ほぼ35分で順番が来て、手には熱々のメンチカツが…。

これが最高に美味しい!

余熱で中まで火を入れるので、5分は我慢しなくてはならない。

1個160円、5個以上だと1個120円になる。

並んでも食べたいと思うよなぁ、これじゃぁ。






今日その4

2006-03-22 | 

夜は友人と食事をし、
ちょっと遅めのお買い物。

なんとまだコージーコーナーが開いてました。

東京はこれから桜の季節なんですよねぇ。

参考までに桜のデザートをいろいろ買ってみましたよ!


今日は食べすぎたなぁ。

明日はちょっと控えめにしないとなぁ。


そんな1日も盛りだくさんでそろそろ休みます……。



今日その3

2006-03-22 | CAFE


こんなにジューシーにあぶられていますよ!

スモークとはいえ、いわゆる燻製にしてしまうと水分が無くなってしまうので、
短時間の強火でスモークします。

皮めからね!

基本ですね!


 
そんなこんなで数時間を費やし、なんとか4キロの鶏肉を仕上げました。




今日その2

2006-03-22 | CAFE


休みとはいえ、やることは沢山あるのです!

墓参りの後は、鶏肉を仕入れに行き、
帰ってきてからコールマンに炭を入れ、火をつけます。

そう!当店自慢のスモークチキンの仕込みです。


写真のコールマンは2代目。
実は前のやつのが使いやすかったらしい…(父曰く)、
これは火の調整がなかなか難しいのです。

鶏肉に塩胡椒を振り、しばらく置きます。

さて次はスモークしてる場面を…。



今日その1

2006-03-22 | その他

今日から3日間お休みをいただいております。


今朝は東京にいます。
お彼岸ということもあり、朝一で墓参りに行きました。

さすがにこの時期だけあり、ほとんどのお墓には新鮮なお花が
沢山手向けられていました。

芝墓地の広々したこの霊園は自然豊かで、桜もとても多いので有名です。
しかしまだまだつぼみは硬かった……。

今日もずいぶんと人がいましたが、昨日はものすご~い人だったんだと
想像できます。

沈丁花の匂いが漂っていました。
大好きなんです、この香り。


コラーゲン納豆!

2006-03-21 | 

今日はお彼岸です。
皆様お墓参りはお済でしょうか?


すっかり雰囲気は春になりましたねぇ。
風が強いのも春の特徴なのでしょうか?
明日から3日間お休みをいただきます。
ご了承ください。


今現在もやっているWBCはどうなっているのでしょうか?
ただいま9回1点差です。
すごい試合になりました!


今日はコメント欄で盛り上がっている話を…。

納豆好きな私は、「おかめ納豆」が大好き。
なんとその納豆にコラーゲンが入っているものを開発したそうな。
そんなタカノフーズは女性陣の活躍によりこの商品ができたそうです。

先日お客さまより差し入れしていただき、初物をいただきました。
パッケージは薄ピンクでコラーゲンってなぜかピンクのイメージなの?
タレの中にもコラーゲンが入っている。
そして1パックで1日分のコラーゲンが摂取できるんだそうです。

こんな優れものなかなかないですよ!

味は……美味い!!!!
気のせいかねばねばがまろやかで、のど越しが良いです。
味もいいですねぇ。

近所のスーパーにはまだ置いていないので、
アッチッチさん!Aokiに置いてくれるように言ってもらえませんか?

そして食物繊維入りというのもあるらしい。
これは1パックでレタス2個分の食物繊維。
なんて効率的なんでしょうか?


今年は納豆でダイエットかなぁ~?


メゾン・ド・ヒミコを観た。

2006-03-19 | 映画

薄ピンクの可憐な花(ソメイヨシノ)が咲き始めた。

川岸には昔、多くのソメイヨシノがあったそうだが、
河津桜を植えるためにほとんどが伐採されてしまった。
ちょうど店の前に1本だけ大きな木がある。
これからしばらくは楽しめそう!


先日、友人からDVDを借りた。
ず~っと気になっていた映画だったので、とても楽しみにしていた。
なかなか邦画はみないけれど、面白かった!


メゾン・ド・ヒミコ


出演者もかなりの個性派揃いで良かったです。


幸せってなんでしょうか?
どのような状況が幸せなのか?

最近良く考えるようになりました。

結局は自己満足なんだろうけど…、
そのときには感じられなかったりするのかも。

何年か経ってみて、初めて「あ~幸せだったのね!」って
思うような気がする。

嫌なことも、辛い事も、案外「幸せ」の部類に入っていることもある。

なるべく「幸せ」を感じる部分を敏感にしていたいものだ。


音楽は細野晴臣さん。
とても素敵でした。


こんな老人ホーム、実際にあるのだろうか?
きっとどこかにあるのだろう……。





ギュスターヴ・モロー美術館

2006-03-17 | 美術館・博物館
桜吹雪もそろそろ散り終わり、青々とした葉が生え揃ってきました。

久しぶりに美術館の思い出を…。

なかなか絵画を見に行けない毎日で、
活字を読んだりしているとついつい思い出しているのが、
ギュスターヴ・モロー美術館なのです。

なぜなのでしょうか?

モロー美術館は自宅アトリエがそのまま寄贈されて美術館になっています。
入り口にはフランス国旗、パリにある歴史ある建物のひとつです。

入るとすぐ左側にはポストカードや画集などを売っていて、
そこでチケットを購入します。
少し大きめのバッグを持っていた私は、かわいらしい受付のおばあさまから
鍵を受け取り、鉄格子のような手荷物入れに荷物を入れました。

まだ初夏だったのにもかかわらず、館内は午後の日差しを浴びて
とても暑くなっていました。

壁はピンク色、そこに無数の油彩が掛けられています。
そして壁際などにあった引き出しにはそれこそ数えられないデッサンの数々。
何時間あっても見切れません。

美しい螺旋階段。

鑑賞客も少なく、「コツコツ」と革靴の足音が響く。

蒸し暑い……。

幻想的な絵画に囲まれて、ついつい自分も不思議の国へ。


そんな時間を過ごせる美術館です。





*ぜひこの館内にあるトイレに行ってみてください。
 当時の生活を少しだけ垣間見ることができます。