築35年になる住宅をリフォーム工事中です。
予定では手を付けるはずがなかった、2階の押入。
何年か前に結露対策で、石膏ボードを2枚重ねにされたそう。
たった、と言ってはいけませんが、25ミリ幅が狭くなったことで、
お布団の端っこが持ち上がって、どうにも気に入らないとのことで、
この機会に、ボードを剥がすことになりました。
もちろん、結露対策もしなくてはいけないので、
手間はかかりますが、中棚もいったん外して、
壁の中の断熱材も調整することにしたのですが・・・。
剥がしてビックリ、断熱材を包んでいる紙が焦げていました。
単純に消費電力の高い家電製品を使われたのではないかと推測。
だんだんに温かくなっていくのだそう。(電気設計者・談)
危うく火事を起こしていたかも・・・で、お客様もビックリ!
断熱材を包んでいるのが、紙ってところも年代を感じる訳ですが、
35年間のいつ、起きたのかもわからないわけでして・・・。
加えて、押入に配線していることも、考えにくいことでもありまして・・・。
今回のリフォームを施工をしている工事会社の社長も初めて見たそうです。
原因は不明のままですが、「怪我の功名」とでも申しましょうか・・・。
大きな電流が流れると思われる家電製品を使うとわかっているところは、
専用回線にする、それに見合った太い電線を使用するなど、
設計時には毎度行っていることですが、その重要性を改めて感じました。
調べたところ、タコ足配線や延長コードの使用、電線を束ねて使うことも
発熱が起こって、電気火災の原因になるそうです。
使い方にも注意が必要ですね。
@ふると
コンセント部分の埃が原因の発火もあるしねぇ。
断熱材が紙に包まれているのも、
ビフォーアフターで見たことないぞう!
こういう断熱材もあるのね。
電気工事屋さん曰く、「古い建物ではよく見ます」だって。
お話をまとめると、負荷がかかり過ぎて発熱するのだそう。
今日、聞いてきた話を追記しますね。
グラスウール自体は、その名のとおりガラス繊維なので、一応不燃材なのですが、それでも火はつくことがありまして、くすぶって、次々広がると聞いています。
いったん火がつくと気づきにくく、なのでオッカナイそうです。