やっとこさ、梅雨明けましたね。でも今日の岐阜はどんより曇り空。
レバノン情勢が泥沼の様相を呈してきた。
http://news.bbc.co.uk/2/hi/middle_east/5229932.stm
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20060731-00000000-san-int
空爆された建物は民間人60人が暮らしてた建物で、空爆された時はほぼ全員が寝ていたらしい。イスラエルのオルメルト首相は、空爆で民間人の犠牲者が出たことについて「事前に住民に警告を与え、退避を呼びかけた。市民を狙った攻撃ではない」と言っているらしいが、夜中に軍事施設ではない一般の建物を爆撃しておいて、その言い方はないだろう。建物の下にはまだ遺体が残っている状態らしい。
子供が37人も犠牲になった。こういう報道で子供が犠牲になる話を聞くとき一番心が痛む。
僕が帰国した頃は、イスラエルとパレスチナの関係が少し良好になりつつあり、中東もしばらく落ち着くかなぁと思っていた。でも今度はレバノン。なかなか落ち着かない。
以前雑誌かなにかに、パレスチナの女性の言葉が載っていた。
「私たちは隣人を選べない。隣人がどんな人であろうとうまくやっていかなければならない。」
僕たちの生活もそう。隣人といがみあっていては、隣人と殺し合っていれば、平穏な生活は絶対にない。イスラエルはパレスチナ、アラブ諸国という隣人と、アラブ諸国はイスラエルという隣人とうまくやっていかなければ平和は必ず訪れないだろう。かれらにとってそれがどれほど難しいことかは、こんな僕でもわかる。でも今の状態では憎しみの連鎖、暴力の連鎖は途絶えることはない。ヒズボラもイスラエルももうやめよう。これ以上悲しい連鎖を広げることをしてはいけない。国連が力を発揮して良い方向に進むといい。
コンゴ民主共和国(旧ザイール)では初めて民主的な大統領選挙と議会選挙が行われた。おそらく現職のカビラ大統領が当選するだろう。東部や北部では内戦の影響で難民となっている人も多い。タンザニア西部にあったUNHCRの施設にはコンゴ民主共和国から逃れてきた人がたくさんいた。危険な母国にいるよりは安全ではあるだろう。しかし広くない敷地で、外にも出られず毎日暮らす日々はどんなものだろうか。公平に開票されて、国が落ち着くのを祈るばかり。
誰もが故郷で平和に暮らせる日が一刻も早く訪れることを祈る。