板東しょうごの「ふるさと三木に帰れる町に!」

一度三木から離れた若者が、ふるさとに帰ろうとしても、仕事がないから帰れない。若者がふるさと三木に帰ってこれる町にしたい!

2013年度の三木市議会の構成が決まりました

2013-05-14 13:52:35 | 市政報告
臨時議会が終了しました。

三木市議会の構成が決まりました。

議 長 永尾隆保
副議長 加岳井茂

議会運営委員会
安居圭一(※委員長)
西山博文(※副委員長)
大眉均
清地秀美
初田稔
穂積豊彦
内藤博史
(※オブザーバーとして議長・副議長が出席)

総務建設常任委員会
 立石豊子(※委員長)
 泉雄太(※副委員長)
 大西秀樹
 板東聖悟
 加岳井茂
 永尾隆保
 中尾司郎
 清地秀美
 藤本幸作

民生産業常任委員会
 西山博文(※委員長)
 初田稔(※副委員長)
 大眉均
 武田篤美
 松原久美子
 安居圭一
 穂積豊彦
 堀元子
 内藤博史


監査委員
 立石豊子

播磨内陸医務事務組合議会議員
 西山博文
 初田稔

北播磨総合医療センター企業団議会議員
 大西秀樹
 清地秀美
 西山博文
 泉雄太
 内藤博史

兵庫県後期高齢者医療広域連合議会議員
 大眉均 

広報みき5月号の直通バスの記事について

2013-05-08 19:30:21 | その他
広報みき5月号の特集は統合病院と統合病院への直通バスについての記事が載っています。これまでにも統合病院への直通バスについて何度か触れてきましたが、その後浮き彫りになった問題点と今回の広報みき5月号の内容に即して考えていきたいと思います。

直通バスが必要だと言われる方のお話を聞くと「今は車があるけど車に乗れんようになったらどうやって病院に行ったらいいか不安。」という声をよく聞きます。統合病院へ行くのは便利になります。しかし、車に乗れなくなった人の外出先は統合病院だけなのかそのことについても考える必要があると思います。


そもそも直通バスを走らせるようになった経緯ですが当初統合病院の交通計画はみっきぃバスと神鉄市場駅からのシャトルバスを計画していました。一部の市民の方から現市民病院よりも遠くなるという批判があったようです。そのことから現市民病院より同じか早く到着出来る方法を考えたのが直通バスの考え方です。各地区の公民館から新病院へ「概ね30分で到着出来る」というのが今でも売り文句です。

私は12月議会の討論で、「この時点で市民の方に今の病院より良い病院が出来るので10分遠くなるのは我慢してほしいというべきではなかったか」という旨の発言をしました。三木市の公共交通政策がおかしくなったのはこの時点だと私は思っています。

各地区での説明会を重ねる中で再診受付機の話があり、公民館の中に設置と言っていたものがバスの中にも設置することになりました。

停車場所も当初公民館のみという話から公民館までどのようにして行くのかという意見から各に一つ程度の停留所を設置していきました。また、当初5ルートだったものがどんどん増えていき現在9ルートに増えています。


次に直通バスの問題点について上げます。①②は広報みきについてです。

①直通バスの利用見込みの数には無理があります。

直通バス利用想定人数の問題ですが、広報みきによると直通バス利用見込みは1日252人です。H23年3月に出された資料では利用想定人数は151人です。見舞客と直通バスのルート数を増やすことで約100人利用見込みを増やしたことになります。私にはルートを増やす口実に利用想定数を増やしたとしか考えられません。


②直通バスを走らせると約9億円病院経営がプラスるという説明は無茶があります。

広報みきによると直通バスを利用する患者が216人でそのうち約2割が入院に結びつくと想定しています。そのことで約14.7億円の収入があり、利益率が60%で9億になるというのです。外来患者の2割が入院するという統計があるのだと思いますがそれを直通バス利用者にまで入れていいのか疑問です。

100歩譲たとして、直通バスが運行することで新たに患者となる方の見込みが50%というのもどこに根拠があるのかわかりません。

直通バスにより利用者が増えることは期待できますが、経営の立場で考えた時、バスのルートを増やせば患者もどんどん増えるというのは安易な考えだと思います。


③直通バスは統合病院にしか行きません。

「車に乗れんようになったら・・・」という不安は勿論ですがそのような状態になったとき統合病院には行けますがそれ以外のところはどうやって行けばいいでしょうか?買物やお友達に会いに行くのにこの直通バスは利用できません。

「車に乗れんようになったら・・・」車より時間は少しかかっても誰でも何処でも移動出来る公共交通体系をつくる必要があるのではないでしょうか。


④直通バスは最寄りの停留所には留まりません。

公民館以外にもに1カ所程度停車することになりました。しかし、今ある最寄りのバス停には留まりません。多くの方が指定されたバス停まで歩いて行く必要があります。足の不自由な人はどのようにして直通バスの停留所まで行きけばいいのでしょうか。

広報みき5月号(※P6一番下の段落)によると『「自宅~バス停」までの間を住民同士が助け合い、マイカーでとボランティア送迎する仕組みについても今後検討を加えていきます。』とあります。つまり「車に乗れんようになったら・・・」という人が直通バスにそのまま乗れるものではないことを当局も認めた内容だと思います。

これって、『福祉バス』と言えるのでしょうか?




前のビラにも書いていますが私たちは同じように2億5千万円を使うなら以下5点の政策で統合病院へのアクセスを充実させることにこそお金を使うべきだと考えています。

①樫山駅からのシャトルバスの計画を早く示す。
②神戸電鉄の駅までの公共交通を充実させる。
③神戸電鉄の運賃助成とせめて1時間に2本へ復活させる。
④近くに駅のない地域は路線バスを充実させる。
⑤「体の不自由な人」にはドアツードアの対策を取る。


30分で統合病院に行くバスよりも、少し目的地まで時間がかかっても近くの停留所に留まって30分ごとに乗るバスがある方がよっぽど便利ではないでしょうか?


毎日の買物やお友達のところへ行ったりしないでしょうか。その時、今の市内を走る路線バス・みっきぃバス、神戸電鉄を利用して車より少し時間はかかるけど行くことが出来るまちづくりをすすめる必要があるのではないでしょうか。

それにしても、今回の広報みきをみて新しい統合病院の経営は大丈夫なのかなと思ったのは私だけでしょうか。