TREK&RIDE

山と自転車!

今更日記~北海道ツーリングレポート(1日目)

2006-10-31 | 自転車
週が明けて平々凡々な日々。
特に話題もないので、少し前の旅行記を書きます。
ブログネタは鮮度が一番!なのかどうか分かりませんが、今さら9月の旅行記は気が抜けていますね。

-------------------------------------------------------------------------


昨年は飛行機輪行でロードのフロントフォークを破損し、ロードで北海道激走する夢は断たれた。そのリベンジを果たすべく、今年は大事に大事にデローザ君を車に積んでフェリーで北海道に再上陸。
ロードで走れるだけ走ったろう!が今回の旅の目的だ。


9月15日。敦賀から苫小牧に向けて出航。
海はキラキラ。胸はワクワク。



20時30苫小牧上陸。日高町から日勝峠を越えて鹿追町の道の駅まで車を走らせて仮眠。翌日の目標は十勝岳望岳台まで。美馬牛回りで帰ると300キロ近くになるかな…ドキドキ。


9月16日。
朝、寝坊。暗いうちから走り出す予定が既に空は白み始めている。結局5時スタート。気温は12度くらいでかなり寒い。
朝靄の畑作地帯を屈足経由で狩勝峠へ。広い路肩を軽快に登って峠に立つ。期待した十勝平原の景色は曇りがちだった。



樹海峠を越えてその先、西達布を右折して麓郷をめざす。
周囲には富良野チックな畑が広がり心が躍る。でも山間部に入ると羆が出そうで怖い。



麓郷の交差点に到着。朝も早いので観光客はいなくて静かな佇まい。スーパーからダンボール箱を抱えたつららさんが出て来そう。
あんまりゆっくりもしてはいられないので…
各ポイントで記念撮影。麓郷の森は今回はパス。







麓郷からは前富良野岳山麓を回って、斜線道路を上富良野方面へ走る。所々交差点に交通整理のスタッフが立っている。立て看板には「自転車競技のため交通規制」の文字が。今日はツールド北海道が富良野にやってくるらしい。「へぇ~」っと思いながら十勝岳温泉に向けて登り始める。登っている途中でまた看板を発見。なんとこの道がレースのコースになっているみたい。10時30分から交通規制と書いてあるが、選手がこっちに向かって来るのか、後ろから追ってくるのかも分からない。なんとか規制がかかるまでの1時間内に十勝岳温泉に上がらねば!途中で止められないかドキドキしながら一人ヒルクライムレースに。
10時30分前。ギリギリ時間内に吹上温泉への交差点に到着。スタッフに聞けば10分もすれば選手が走ってくると言う。ロードレース生観戦なんてなかなか見られないのでここで待つことにしたのだが、

…待っても待っても選手は来ない。
…待ってる間に山はガス。
…でもここまで待ったらレースも見たい。


キタァーッ!40分待ってやっと来た。

レース観戦のおかげですっかりタイムロス(省)。
しかも凌雲閣に上がってもカミホロ方面は見えず(涙)。
紅葉まつり会場のカミホロ荘でオバサマがカラオケで「夜桜お七」を絶叫するのをサシで聞きながら焼きそばを食べたいたら12時に。
思い出の望岳台は諦めて今日のところは上富へ下ることにしよう。

富良野盆地内は今日のレースコースを看板に従って走ってみる。
富良野からは山部経由で芦別岳にご挨拶、と思ったら芦別は雲にお隠れになりました。



山部への道で向かい風の影響もあって一気に体力消耗。山部に着いたのが13時50分。ここから鹿追までまだ90キロ近くあるのに。狩勝登り返しがうらめしい…

セイコーマートをエイドステーションにしながら、もがく。

落合を過ぎて狩勝峠まであと数キロに迫り調子が上がってきたところで、パーン!
白煙を上げで空気が抜けてゆく。パンク。
チューブを交換するが、CO2ボンベ充填に1本目失敗。アターッ!
2本目、これに失敗すると大変なことになるのだが…無事充填。
しかしタイヤはザックリ傷ついているので再パンクの恐れがある。もう一度パンクしたら一巻の終わり。

良く分からないけどスピードを出したらパンクしそうな気がしてソロリソロリと走る。狩勝峠に着くと雨が落ちてきた。

下りも30キロ以上は出さないようにソロリソロリ。屈足あたりですっかり暗くなってしまいライトを点灯。18時20分にようやく道の駅に着いたときには本当にホッとした。

この日の走行記録
 距  離  248.1キロ
 実走時間  12時間13分
 平均時速   24.2キロ


さて、この日のお宿は根室。友人のお家までもうひと踏ん張り。
到着がすっかり遅くなって迷惑かけてしまいましたが、北海道の旬の幸をテーブルいっぱい揃えて迎えていただきました。乾杯~!


最新の画像もっと見る

5 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
そういうことだったのねー (yohdy)
2006-11-01 19:31:43
あの日のbunちゃんの激走ぶりがよく分かりました。ほんとにお疲れだったねぇ~。いやいやいや、無事に着いてくれて、いがった、いがった。
レポート、二日目・三日目も期待しちょります!
Unknown (だい)
2006-11-01 21:44:56
いやあ、またまた長文のレポート、楽しませてもらいました。「スーパーからダンボール箱を抱えたつららさんが出て来そう」には笑ってしまったよ。早朝の麓郷でそんなことを考えている人は、後にも先にもbunちゃんただ一人だよ、絶対。各ポイントで記念撮影というのも、わからない人にとっては、「何の各ポイント?」となりそうだし。
ツール・ド・北海道のレース写真、スピード感ある描写だね。bunちゃんも速いけど、やっぱり、あの人たちも速いの?
それにしても、一ヶ月以上も前のことを、よくもまあ詳細に覚えてるね。それだけ思い出深いツーリングだったのかな? このあとも期待してるね!
Unknown (bun)
2006-11-02 00:03:29
>yohdyさん
最高のおもてなしをいただいてありがとうございました。
料理がおいしくて最高でした。

>だいちゃん
いやいや、みんないろいろ想像してると思うよ。
人っ気のない麓郷はテレビの中そのもの。
バス停の陰からみどりちゃんが出できそうだもの。

プロ・実業団選手は比べ物になりません。速いの?っつうか同じ人間なの?ってレベル…
Unknown (TOKKEN)
2006-11-03 00:04:28
峠込みで250km走行とはタフですな。
十勝岳温泉の13%の登りはきつかったんじゃない?
昔、オンボロ三菱ミラージュであの坂を登った時、パワーがなくて渋滞を作ってしまったことがある。
ロードレーサーで北海道を走るのって気持ちいいんだろうね。
麓郷でしっかりとポイントを押さえるところはさすが!
Unknown (bun)
2006-11-04 22:29:00
>だいちゃん
ポイントは分かる人には分かるみたいです。そもそもレベル1です。

>TOKKENさん
三菱ミラージュ懐かしいな。樽前の林道でドリフトしそうになって味わった恐怖感はいまも忘れない。

コメントを投稿