2010年5月22日 白馬鑓ヶ岳
シーズン最後は富士山の予定だったが、歩行が予想される富士山よりも残雪豊富な猿倉の方が快適に楽しめるだろう、というとで2週続けて猿倉へ。
朝4時過ぎに出発。1週間で随分雪が消えてしまった。林道はしばらく担ぎ、鑓温泉への尾根の取りつきもヤブっぽいので長走沢経由とする。
朝から気温が高く、足元の雪は既に緩んでいる。
小日向のコルまで上がると白馬鑓の雪の状況が確認できる。
真っ先に目をやるのは中央ルンゼ。
前週の新雪コンディションから1週間経過して雨も降った。
しかし、予想以上にまだコンディションは良いようだ。
ノドより下部は雪が汚れているので落石が想定されるが雨溝はさほど発達していない。
これなら…今日は中央ルンゼに挑戦してみることになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/99/cc87540e4f710b21923a252056d57c76.jpg)
白馬鑓ヶ岳中央ルンゼ(下山時撮影)
鑓温泉コースは後続なく静かにハイクアップ。
11時25分。白馬鑓ヶ岳山頂。
猿倉から7時間30分、akemiさん念願の初登頂です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/af/e3ea20c4347e6e3e6bda5e93a6b22ef5.jpg)
山頂では雷鳥カップルのお出迎えがあった。
記念撮影をして☆yaさんと僕は中央ルンゼ滑降へ。
少し緊張するが山頂からのドロップは先週練習したので怖くない。
この日、午前中曇天だったおかげで雪質はとても良い。
上部斜面は斜度も適度で幅も広く、素晴らしいロケーションの中で滑走を楽しめる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a2/3fe56a95d08122f720085738c94ece7a.jpg)
上部は超快適
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/75/d0bdc379475de5809a0baeebdf485021.jpg)
斜度もナカナカパラダイス
ここだけなら中央ルンゼ最高だぜ、といったところだ。
そして、快適斜面は終わり…ノドへと進んでゆく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/1b/e564e196994fdf7f319f0f7af237ba2d.jpg)
ここからは落石、転倒に注意が必要となる。
一番不安だったノドの幅は5mは確保されて十分ターンはできる。
雨溝も1本のみで、これは避けてターンすれば問題なかった。
このあたりから雪面には10㎝クラスの落石がいっぱい。
時々ガリッ、ガリッと石を踏む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/1c/51512792cb279670fbb7bd7787c1b49e.jpg)
ノドを通過した先は、険悪な雰囲気。
上部からの落石に注意しつつ、滑走中はいかに石を踏まずにターンするかだが…
そこらじゅう落石だらけでどうにもならん。
これでも今日は状況が良い方だ!というが…ガリガリゴリゴリ板鳴りっぱなし。
途中から、もうヤケクソで岩の上を滑る。
狭いルンゼを抜けたところで右手鑓温泉方向へ大きくトラバースして中央ルンゼ滑降終了。
緊張感から解放される。
達成感とか征服感などという感情ではなく、無事に通過できてありがとうございますという気持ち…
鑓温泉に着いて板を脱ぐと…オーマイガーッ!!滑走面がめくれてるわ、小岩ブッ刺さってるわ、エッジがびがびだわ…ショック大。
ATOMICで来るべきだったか…いまさら後悔しても仕方ない。
温泉に入る頃にはまた気持ちよい晴天となっていた。
先週の賑わいとは一転、閑散としていてゆったりまったり。
これでホントの板納会。
名残惜しむように、このひと時を楽しんでからのんびり下山。
この1週間で山麓の緑は一気に山を駆け上がり、猿倉のあたりはブナが勢いよく芽吹き始めていた。
シーズン最後にこの息吹を胸一杯吸いこんだら、楽しかった山スキーシーズンも終わりです。
自然とこみ上げる感謝の意で山に一礼して板を脱いだ。
シーズン最後は富士山の予定だったが、歩行が予想される富士山よりも残雪豊富な猿倉の方が快適に楽しめるだろう、というとで2週続けて猿倉へ。
朝4時過ぎに出発。1週間で随分雪が消えてしまった。林道はしばらく担ぎ、鑓温泉への尾根の取りつきもヤブっぽいので長走沢経由とする。
朝から気温が高く、足元の雪は既に緩んでいる。
小日向のコルまで上がると白馬鑓の雪の状況が確認できる。
真っ先に目をやるのは中央ルンゼ。
前週の新雪コンディションから1週間経過して雨も降った。
しかし、予想以上にまだコンディションは良いようだ。
ノドより下部は雪が汚れているので落石が想定されるが雨溝はさほど発達していない。
これなら…今日は中央ルンゼに挑戦してみることになった。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/27/99/cc87540e4f710b21923a252056d57c76.jpg)
白馬鑓ヶ岳中央ルンゼ(下山時撮影)
鑓温泉コースは後続なく静かにハイクアップ。
11時25分。白馬鑓ヶ岳山頂。
猿倉から7時間30分、akemiさん念願の初登頂です。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/12/af/e3ea20c4347e6e3e6bda5e93a6b22ef5.jpg)
山頂では雷鳥カップルのお出迎えがあった。
記念撮影をして☆yaさんと僕は中央ルンゼ滑降へ。
少し緊張するが山頂からのドロップは先週練習したので怖くない。
この日、午前中曇天だったおかげで雪質はとても良い。
上部斜面は斜度も適度で幅も広く、素晴らしいロケーションの中で滑走を楽しめる。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/05/a2/3fe56a95d08122f720085738c94ece7a.jpg)
上部は超快適
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/4b/75/d0bdc379475de5809a0baeebdf485021.jpg)
斜度もナカナカパラダイス
ここだけなら中央ルンゼ最高だぜ、といったところだ。
そして、快適斜面は終わり…ノドへと進んでゆく。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/58/1b/e564e196994fdf7f319f0f7af237ba2d.jpg)
ここからは落石、転倒に注意が必要となる。
一番不安だったノドの幅は5mは確保されて十分ターンはできる。
雨溝も1本のみで、これは避けてターンすれば問題なかった。
このあたりから雪面には10㎝クラスの落石がいっぱい。
時々ガリッ、ガリッと石を踏む。
![](https://blogimg.goo.ne.jp/user_image/56/1c/51512792cb279670fbb7bd7787c1b49e.jpg)
ノドを通過した先は、険悪な雰囲気。
上部からの落石に注意しつつ、滑走中はいかに石を踏まずにターンするかだが…
そこらじゅう落石だらけでどうにもならん。
これでも今日は状況が良い方だ!というが…ガリガリゴリゴリ板鳴りっぱなし。
途中から、もうヤケクソで岩の上を滑る。
狭いルンゼを抜けたところで右手鑓温泉方向へ大きくトラバースして中央ルンゼ滑降終了。
緊張感から解放される。
達成感とか征服感などという感情ではなく、無事に通過できてありがとうございますという気持ち…
鑓温泉に着いて板を脱ぐと…オーマイガーッ!!滑走面がめくれてるわ、小岩ブッ刺さってるわ、エッジがびがびだわ…ショック大。
ATOMICで来るべきだったか…いまさら後悔しても仕方ない。
温泉に入る頃にはまた気持ちよい晴天となっていた。
先週の賑わいとは一転、閑散としていてゆったりまったり。
これでホントの板納会。
名残惜しむように、このひと時を楽しんでからのんびり下山。
この1週間で山麓の緑は一気に山を駆け上がり、猿倉のあたりはブナが勢いよく芽吹き始めていた。
シーズン最後にこの息吹を胸一杯吸いこんだら、楽しかった山スキーシーズンも終わりです。
自然とこみ上げる感謝の意で山に一礼して板を脱いだ。
akemiさんも登頂できて本当に良かったですね。
それにしてもわずか1週間で状況ってかわっちゃうんですねぇ。
私は昨日二号雪渓滑ってきました。
意外にもあっさりエントリーに成功できて気が緩んだのか、雪に埋もれてた石(岩?)を踏んでブチコケてちょっと危なかったです(^^;)
上部はとても雪質がよく、快適に滑降を楽しめました。
問題はノドより先…ミンゴ先生が滑走された時のイメージが残っていてGUN板を持ち込みましたが甘かった。滑走面見て大泣きです。
ミンゴ先生はやはり二号雪渓でしたか。連続制覇凄い勢いですね。
僕は二号雪渓には絶対行かんゾ、と自分に言い聞かせていますが(怖すぎるので…)、やっぱ良かったですか??
お二人に助けていただいてやっと頂上にあがることができました。
いつも助けていただいて、そしてすっごい滑りを見せてくれてありがとうございます。
山に感謝、よーっくわかります。
私もbunさんと☆さん、山に感謝です。
来期もよろしくです
毎回到達点が上昇し、遂にやりましたね。
2週続けて鑓温泉に入る人も珍しいのでは…さすが○○○○。
来シーズンもよろしくお願いします。
来シーズンは二号雪渓でしょう。
ホッシーは温泉ツアーには必ず行きます。
またよろしゅう。
中央ルンゼなんてヘ○タ○ルートには絶対行かんゾと思っていましたが…行っちゃいました。
二号雪渓なんて一生行かんゾ、と思っていましたが…昨日もマジマジと上部を眺めている自分が。
アカンアカン。いずれにしても研鑽積んでまいりますので、来シーズンもまた鑓温泉でまったりしましょう。
ロードの季節もよろしくです。
ホッシーさんが言っていたとおり、エントリーだけでした。
さすがにちょっと怖かったですが、思い切って飛び込んでみると特に難しくも感じませんでした。
スキーを楽しむなら中央ルンゼよりおススメです(^^)/
以前、二号雪渓を覗きこんだ時に「ここは一生縁のない世界だな」と思いました。
最近ちょっと興味が出てきて「10年計画で挑戦できればええな~」と考えてました。
中央ルンゼ、二号雪渓とあっさり連破してしまうミンゴ先生はやっぱ凄いです。相当の腕前なんでしょうね(怖)。