ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

徳光さんの涙。

2006年09月04日 | blog

つまり徳光さんは、リテラシーが高すぎるんである。
リテラシーとは違うな。読み取り能力とでも言うべきか。

状況のなかから、経験に照らして、
勝手に苦労を創造して、
背景をふくらましてすごさを補完して、

そんで泣いちゃうんである。

歳とともに、涙もろくなるというのは、そういうことだとおもう。

経験を重ね、引き出しが深く厚くなり、
あらゆるピンチや困難を、
その経験データベースを駆使して生きてきた、
企業戦士の徳光さんのようなおじさんは、
だから「親父ギャグ」を連発しちゃうんである。

生き残りの進化の過程で、
「事象-経験の連想回路」が発達したんですね。

親父ギャグは、ベタ=短絡さが「おかしみ」だけれど、
でも、そういう短絡で笑かされるのは、
フリチンで笑かす子供のようで、
おかしいけど、恥ずかしくて、うっとうしい。

「在る」ことがらを、型にはめず、決めつけず、
ありのままに受け入れることは、むつかしいね。

なんつって。

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1 コメント

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Unknown (k.t)
2006-09-05 08:16:06
“わかったようなことを云う”なんつって。

そういうのも十分、けっこう“うっとうしい”かも。

なんつって。
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