ポエトリー・デザイン

インハウスデザイナーが思う、日々の機微。

泡立てネット。

2008年06月30日 | blog

天使、じゃないですよ。
クリオネ、でもないです。

糸井重里Daringがホメているのを読んで、アマゾンでポチッとしてみました。

わたしは風呂場ではせっけんしか使わないのですが、たしかに!もっちりと泡立ちます。
きめの細かい、しっかりと「固い」泡がたつのですね。
その固さに触れると、どきっとするほどです。すごい。

すごいすごいー、と泡立てながら、でもこれは、小学校の水道の蛇口にぶらさがってた、「冷凍みかん」の赤いネットに入ったせっけんとおんなじだよなぁ、ともおもいました。あの、赤いネットに入ったせっけんは、たしかに泡立ちが良かった。それを地道に、網の目のパターンとか抗菌ナンチャラとかで、改良した結果なのだとおもいます。

ま、それにしても。

たかだか「せっけんを泡立てる」という行為だけなのに、これがあるとないとで、結果があまりにもちがう。
小さい。せつないくらい小さいことだけれど、でも確実なうれしさが、お風呂のたびにあるのです。



メガネコード。

2008年06月29日 | blog

左の純正ケーブルが、2.5メートルで、111グラム。
右のケーブルが、0.2メートルで、26グラム。
85グラムの軽量化です。

ノートパソコン軽量化の投資対効果としては、けっこうパフォーマンス高いです。って小さいわ!小さすぎ!!


IDEE、Grip Car。

2008年06月28日 | blog


ニコタマのイデーでこやつが目に留り、わりあいリーズナブルだったので(2500円)、そのまま連れて帰ってしまいました。
クルマのオモチャだとおもいます。タイアがあって、白い目(ライト)と赤い目(テールライト)があって。それは、クルマでしょう。クルマですよね。でも、あまりにもてきとうです。

レジにて「これ、ナマエというか、商品名はあるんですか」

「クルマ、ですけれど…」

「いやまぁ、クルマでしょうね。うん」

「ええと(値札をよくみる)…グリップ・カーと…」

「ああああ、グリップ・カーね!」



なっとくです。グリップ+カー。
グリップ・カーて!
なんて、てきとうなんだ!


妻は「バナナカー」と名付けました。
あははは。たしかに。バナナじゃ。

メイド・イン・エストニア。
エストニアって、すいませんどこですか。



不慣れ。

2008年06月27日 | blog

インハウスデザイナーでもう10年上やってますけれど、デザイナーの前に会社員であるので、会社的な仕事の内容は、徐々に変わってゆくのですね。

デザインのことは四六時中考え続けてきたので、しんどいことがあっても、そんなにツラくはならないのですが(しんどいけどね)、デザイン以外のことは、ツラくなるときがあります。やっぱり、いままでやってこなかったし、深くかんがえてもいなかったからね。

ひとつは、お金のこと。でもこれは、だいぶ慣れた。流れと仕組みが理解できれば、あとは事務手続きですから。

もうひとつは、人事的なこと。
そういうことを。人事とか評価とか育成とか管理とかを、じぶんで云々するなんてことは、かんがえたこともなかったわけです。いま、あなたの上司があなたにしていることを、あなたにとっているその態度を、自分が誰かにする。という状態を、想像できますか?彼らは、水面下ではじつにさまざまなシガラミのパラメータによって、あれこれとジャッジを下しています。そんなことに、じぶんが関わることになろうとは。。。現場の担当者が、じぶんの仕事をじっとみているように、上司は「あなた」をじっとみています。じっと。

Specification。

2008年06月26日 | blog

デザインをデザインたらしめているひとつの要素、アートとの違いと言ってもいいかな、それは「仕様化」ということです。
「仕様化」によって、デザインの表現をエンジニアと共有することで、絵に描いた餅?から、実際のプロダクトになってゆく。

これがハードデザインであれば、図面あるいは3次元データと、材質、カラー、テクスチャーなどの指示になるんですが。
画面デザインの場合は、グラフィックのデータとパーツと、それらの組み合わせや挙動をまとめた仕様書、というものになります。おおざっぱにいうと。

しかし、これがねぇ。
仕様化というのはすごく大事な作業なんですが、こればっか追求していると、クリエイティビティが下がる。

逆に、すこしはじけたことをしようとすると、今度は仕様の精度が甘くなるんですね。

一見次元が違うハナシなんですけど、ふりむけるエネルギーというか、集中力の総量は変わらないので、じつはおなじ天秤にのっている。

クリエイティビティの部分と、作業というか仕様化の部分の「比率」って、仮にハードデザインでは1:1だとしたら、画面デザインは1:10とか、1:30とか、場合によってはもっとかなぁ。ものによるけど。だからどうしても、用心深くなりがちで、心配性のひとが多いんです。

でも仕様化というのは、回を重ねてゆくと洗練されてゆく。
クリエイティビティのほうは、回を重ねればいいというわけでもないので、やっぱりそっちを重視してゆきたいなぁ。と、おもうんですよねぇ。

いろいろデザイン。

2008年06月24日 | blog

きょうは仕事で、いろいろなデザインのプレゼンテーションを見る機会がありました。
いろいろな、デザイン。

わかっちゃいるのですが、デザインって幅広いですねー。

振り返ってきょうのわたしの仕事は、作業のスケジュール調整、技術的用件と視認性/実用性のバランスの見極めの検討、仕様書の読み合わせ、打ち合わせのスケジュール調整、すっきり感と意味性のバランスについて思い入れと整合性を整理、難しい意味合いのアイコンのためのモチーフの模索、戦略的な知財方針の確認、オフィスの机とパーテーションの手配、ジグの手配と確認、商品性の方針の再確認、展開のスケジュール調整、検討課題の共有化と宿題の提示、依頼のメール、お礼のメール、感謝のメール、突っ込みのメール、進捗のスケジュール調整、人事に関するシリアスなミーティング、カット割りとカメラワークとタイミングの調整。

でした。

いやぁ、デザインって、幅広いなぁ。


CITIZEN。

2008年06月23日 | blog

「駅の時計」とか、公共の時計といえば、SEIKO。
みたいなことになってますけど、なんとなく。

いや、それはもう、OBのあの人とかナントカソート的なナニ良品とか、D&ナニナニとかの、ナニよ。だから、たまたまよね。

ま、それはともかくね。

このシチズンの、じつにシャープなことよ。
このシチズンの、じつにシャープなことよね。

お役所の壁に、きょうもシャキーンと光るのことよ。
誰も気に留めずとも、シャキーンと光るのことよ。


Docomo、USBケーブル。

2008年06月21日 | blog

充電機能をON/OFFできるスイッチのついた、USB接続ケーブルです。
このねぇ、この、太いところね。

必要な要素に対して、最小公約数的に頂点を結んだ結果というのは、わからんでもないですが、
金型起こすんだったら、もう一歩踏み込んだ何かがなかったかと…

いや、言うのは簡単です。